横浜ベイサイドマリーナ上下架桟橋(神奈川県横浜市)
稼働中のマリーナで、既存施設を利用したリニューアル
稼働中のマリーナで、既存施設を利用したリニューアル
開業以来17年が経過し、浮桟橋の老朽化による乾舷低下と安定性が問題となり、リニューアルされました。既設のH鋼ガイドと杭をそのまま利用した浮桟橋は、安全性と作業性の両方の向上を図っています。
所在地 | 神奈川県横浜市金沢区(Google map) | 用途 | 上下架用桟橋 |
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浮桟橋係留 | H鋼ガイドによる係留(既設のH鋼ガイドを使用) | 附帯設備 | 可変式階段、救命ラダー |
供用開始 | 平成25年5月 | 事業者 | 横浜ベイサイドマリーナ株式会社 |
浮桟橋(ピアステージII)、人工木材デッキ仕様
桟橋デッキ(板)は、腐食がなく経年劣化が少なく、リサイクル可能な人工木材を採用し、メンテナンス費の軽減を図っています。人工木材は天然木材(ハードウッド)に比べ、濡れた時の摩擦係数が大きく、すべりにくい素材です。なお、樹脂素材により発生しやすい静電気を除去する機能も設けています。
H鋼ガイド装置(標準型/薄型)
H鋼材を用いて護岸部に平行に浮桟橋を据え付けるガイド装置です。本施設は標準型と薄型、2種類のH鋼ガイドを使用しました。本体はすっきりとしたデザインのアルミ合金構造で耐腐食性能に優れています。浮桟橋との接合にはラバージョイントを介し、船舶衝突による耐衝撃性能も高めています。上下の潮位変化にスムーズに追随することできます。
パイルガイド
杭ローラーへ指などの挟み込みを防ぐために、ローラーは桟橋内部に収納し、桟橋の内側に杭を配置することにより、桟橋の側面を最大限活用できます。
張出デッキ
60cmの主桟橋と既設の上下架施設の間に、H鋼ガイドの幅に合わせ張出デッキを設置しました。デッキ部分は人工木材を使用しています。
救命ラダー
作業者の安全確保のために上下架桟橋にも設置されています。収納式で貝類の付着もなく、船舶の係留にも邪魔になりません。
防舷材、ドックフェンダー
作業中の船の傷、損傷防止のために標準の防舷材に加え大型のドックフェンダーが設置されています。
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