ヤマハ車椅子用電動ユニットの特長
「車椅子用電動ユニット」と「車椅子用電動アシストユニット」の特長についての説明です。
「電動ユニット」と
「電動アシストユニット」
ヤマハ車椅子用電動ユニットには、手動車椅子を電動化する「車椅子用電動ユニット」と電動アシストの力で車椅子の操作をラクにする「車椅子用電動アシストユニット」があります。それぞれの特長をご紹介します。
車椅子用電動ユニット
手動車椅子に後付けで「電動」の機能を付加する装置です。
従来の普通型電動車椅子同様、ジョイスティック1本で電動走行が可能になります。
■普通型電動車椅子と比べて以下の様な特長があります。
- ●装着したまま車体の折畳みが可能
- モーターと制御システムを全て車輪のハブ部分にコンパクトに組み込んでいるため、 装着したまま車体の折り畳みも可能で、手動車椅子の取り回しの良さを損ないません。
- ●軽量
- 装着ユニットの総重量は約14kg前後(フレーム付で22~30kg)と軽量で、車体に装着したまま大人1人の力で持ち上げることが可能なため、乗用車のトランクなどへの積載も容易です。
- ●高い制御性能
- 高い制御性能を確保しているため、手動車椅子の軽い車体、パワフルなモーターの駆動力とあいまって、ジョイスティックの操作で、手動操作に近い機敏かつ繊細な走行や動作が可能です。
- ●電動/手動の切替可能
- 電動ON/OFFの切替により、装着したまま通常の手動車椅子としても使用可能なため、状況に応じて電動、手動を使い分けることができます。
- ●手動車椅子に後付けが可能※
- 後付けのユニットとして提供しているため、利用者の身体の状態に合わせて製作・調整された車体をそのまま利用することができます。
※ただし、車椅子フレームの仕様によっては取り付けできない場合がございます。取扱店にご確認ください。
車椅子用電動アシストユニット
手動車椅子に後付けで「電動アシスト」の機能を付加する装置です。手動時と同じ動作や走行を小さい力で実現できるようになります。
■電動アシストとは
ヤマハ発動機が世界で初めて開発した電動アシスト自転車PASでおなじみの「パワーアシストシステム」により、人の力と電気モーターの力を融合させる技術です。
平地走行、漕ぎ出しや坂道の上り下りなど負荷の違いに応じてコンピューターが電気モーターの力を瞬時に制御します。あたかも誰かが後押しをしてくれているような軽さとなめらかさでハンドリムを操作することが出来、これまでは大変だった上り坂なども軽々と走行することができます。
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以下の特長は前項の「電動ユニット」と同様です。
・装着したまま折畳みが可能
・装着重量約13kg(JW-II)、15.6kg(JWX-2)の軽量
・車椅子への後付けが可能※
※ただし、車椅子フレームの仕様によっては取り付けできない場合がございます。取扱店にご確認ください。
ヤマハ電動車椅子とヤマハ車椅子用電動ユニットの製品分布
「ヤマハ車椅子用電動ユニット」と「ヤマハ車椅子用電動アシストユニット」には、それぞれそれらを装着した完成車の製品もあります。
これらの製品群の分布は下図のようになっています。
ヤマハ電動車椅子(完成車) | ヤマハ車椅子用電動ユニット | ||
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ヤマハが設定した車椅子に 電動駆動装置を装着したモデル |
お客様に合わせたオーダー車椅子に 装着するための電動駆動装置 |
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電 動 操 作 方 法 |
ジョイスティック |
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手動(電動アシスト) |