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ヤマハマリーナ沼津(静岡県沼津市)

波高が大きい厳しい条件の中で実現した安全性の高い施設

波高が大きい厳しい条件の中で実現した安全性の高い施設

平成元年設立のヤマハマリーナ沼津は、富士山を望む内浦湾に面し、温暖な海域で、四季折々のマリンスポーツが楽しめるマリーナです。開業以来20年が経過した旧浮桟橋と給油桟橋を、弾性係留索方式のアルミ浮桟橋(ポンツーン)施設にリニューアルし、安全性・利便性の向上と係留隻数の増大を計画しました。

所在地 静岡県沼津市江浦(Google mapnew window 用途 プレジャーボート用一時係留施設
保管隻数 海上一時係留:16隻、陸上:70隻 浮桟橋係留 弾性係留索による係留、H鋼ガイド装置による係留
係船方法 補助桟橋(2シップ1バース) 附帯設備   給油桟橋、連絡橋(非常時吊上げ式)、可変階段、渡り橋、給電給水設備、救命タラップ(収納式)、揚降用クレーン
供用開始  平成元年開業(※旧ヤマハマリンピア沼津)平成21年1月(桟橋リニューアル) 事業者 マリコム東海株式会社
浮桟橋模型による水槽実験

浮桟橋模型による水槽実験

本マリーナの設計波高は、1.9m程度(有義波高)と通常のマリーナの波高条件(0.5m程度)と比べて格段に悪い条件となっています。こうした波高条件では基準などによる通常の設計手法は適用できないため、水槽実験による検証を実施しました。実験は、東海大学海洋学部砂原研究室へ委託しておこないました。本マリーナのレイアウトや弾性係留索の設計、本体強度の検証は、水槽実験の結果を適用しました。

連絡橋吊上げ装置

連絡橋吊上げ装置

荒天時の浮桟橋動揺による連絡橋破損を防止するため、連絡橋を吊上げる電動チェーンブロックを設けました。給油桟橋の可変階段にも同じ装置を取り付け、施設の安全性と耐久性を向上させました。

パワーポスト

パワーポスト

係留中の船舶に供給する電源コンセントと水道栓をもつパワーポストを1号桟橋に3基、給油桟橋に1基設置しています。電源は100Vと200Vの使用が可能です。

一時係留桟橋(ピアステージII)人工木材デッキ桟橋

一時係留桟橋(ピアステージII)人工木材デッキ桟橋

天然木材の乱伐などの地球環境に配慮し、当マリーナでは人工木材をデッキに使用しました。人工木材はすべりにくく、耐腐食性に優れ、また色の経年変化も少ないため、マリーナを明るくきれいに保ちます。

一時係留桟橋(ピアステージII)弾性係留索

一時係留桟橋(ピアステージII)弾性係留索

規定の張力で斜め下方向に引張り、潮位が変化しても浮桟橋を一定位置に保ちます。また波、風、船舶の接岸等の外力による水平移動を最小限に抑えて、連絡橋と浮桟橋を安定して繋ぐことを可能としています。

給油桟橋 H鋼ガイド装置

給油桟橋 H鋼ガイド装置

H鋼材を用いて護岸部に平行に浮桟橋を据え付けるガイド装置です。本体はすっきりとしたデザインのアルミ合金構造で耐腐食性能に優れています。浮桟橋との接合にはラバージョイントを介し、船舶衝突による耐衝撃性能も高めています。

給油桟橋 可変階段

給油桟橋 可変階段

潮位の変化に対して常に水平が確保される踏み板をもつ特殊な階段です。護岸から桟橋までの距離が短い場合の設置に適しています。

救命タラップ

救命タラップ

船舶や浮桟橋からの落水者が簡単に桟橋上に上がるための緊急利用のタラップです。カキなどの付着を防ぐために、通常は浮桟橋デッキ下部に収納されています。

ヤマハ発動機株式会社 マリン事業本部
マーケティング統括部 マーケティング部
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(祝日、弊社所定の休日等を除く)
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