エンジンに適合したオイルフィルター

モーターサイクルの性能維持に必要な消耗部品の定期交換をお勧めいたします。純正部品の交換及び車両の整備はヤマハ販売店にご依頼ください。

ヤマハ発動機は、オイルフィルターを開発するにあたり、エンジンとの適合を確認しています。ヤマハモーターサイクルにとって、純正オイルフィルターのみが信頼して使用できるオイルフィルターです。

オイルフィルター開発の要求

オイルフィルターを開発する際、エンジン設計や使用環境などの要求を満たさなければなりません。様々な要求に対して最適化されたものが、純正オイルフィルターです。

オイルフィルターに流れ込んだ汚れたエンジンオイルは、フィルターを通過することで不純物が取り除かれ、オイル出口から再びエンジン内に送られます。

エンジンオイルはオイルポンプによりエンジン内部を循環します。トランスミッション、ピストン&シリンダー、シリンダーヘッド、クラッチ、オイルクーラーなどを循環して汚れ、オイルフィルターがエンジンオイルのごみをろ過します。

エンジンオイルのごみをろ過するのでオイルフィルターは汚れます。オイルフィルターのろ過能力が限界に達すると、エンジンオイルは汚れたままエンジン内部を循環します。

■清浄分散作用によるエンジンオイルの汚れ
エンジンオイルは、エンジン内部に生成されるススや金属摩耗粉などをオイル中に取り込み、エンジン内部をクリーンに保ちます。

■防錆作用によるエンジンオイルの劣化
エンジンオイルはエンジン内部の金属面に付着し、金属面を錆や腐蝕から保護します。混合気に含まれる水分、空気、酸からエンジン内部を守ります。

■エンジンの熱によるエンジンオイルの劣化
エンジンオイルは高温になったピストンとシリンダーの隙間に入り込んで潤滑します。そのため、次第に焼けて徐々に劣化し黒く変色します。