脇田漁港フィッシャリーナ(福岡県北九州市)
北九州市の漁業と共存する新たな海洋性レクリエーション拠点
北九州市の漁業と共存する新たな海洋性レクリエーション拠点
本施設は、漁業活動の円滑化・生産性の向上に向けて、漁業活動と海洋レジャーとのトラブルを防止し、漁村と都市住民との交流を図り、新たな海洋レクリエーション拠点を創出する目的で整備されました。
所在地 | 福岡県北九州市若松区(Google map) | 用途 | プレジャーボート用、ビジター用係留施設 |
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保管隻数 | 9mクラス108隻(第1期整備) | 浮桟橋係留 | 鋼管杭ガイド装置による係留 |
係船方法 | 係船ビーム(Yブーム)9m | 附帯設備 | 連絡橋、ビジターバース3m幅浮桟橋 |
供用開始 | 平成24年11月 | 事業者 | 福岡県北九州市 |
Yブーム
環境、景観、経済性、利便性が高くさらに設置後の船舶のサイズ変化に容易に対応できるフレキシビリティの高いYブームが採用されました。建設コストの低減と限られたスペースでの最大隻数の保管に威力を発揮しています。
杭部用Yブーム
杭部用Yブームは、Yブームの外力がパイルガイドへ影響しない構造であり、また杭部のデッドスペースを解消するとともにボートが杭へ接触するのを防止しています。
パイルガイド
鋼管杭に浮桟橋を係留するための3点式パイルガイドは、3個のローラーで効率良くしっかりと浮桟橋を保持し、かつ潮位変化にもスムーズに対応します。ローラーの材質は杭の防食材を傷めることの少ないゴム製ローラーを使用しています。杭径900mmまで対応できます。
浮桟橋(ピアステージII)、人工木材デッキ仕様
浮桟橋は、幅2.0mのアルミフレーム桟橋です。桟橋デッキ(板)は、腐食が無く経年劣化が少なく、リサイクル可能な人工木材を採用し、メンテナンス費の軽減を図っています。人工木材は天然木材(ハードウッド)に比べ、濡れた時の摩擦係数が大きく、すべりにくい素材です。なお、樹脂素材により発生しやすい静電気を除去する機能も設けています。
連絡橋
アルミ製で腐食に強い連絡橋です。ローラーにより潮の干満に対応します。ビジターバース仕様では、利用者の安全性向上のため、床板面に滑り止め舗装を施してあります。
救命ラダー
船舶や浮桟橋からの落水者が簡単に桟橋に上がるための緊急用のタラップです。カキなどの付着を防ぐため、通常はデッキ下部に収納されています。
D型防舷材
係留艇の浮桟橋への衝突を和らげる白いゴム製のD型防舷材を設置しました。ボートへのダメージを緩衝するだけでなく、浮桟橋本体へのダメージ軽減にも役立ちます。
クロスビット
脇田漁港フィッシャリーナでは、浮桟橋側の係船索の固定用に従来のアルミ製クリートから、利用者の慣習を考慮してステンレス製のクロスビットを採用しています。
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