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100年後に豊かな海を残すには?

海にはCO2を吸収し、生命を育む「森」がある。浜名湖での藻場再生を起点に、100年先も豊かな海を育む。

の背景

近年、気候変動の影響により、海洋環境が大きく変化しています。特に深刻な問題の一つが、海の二酸化炭素吸収に重要な役割を果たす海中植物の減少です。海中の二酸化炭素濃度が上昇すると、海洋の酸性化が進行し、サンゴ礁やプランクトン、貝類といった生物の生存が脅かされる状況となっています。

ヤマハ発動機は、海の恩恵を長年受けてきた企業として、自然環境を回復の軌道に乗せる責任があると考えています。そのためには、生物多様性の損失を食い止め、反転させる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」を実現し、豊かな海を次世代に残していく必要があります。

この考えのもと私たちが注目したのが、当社が以前から関わりのある海での藻場の再生プロジェクトです。藻場は「海の森」とも呼ばれ、多様な海洋生物の生息地となるだけでなく、CO2を吸収する重要な役割も担っています。その第一歩として、地元の浜名湖での活動を開始しました。この取り組みを通じて、海の生態系を守りながら、脱炭素に貢献したいと考えています。

私たちは現在、海草の一種である「アマモ」の再生に取り組んでいますが、このプロジェクトには複数の課題があります。例えば、アマモの自然界での発芽率はわずか5%と非常に低く、播種のための種子準備に多大な労力を要します。さらに、海洋にまつわる多くのステークホルダーとの合意形成にも相当な時間がかかります。

これらの課題を乗り越え、目標の実現に向けて粘り強く取り組んでいきます。


目指す成果

  • ・100年後に豊かな海を残す
  • ・海の生態系バランスを保ち、自然資本の持続性を確保
  • ・生態系サービスを基盤とした安定した未来の創造

今後検討していきたいこと

  • 提供価値の定量化
  • 社会へのインパクトの試算

今後は提供価値の数値化や社会的インパクトの試算など、プロジェクト効果の見える化に取り組んでいます。直近の課題はありませんが、プロジェクトの主旨に共感いただける方は、お気軽にご連絡ください。


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