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モーターサイクルの性能維持に必要な消耗部品の定期交換をお勧めいたします。純正部品の交換及び車両の整備はヤマハ販売店にご依頼ください。

エンジンオイルの粘度は低温時の始動性や流動性を示す低温粘度、100℃高温時の動粘度、高せん断速度下での高温高せん断粘度に分類されます。
低温時に粘度が高すぎるとエンジンの始動が困難になる。また、流動性が不十分になるとオイルポンプによる給油ができなくなり、エンジンが損傷する可能性があります。
しかし、低温時の始動性や流動性のみを求めると高温時の粘りがなくなり、油膜の保持性が落ちてしまう。逆に高温時に重点を置くと低温時に粘りが強すぎて始動性、流動性が損なわれてしまいます。
熱帯地向けのエンジンオイルなら低温粘度のないシングルグレードでも良いが、その他の国向けのエンジンオイルには低温粘度も必要になります。
そこで動粘度と低温粘度どちらの特性も備えたものがマルチグレードオイルです。

低温流動性比較
同じSAE粘度でもマルチグレードエンジンオイルとシングルグレードエンジンオイルでは、低温状態の流動性が大きく異なる。

シングルグレード (SAE 40) マルチグレード (SAE 20W-40)
始動性 5℃以下 ★ ★
始動性 5℃以上 ★ ★ ★ ★
長時間運転後の潤滑性 ★ ★ ★ ★
燃焼性 5℃以下 ★ ★ ★
燃焼性 5℃以上 ★ ★ ★ ★ ★

★ 数の多い方が流動性がよい。

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