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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

モビリティサービスビジネス(MSB)

MSB部 社員インタビュー 篠原貴志さん

モビリティ産業のダイナミックな変革に、その「創り手」として立ち会いたい。

多様な仲間たちと共に、
チームで仕事を創成する喜び

「3日も一緒に昼メシを食べたら、誰もがみんなヤマハ発動機の仲間だよ。
社歴が長いとか短いとか、今日からはもう関係ない。よろしく!」

35歳で転職してヤマハ発動機の一員になった時、席を並べた同僚からかけられた言葉です。あれから5年が経ちますが、あらためて振り返ってみると、MSB部はまさに「誰もがみんなヤマハの仲間」を地でいく集団だと実感します。
多様な人材がチームを組んで働くこの職場では、一人ひとりが個性的なビジネスパーソンとして尊重されています。この会社で何年働いてきたのかではなく、常に「何を見て、どう感じ、どんな行動を起こしていくのか」が問われ、それが心理的安全性やチャレンジ精神のベースになっているとも感じています。

転校や転職など、既存の組織やコミュニティに飛び込んでいく時には、ある意味、勇気が求められます。私も子どもの頃に転校した経験がありますが、大きな不安を感じる一方で、異質な世界に飛び込んでいくチャレンジを楽しんでもいました。すでにでき上がっているコミュニティに自分をすんなり溶け込ませていくために、まわりをじっくり観察し、試行錯誤して、時には環境のほうに自分を適合させていったりもしました。もしかしたら、そうした経験が新しいコミュニティ、新しい文化、新しい市場に飛び込んでいくために必要なスキルを育んでくれたのかもしれませんね。

「グローバルな感覚を持った日本人」――。さまざまな国から集まった同僚たちは、私をそう評価してくれているようです。私自身も、多様なバックグラウンドを持った人たちと連携し、チームで仕事を創り上げながら、互いの信頼を深め合えるような人間になりたいと願っています。MSB部はそうした職業観を体現できるフィールドだと感じています。

モビリティサービスの開発に
「本気」を感じて転職を決意

「多様なバックグラウンドを持つ仲間たちと連携し、チームで信頼を築くことが仕事の喜び」と篠原さん
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前職では、化学メーカーでアメリカ市場の開拓を担っていました。プッシュ型のマーケティングを仕掛けては、門前払いを受けたことも一度や二度ではありません。それでも野心を抱いて、リアルなビジネスの現場で壮大なゲームを楽しむように仕事に励んでいました。
そんなある日、「モビリティが変わる」というトピックに出会いました。MaaSという言葉にも頻繁に接するようになり、モビリティはサービスの業態に移行されるだろうという提言が広がっていました。モビリティというとても大きな産業の変革期に、当事者としてその場に立ち会い、また創り手として汗を流すのはきっと刺激的だろうという考えを持つようになりました。

「多様なバックグラウンドを持つ仲間たちと連携し、チームで信頼を築くことが仕事の喜び」と篠原さん
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未経験の業種・職種ながら、「これまでのビジネススキルが活かせるし、自分には向いている」と実感
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転職先としてヤマハ発動機を選んだのは、モビリティサービスの開発に向けた「本気」を強く感じたからです。
わずか1年の間に多くの人材を獲得していた実績からもそれを感じましたし、モビリティサービスを成長戦略の一つと位置づける経営層からの明確なコミットもありました。会社が発するそうしたエネルギーを、私もワクワクした気持ちで受け止めたことを覚えています。また、経験を問わず、さまざまなスキルを持った人材をオープンに迎え入れたいという大らかなスタンスが見えたのも、私がヤマハ発動機でチャレンジしたいと決心した背景の一つでした。

実際に働いてみて感じるのは、「失敗は仕方ない。しかし、諦めることなく挑戦を続けよう」という前向きな文化です。もちろんその寛容性に甘えているわけではありません。私たちの取り組みは既存事業による収益をリソースとするチャレンジですから、大きな責任を背負っていること、そして必ず結果を出すんだという思いを忘れてはならないと思っています。
私たちには、同じ志を持って世界から集まった魅力的かつ多様な仲間がいます。市場で奮闘する現地の皆さんも含めて、彼らとともに志を成就させたい、新しい価値、新しい世界を創り出したいという思いも、私にとって大きなモチベーションの一つです。

未経験の業種・職種ながら、「これまでのビジネススキルが活かせるし、自分には向いている」と実感
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綿密に、そして地道に泥臭く
働きがいにあふれた日々

自分の足で市場を訪れ、その姿をじっくり観察し、事業の可能性を検討しながら知見を増やしていく
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入社してまず取り組んだのは、新規事業の企画でした。ソフトウェアの開発や営業戦略の立案などに携わりましたが、結果的には思い描いていた成果を得ることはできませんでした。仮説やアイデアを携えて現地に足を運んでみたものの、そこには想像とはまったく異なる光景が広がっていました。
しかし、ゼロからイチを生み出す開拓の仕事は、こうしたこともしばしば起こります。市場をじっくり観察し、会話を重ね、自分の身体に吸収しながら知見を増やしていく。そうした毎日は、うまくいかないことも含めて働きがいにあふれていました。

自分の足で市場を訪れ、その姿をじっくり観察し、事業の可能性を検討しながら知見を増やしていく
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篠原さんも設立に奮闘した、インドの現地法人MBSI。その設立2周年記念の式典で
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インドの現地法人MBSIの起ち上げにも参加しました。具体的には、市場調査や採算性の検証、パートナー候補の選定やその業態の理解、さらには現地スタートアップ企業への出資や会社設立業務等を行いました。いま振り返っても驚くほどのスピードで、膨大な量の検討~決断~行動を繰り返し、なんとか会社設立に漕ぎつけたという印象です。目が回るような多忙な日々でしたが、それを乗り越えたことで、自分の成長曲線が加速したという実感を持っています。 その後、インドに3年間駐在して、設立したばかりの会社のオペレーションに汗を流しました。地道に積み上げ、綿密に戦略を練り、泥臭いところを泥臭くしっかり詰めていく作業の繰り返しです。はじめの1年半はがむしゃらに走り、残りの1年半はプロセスの強化に取り組みました。

現在はコロンビアで新たなプロジェクトをスタートさせています。数日間から1か月ほどの出張を繰り返して、顧客ニーズや事業パートナーの探索、現地法人との調整や採算性のシミュレーションなどを進めています。コロンビアは、ヤマハブランドのプレゼンスが非常に高い市場でもありますので、そうした基盤も活用しながらビジネスをかたちづくっていきたいと思います。

篠原さんも設立に奮闘した、インドの現地法人MBSI。その設立2周年記念の式典で
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「3日も一緒に昼メシ食べたら、みんなヤマハ発動機の仲間」――。

それは「多様なバックグラウンドを持った人たちとの連携」、そして「チームで仕事を創り上げ、信頼を築く」という私の志向にも通ずる価値観です。
私自身、経験のない新たな業種・職種へのチャレンジに少なからず不安もありました。しかし実際に働いてみると、これまで培ってきたビジネススキルを活かせることが少なくないと感じています。新規事業開発の仕事は、イメージより泥臭かったり、地道だったりということもありますが、ポジティブな思考を持った人なら幅広い機会に巡り合えるはずです。少なくとも私自身は「向いている」と感じています。

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