湯崎漁港業務用FRP浮桟橋(ポンツーン)(和歌山県西牟婁郡白浜町)
地域産業の活性化を図る漁業振興施設
地域産業の活性化を図る漁業振興施設
この桟橋は、主な産業である漁業を活用した地域の活性化を図り、また漁業従事者の就労環境の改善と漁業振興施設として計画施工されました。中突堤を挟んで第1期工事で整備された同じFRPモノコック型浮桟橋の親水体験桟橋は、デッキ(床板)に人工木材が設置され観光地にふさわしい美しい桟橋で海洋性レクリエーション基地として活用されています。
所在地 | 和歌山県西牟婁郡白浜町(Google map) | 用途 | 漁船用陸揚施設 |
---|---|---|---|
係留隻数 | 漁船 6隻 | 浮桟橋係留 | H鋼ガイドレールによる係留 |
係船方法 | 一時係留桟橋 | 附帯設備 | 可変式階段、門扉 |
供用開始 | 平成25年4月 | 事業者 | 和歌山県西牟婁郡白浜町 |
FRP浮桟橋(ポンツーン)
漁業者の就労環境改善のため、優れた耐候性と高浮力で安定感のあるFRP浮桟橋(ポンツーン)を設置しています。デッキ面は景観に合わせた配色と滑り止め加工を施し、景観性と安全面に配慮いたしました。干満差による重労働が軽減され、作業効率が上がるとともに高齢者・女性漁業者に対するバリアフリー対策となります。また、係留海面の有効利用と適正な漁港管理が可能となります。
FRP浮桟橋(ポンツーン)の主な特長
- FRP本体は優れた耐候性で腐らないため、維持管理費を軽減
- 低重心で安定性が高く、独自の底形状により揺れに対する復元力が高い
- 浮力が大きいため、乾舷を0.5~1.2mに自由に設計可能
- 喫水が30cmと浅く設定できるため、水深が浅い場所でも設置が可能
- 甲板とフロートが一体構造(モノコックタイプ)で軽量なため、運搬・施工が容易
- FRP素材は、ほぼ100%リサイクル可能
H鋼ガイド(変則的な角度の護岸に対応)
角度の付いた法線に対応するため、設置角度を一定にする取付台座を採用しました。また、ハサミ込み防止カバーを採用し利用者の安全対策を図るとともに、貝類の付着を軽減するフロートを装着しています。
門扉・可変式階段
門扉の2本の支柱は可変式階段の潮位追従用ガイドレールを兼ねています。門扉周りの手摺、可変式階段はアルミ製で、階段表面には滑り止め加工を施しています。
防舷材
V-150H x 1000L
クロスビット
SUS304
H300 x φ89.1のクロスビット
点検口
デッキ面にハッチの点検口が設けられています。
ヤマハ発動機株式会社 マリン事業本部
国内事業推進部国内営業部営業グループ
受付時間 9:00~12:40、13:25~17:00
(祝日、弊社所定の休日等を除く)
浮桟橋(ポンツーン)などの船舶係留設備から漁港やマリーナのトータルプロデュースまで、お気軽にお問合わせください