救急艇用浮桟橋(香川県高松市)
アルミフレームと高乾舷フロートによる乾舷1.0mセパレート型浮桟橋
アルミフレームと高乾舷フロートによる乾舷1.0mセパレート型浮桟橋
高松市が管轄する女木島、男木島等の島嶼部(とうしょぶ)における救急患者搬送体制を構築し、安全で安心に暮らせる町づくりを推進するために、新たに整備する救急艇の係留施設(浮桟橋)が、高松港の北消防署朝日分署北側港湾に設置されました。
所在地 | 香川県高松市朝日町(Google map) | 用途 | 救急医療船舶用係留施設 |
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浮桟橋係留 | H鋼ガイド装置による係留 | 係船方法 | 浮桟橋係船 |
附帯設備 | 連絡橋 | 供用開始 | 平成22年9月 |
事業者 | 高松市 |
浮桟橋(ピアステージII)、人工木材デッキ仕様
業務需要の大型艇の係船を想定した浮桟橋は、コンクリート製や鋼製の桟橋が一般的ですが、本施設ではローコストで施工可能なセパレート型のアルミフレーム浮桟橋が採用されました。デッキ材は、ストレッチャーの走行を想定した実験を繰り返し、デッキの強度と、濡れた状態での滑りにくさを確認した人工木材のデッキを使用しています。
高乾舷フロート
救急船からストレッチャーがスムーズに移動できるように、乾舷(水面からデッキ面までの高さ)は1.0mになっています。セパレートタイプのフロートは、衝撃に強いポリエチレン外皮と発泡スチロール充填による一体型タイプを使用しています。
連絡橋
アルミ製で腐食に強い連絡橋です。ローラーにより潮の干満に対応します。ストレッチャーのキャスターがスムーズに走行しやすいように、床面の滑り止め踏桟は、ストレッチャーの幅より狭く設定し、利便性と安全性を向上させています。
H鋼ガイド装置
H鋼材を用いて護岸部に平行に浮桟橋を据え付けるガイド装置です。アルミ合金ガイド装置は、強度、デザイン、耐腐食性能に優れ、浮桟橋との接合部のラバージョイントは、耐衝撃性能も高く、潮の干満にもスムーズに追従します。
タテ型防舷材
船舶の衝撃を和らげる縦型の防舷材は乾舷の違う艇の係留が想定される場合に効果的です。耐候性ある素材を使用し、取付けも容易です。
ヤマハ発動機株式会社 マリン事業本部
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