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今月のJW女子(2019年8月)

ヤマハ車椅子用電動ユニット(JWX-1 PLUS+)を使用されている増井祐美さんにお話を伺いました。

今月のJW女子 8月

ヤマハのJWにした決め手!

“YAMAHA”って有名なブランド名で安心だったから。
今の車椅子は、2台目の電動です。最初は17歳・高校3年生の時でした。それまでは手動車椅子でしたが、自立への第一歩として、電動車椅子を使い始めました。確か、車椅子用電動ユニット「JWX-1」を装着した完成車「JWアクティブ」だったんじゃないかな。
今年の2月に作り直すことになって、今までのJWが操作しやすく快適だったので、迷わずそのままJWに。ただ、人と同じはイヤだったし、「身体に合った車椅子に乗った方がいいよ」という業者の方のアドバイスに従って、今回は完成車ではなく、自分専用の車椅子に「JWX-1 PLUS+」のユニットをつけたのです。

ヤマハのJWで気に入っているところ

  • ・使いやすさ
    以前よりもジョイスティックが、自分の思い通りに、いっそう操作しやすい感じです。小回りも利くし、液晶画面になってバッテリーの残量をパーセンテージで表示してくれるのも分かりやすく、大変助かります。 また、人混みでは手動で使用していますので、クラッチレバーで電動・手動を簡単に切り替えられるのは嬉しいですね。
  • ・格納できる自走用操作部
    仕事でも食事に出かけた先でも、机やテーブルに近づけて、とっても便利。また、フットサポートを跳ね上げや取り外しができるので、足元に棒が付いているようなテーブルでも近くに寄れるんですよ。
  • ・自走用操作部にUSB電源ポートがあるところ
    いつでもスマートフォンが充電できるので、安心感があります。
  • ・身体に合った車椅子に装着可能
    以前の完成車「JWアクティブ」では身体が左に傾きがちでした。今は、腰あて・脇あてをつけてもらった自分の症状にあった車椅子なので、姿勢保持でき快適です。
  • ・転倒防止バー出し忘れお知らせ機能(介助者視点:ご主人談)
    キャスターの位置がよく、折りたたまずとも、少々の段差であれば乗り越えられます。たまに折りたたむからこそ、戻すのを忘れるんですよね。その“うっかり”を防いでくれてホント安心です。
  • ・車に乗せやすい(介助者視点:ご主人談)
    バッテリーもフットサポートもサッと取り外し、そのまま(折りたたまずとも)車に詰め込めるので、ラクですよ。

ヤマハのJWで改善して欲しいところ

  • ・コンパクトでハイパワーなバッテリーが欲しい
    リチウムイオンバッテリーはもちがいいけど重そう。ニッケルを使っていますが、今でも予備バッテリーと交換するのは一苦労するんです。少しでもコンパクトで、軽くて、長持ちのバッテリーになるといいな。
  • ・被視認性の向上(介助者視点:ご主人談)
    JWに乗るとアクティブになるので、暗くなってからの使用も少なくありません。自衛策として、前後とも車の運転席から見える位置に反射シールを貼りました。横断時など、サイドから見られた時に目立つよう、スポークにリフレクターが標準装備されるといいですね。

メッセージ

手動車椅子の頃は、外出がおっくうで、学校との往復だけの日々でした。JWに乗り換えてから、好きな時に好きなところに行け、行動範囲がグンと広がりました。人混みがあんなにイヤだったのに、渋谷にもライブにもどんどん出かけ、今は横浜まで電車で毎日通勤していますし、JWにすることで変われましたね。
また色んな人との出会いがあり、人との繋がりが生まれ、世界が広がりました。1年ほどのお付き合いを経て、この6月に入籍したばかりなのですが、JWでなければ、主人と巡り会えていなかったかもしれません(笑)。
おそらく一般就労を考えもしなかったと思います。電動車椅子にしてがんばって働いているという先輩方の姿が励みになったので、今度は活き活きと生活している私の姿が、電動にするか悩んでいる人の背中を押せればいいなと思います。
例えば、障がいがあってもこんなことも、あんなこともできる!とみんなを勇気づけたいと思って、NPO法人チャレンジド・フェスティバル(チャレフェス)の活動をしています。19年2月のJW女子杉崎さんと同じ活動です!電動車椅子にしたことで、世界が広がり、チャレフェスにも出会えて、活動できることに感謝しています。

最初は不安でいっぱいのはず。でも、車椅子の人が社会にどんどん出ていくことで、みんなに車椅子の人のことを知ってもらい、車椅子の不便さを解消し、世の中のバリアフリーを進めるきっかけになればとも思います。

そうそう、電動だと片手で操作できるから、空いた手で友達や主人と手が繋げるんですよ(笑)。

来月のJW女子を紹介してください!

来月のJW女子は、さやか sanを紹介します。

撮影協力:
カフェ六月園 (KAFE 6 GATUEN)
〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野6-13-8
電話:042-741-1602

週替わりのランチメニューを始め、自家製ベーコンに手作りソースのパスタ、人気のガパオライス、そして小麦粉からこだわった焼きたてパンケーキなど、バラエティに富んだメニューが並ぶ、木の温もりに溢れるカフェ。店内を彩る山の写真は全て登山好きのオーナーさんによるもの。
店名のKAFEはスカンディナビア語の表記から。

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