メンテナンス
モーターサイクルの性能維持に必要な消耗部品の定期交換をお勧めいたします。純正部品の交換及び車両の整備はヤマハ販売店にご依頼ください。
日常点検
ドライブチェーンとスプロケットは目視で消耗状態や損傷が点検できます。ドライブチェーンの伸び状態の判断が難しい場合は測定して確認する必要があります。 ドライブチェーンの消耗は走行条件により異なるため、交換時期はドライブチェーンの状態を見て判断します。リンクの破損や硬直が見られた場合、ドライブチェーン伸びが限界に達した場合、ドライブチェーンを交換する必要があります。
たるみ量調整
ドライブチェーンが伸びてプレートとピンの結合部分がガタついていないか、余分なたるみが発生していないかを点検します。たるみ量は車種毎に適正値が異なるので各車種の取扱説明書を参考に、スイングアームの下部分を指で押して調べます。たるみ量が規定値を超えていた場合は、スイングアームのアジャスターでドライブチェーンを張り直します。
クリーニング
ドライブチェーンは雨などの水分が直接付着するため汚れやすく、高温になることから錆びも発生しやすいため、ドライブチェーンのクリーニングはチェーンクリーナーを使用し、クリーニング後にはチェーンオイルで潤滑油を補充します。チェーンクリーナーとチェーンオイルはシールチェーン用とノンシールチェーン用が分かれているため注意してください。
スプロケットの摩耗点検
スプロケットの歯が消耗し、細く尖っていないかを点検します。消耗はドライブスプロケットよりドリブンスプロケットの方が激しく、歯が1/4ほど消耗していたらスプロケットを交換します。その際は、ドライブスプロケット、ドリブンスプロケット、ドライブチェーンをセットで交換してください。
定期点検項目表
部品 | 整備方法 | 走行距離 | |||||
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ドライブチェーン | チェーンのたるみ、アライメントと状態を確認 | 800km毎および、オートバイの洗車後や雨中の走行後 | |||||
チェーンの調整および、 Oリングチェーンオイルを満遍なく注油する |
※点検整備方法は該当モデルの取扱説明書をご覧ください。