今月のJW女子（2018年6月）

ヤマハのJWにした決め手！

杖と装具で歩いてた時、転ぶことが増えてきて長い距離を歩けなくなってきてしまいました。車椅子使用を選択したのは、自分の中でギリギリの状態の頃でした。
その当時、既に自走式の車椅子を自力でこいで移動するような腕力も無くて、坂が多いところに住んでいることもあり、電動車椅子を購入することに決めました。
JWを選んだのは、同じ病気の方など周囲に乗ってる人が多かったからです！
デザインの好みから『OX製の黒色のフレームに、ヤマハ発動機の電動ユニットを装着したもの！』この気持ちは最後まで揺らぐことはありませんでした。
以前、福祉用具業者で働いてた頃に、介護保険レンタルでJWを扱うことが多く、その当時はまさか自分が選んで乗ることはないだろう！と思ってました。
当時はカラーキャップを含めて、全体的に青々しかったですから…（笑）
実際に自分が車椅子を選ぶというタイミングになって、カラーキャップも何色かから選べるようになっていました。そういった企業努力や変わろうとする想いに惹かれた部分も大きい決め手となりましたね。

ヤマハのJWで気に入っているところ

• ・クラッチ操作による手動への切り替えが簡単なところ。
  メリット
  • (1) バスの乗り降り時やスロープが急な時に、転倒防止バーが引っかかることがあります。手動に切り替えて、運転手さんに押してもらう方が安全です。
  • (2) テーマパークでアトラクションに移乗した後に、クルーの方に車椅子をアトラクションの降り場へと移動させてもらいやすいです。
  • (3) 疲れた時に、介助者に押してもらうことができます。
• ・電源ボタンやスピード調整ボタンが、押すタイプのボタンではなく、カチッと指に引っ掛けて操作するタイプなところ。（押しボタンではなくトグルスイッチである）
  指先の力が弱い私にとっては、あまり力を必要とせず使いやすです。
• ・ジョイスティックを動かすのに必要な力を調整できることろ。
  握力の弱い私でも、ジョイスティックを動かしやすいように、中のバネを替えて少しの力でも操作できるように柔らかくしてもらってます。
• ・リチウムイオンバッテリーを外さすに充電できるところ。
  重たいバッテリーを抜かずに車椅子に搭載したまま、充電コードを差し込むだけで充電できるので助かります。
• ・電動車椅子にしては、コンパクトで小回りが利くところ。
  比較的狭い雑貨屋さんや飲食店にも入っていけます。
• ・電動車椅子にしては担ぎやすいところ。
  段差や階段で車椅子ごと担いでいただく機会があるのですが、大きな電動車椅子とは違い、皆さんにお願いしやすいです。

メッセージ

私はこの車椅子で、一人で何処へでも行きます。
実際に一人で行きたいところへ行くことが出来ます。
以前はJWX-1（時速4.5km仕様）を約3年半乗っていて、JWX-1 PLUS（時速6km仕様）のユニットへ取り替えて頂き、1年半程経ちます。
OXさんのフレームに装着して頂き、全体的に黒いデザインになりました。
私は黒が好きなこともあって、とても嬉しいです。
スピードも速くなり、自宅から駅までの時間が短縮されて日々の生活が快適になりました。私にとっては自立生活になくてはならない車椅子です。
この車椅子に乗っていると、『良いのに乗ってるね！』『操作は難しくない？』とよく話しかけられます。そんな風に話しかけられると、とても誇らしげな気持ちになります！
もし購入を迷われている方は、デモ機を借りて普段行動される範囲を走ってみて欲しいです。きっと、いつもの行動範囲より遠くまで行ってみたくなるはずです。坂道のことを気にしなくてもいいですし、体力的にも楽だからです。
自力でこがなくなり運動不足になるのでは？甘えになるのでは？と思われる方たちには、JWは手動に切り替える事が簡単なので、室内や平坦な場所は手動でこぐなど自分の意思で工夫をすることが出来ますよ！とお伝えしたいです。
また、自走式車椅子との使い分けをしてもいいと思います。
私自身、出掛ける場所や一緒に行くメンバーなどによって、軽量の自走式車椅子と使い分けをしてます。
身体が不自由だと周りに助けてもらうことが多くありますが、一人での外出がしやすくなるなど、少しでも「一人で出来ることが増える！」そんなことを叶えてくれる車椅子だと思います。
私自身、JWを購入する際、JW使用者による情報がなかったんですよね。
だから、今はこういった『今月のJW女子』のように当事者の声が反映される企画、とっても素敵だと思っています。選ぶ際に参考になる情報が沢山詰まっていますよね。
ぜひ参考にして下さいね！

来月のJW女子を紹介してください！

来月は、Maria さんを紹介します。