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弾性係留索

浮桟橋(ポンツーン)などの各種係船設備から、弾性係留索の特長をご紹介します。

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ELASTIC MOORING ROPE

弾性係留索の特長

浮桟橋、養殖イケス、定置網、浮標など、多様な用途に対応可能

潮の満ち引きや波浪時などの水位変化に柔軟に対応できる基本性能を備えており、安全性・コスト削減・施工短縮・環境・景観を考えた施工対応が可能です。

弾性係留索

弾性係留索とは

弾性係留索とは、特殊高弾性ゴム芯を高強度繊維で補強した伸縮性の高い係留索(ロープ)です。弾性係留索を使用した浮体構造物の固定方法は、従来のアンカーと係留索(チェーン、ロープ)による係留固定方法に比べ、波浪時の係留索に作用する衝撃の緩和や急激な水位変化を吸収する性能が優れています。また、係留固定されている浮体構造物および係留索の損傷を軽減できることと、水平移動を抑えることができることが最大の利点です。

弾性係留索

本体が弾力性のある特殊ゴムでできており、設置状態においては、干潮時・満潮時ともに規定の張力をもたせ、浮桟橋の移動量を規制しています。このため、横風・波・海流・船の接岸などの外力が加わった場合でも浮桟橋の横揺れは最小限に抑えられます。また、桟橋や船にかかる衝撃も吸収できるため、桟橋や船の保護の役割も果たします。さらに、水深が深い所や水底地盤が悪い所では、特に杭方式に比べ、工事費および設置期間の削減が可能になり、トータルコストの削減を実現します。また、暫定係留施設など、将来的に移設が必要な施設において有効なシステムです。

構造・素材

高弾性ゴム芯を高強度アラミド繊維で補強し、その周囲を耐候性ゴム等で補強した構造の弾性係留索です。エネルギー蓄積能力が高いことが特長の弾性係留索は、通常の使用状態はもちろん異常荷重がかかった時にも柔軟に伸縮して荷重を吸収し、復元します。また設計に応じて1本から10連まで組合せ自在な構造です。

構造・素材

メカニズム

【常用範囲内】
ゴムが変形して元に戻ろうとする力(ゴム弾性)により、引張り反力を発生します。

【常用範囲を超えた場合】
アラミド繊維層は内側の芯ゴムを締め始めます。この締め付け力により芯ゴムの圧力が上昇していきます。圧力の上昇した芯ゴム層は変形しながらエネルギーを蓄積すると共にアラミド繊維層を内側から大きな圧力で押し拡げます。この押し拡げの力により、アラミド繊維層には大きな縮み方向の力(引張り反力)が発生します。これが1インチ(約 25mm)の太さで7,000N以上の設計破断強度を発生させるメカニズムです。

※波浪や風などにより常用範囲を超える外力を受けても、短時間あるいは周期的に変動する力であれば復元します
※実際の破断荷重は10,000N/本を超えますが、設計では安全をみて破断荷重の70%で設定し、風や波の外力に応じて必要本数を組合わせて使用します

設置について

弾性係留索設置図

水位の変化によらず、弾性係留索が常に緊張状態(引っ張られている)になるように設置します。
水位の変化に応じて、浮力と釣り合うよう弾性係留索の反力が発生するため、常に浮体が安定します。また、図のように斜め方向の反力も発生するため、上下と同時に左右方向の反力が発生し、浮体は水平方向にも安定します。

弾性係留索

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