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テクノロジー

ヤマハ汎用エンジンが誇るテクノロジーをご紹介します。

オフセットシリンダー

オフセットシリンダー採用によるフリクションロスの大幅低減とエンジンの高出力化に成功。軽量ピストンの採用により、パワーロスを減らし、同時に振動と騒音を軽減しました。

半球型燃焼室

燃焼効率を高めるには素早い燃焼速度が必要となります。MZ250/MZ300/MX360/MX400に採用した半球型燃焼室は、コンパクトなサイズとその形状により、プラグからの火炎伝播の距離が短く、未燃焼ガスが残りにくいため、燃焼速度が向上。その結果、燃費効率を向上させることができました。

燃焼室形状の違い

バルブ挟み角

半球型の燃焼室形状を成立させるため吸気・排気バルブに22度の挟み角を設けました。これと連動して吸気ポート形状も調整。燃焼室内にスワールを作りながら素早い燃焼を促進し、燃焼効率、燃費向上を達成しています。

点火時期

半球型燃焼室の変更により、従来比で燃焼速度がアップしているため点火時期を変更。従来の「BTDC23°」から「BTDC20°」に変更しました。これによりアメリカのEPA PhaseⅢおよびCARB Tier Ⅲ排出ガス規制値をクリアすることが可能になりました。

新吸入口採用エアクリーナー (サイレントセミドライシリーズのみ)

MZ250/MZ300ともに、エア吸入口をエンジン熱の影響が少なく、ダスト多く含んだエアを吸いにくいボックス上方に配置した新エアクリーナーを採用しました。またフィルター材質も最適化しダスト吸い込みを最小限に抑え、燃費向上、整備性向上を達成しました。 ※旧MZ250/MZ300比

エアクリーナーの違い

コンパクト設計 [MZ300]

MZ300は、これまでMZ360とほぼ共通サイズでしたが、本モデルでは様々な点からコンパクト化に取り組み、MZ250と共通サイズを実現しました。まずシリンダー角は、従来の前傾28度を22度に変更し、より寝かせ全高を抑えました。同時に、スカート部を含めたピストン形状変更、コンロッド長(110㎜→102㎜に短縮)の最適設計を施し、ヘッド方向の寸法を抑えました。加えてヘッドまわりのスペース効率を見直し、ヘッドカバー内のブリーザ室に挟み角をつけることで全幅を抑えました。また、リコイルに冷却風を取り入るための孔を2方面に設けて薄型化に成功したほか、エアクリーナーのコンパクト化に努めるとともに、最高出力は従来と同等を維持しました。

新旧MZ300の重量比較

新旧MZ300のサイズ比較

米国向には米国環境規制に適合した燃料キャップを設定

1時間あたりの燃料消費量比較

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