Q&A:旅行・飛行機搭乗時
ヤマハ電動車椅子についてよくあるお問い合わせとその回答をご紹介します。
01
- 飛行機に乗ることはできますか?
-
航空機に乗ることが決まったら、電動車椅子を使うことを事前に航空会社に連絡し、航空会社の指示に従ってください。このときにお使いの車椅子について詳しく航空会社にお知らせください。特にお使いのバッテリーについては、以下の仕様をご参照ください。
また、国土交通省の資料も併せてご参照ください。※国土交通省のWEBサイトへのリンクです
●ニッケル水素バッテリー
(ラベルに Ni-MH と表示)- 型 式 : JWB2
- 電 圧 : 24V
- 容 量 : 6.7Ah
- ワット数 : 160.8Wh
- 種 類 : マイコン内蔵乾式密閉型(ドライタイプ)
●リチウムイオンバッテリー
(ラベルに Li-ion と表示)- 型 式 : ESB1
- 電 圧 : 25.2V
- 容 量 : 10.08Ah
- ワット数 : 280Wh
- 種 類 : マイコン内蔵乾式密閉型(ドライタイプ)
<リチウムイオンバッテリーについて >
リチウムイオンバッテリーは、航空機への機内持込・荷物としての預け入れが制限されることがあります。可否判断の権限は航空会社にありますので、ご利用の際には、必ず事前に航空会社へご相談ください。<「DRY BATTERY」表記の追加について>
ヤマハのバッテリーは全てドライバッテリーです。
多くのお問い合わせを頂いていたため、バッテリーラベルに「DRY BATTERY」の表記を追加しました。※ラベルのみの変更です。性能や機能に変更はございません。
NEW<機内持ち込み可能ラベルの追加>
2014年10月より、リチウムイオンバッテリーが国際航空運送協会(IATA)の危険物規則書に準拠していることを説明する内容を記載したラベルを追加いたしました。
ラベルの記載内容は、「Q2.航空会社から証明書の提出を求められたのですが?」と同様です。※ラベルのみの変更です。性能や機能に変更はございません。
02
- 航空会社からバッテリー証明書の提出を求められたのですが?
- 航空会社によっては、証明書の提出を求められる場合がございます。
※詳しくはこちらのページをご確認ください。
●航空会社から証明書の提出を求められた場合
航空会社からリチウムイオンバッテリーの証明書を求められた場合、以下の書類を提出してください。内容は、国連が定める危険物輸送の試験要件にクリアしている内容の自己宣言書となっております。
※ニッケル水素バッテリーの場合は Q5ニッケル水素バッテリーを飛行機内に持ち込む場合は危険品扱いになりますか? をご覧ください。
・IATA DANGEROUS GOODS REGULATION 65版 規定2.3.2.4において、 旅客または乗務員が携行する危険物で、運行者の承認を得て、受託手荷物としてのみ受託可能な物品として、「リチウム電池を装備した車椅子/ 移動補助機器」が規定されています。
※IATAとは?
International Air Transport Association (国際航空運送協会)の略で、国際線をもつ世界の航空会社の団体です。
【注意】
一般的にリチウムイオンバッテリーは、IATA航空危険物規則書において危険品に該当します。YAMAHA製リチウムイオンバッテリーは国連が定める危険物輸送の試験要件にクリアしているため、自己宣言書をご用意しておりますが、航空会社によっては証明書があっても機内持ち込みが認められない場合があります。可否判断の権限は航空会社にありますので、航空機に乗ることが決まりましたら、電動車椅子を使うことを必ず事前に航空会社に連絡し、航空会社の指示に従ってください。
03
- 海外でバッテリーを充電できますか?変圧器は必要ですか?
- 充電器はAC100V~240V、50/60Hzに対応しています。電源プラグ変換アダプタをご準備いただければ、変圧器は必要ありません。
04
- ガススプリングは使用されていますか?
- JWアクティブ、JWアクティブ PLUS+、タウニィジョイエックス、タウニィジョイX PLUS+については、ガススプリングは使用していません。JWX-1、JWX-1 PLUS+、ジョイユニットエックス、ジョイユニットX PLUS+、JWX-2、JW-IIを装着した車椅子については、車椅子のフレームメーカーへお問い合わせください。
05
- ニッケル水素バッテリーを飛行機に乗せる場合は危険品扱いになりますか?
-
ニッケル水素バッテリーはIATA DANGEROUS GOODS REGULATION 65版 規定A199において、危険品には該当しません。ただし、短絡防止措置などが必要となるため、航空機に乗ることが決まったら、電動車椅子を使うことを事前に航空会社に連絡し、航空会社の指示に従ってください。また、航空会社によっては証明書の提示を求められる場合があります。 証明書を求められた場合、以下の書類を提出してください。
06
- 電動車椅子の重量とサイズを教えてください。
- JWアクティブ、JWアクティブ PLUS+、タウニィジョイエックス、タウニィジョイX PLUS+については、各製品の 取扱説明書 をご確認ください。
JWX-1、JWX-1 PLUS+、ジョイユニットエックス、ジョイユニットX PLUS+、JWX-2、JW-IIを装着した車椅子については、ご購入した販売店、またはレンタル先へお問い合わせください。
07
- 車椅子を自動車などに積み込み時にはどのように取り扱えば良いですか?
-
自動車などに車椅子を積み込む方法
- (1) 車椅子の電源を切ります。
- (2) バッテリーを取り外します。
運搬中に不用意に電源が入らないように、必ず車椅子からバッテリーを取り外してください。
取り外したバッテリーには保護キャップをつけてください。
*取り外したバッテリーの取り扱いは Q08 をご参照ください。 - (3) 車輪をロックします。
車輪が回らないようにクラッチレバーを電動側にして駐車ブレーキをかけてください。 - (4) 外せる部分を取り外します。
*取り外し方は下記リンクをご覧ください。
>JWアクティブ(Sタイプ)の場合
>JWアクティブ(Pタイプ)の場合
>タウニィジョイエックスの場合 - (5) 折りたたみます。
*折りたたみ方は、 こちら をご覧ください。 - (6) 車椅子を自動車などに積み込みます。
車椅子のフレーム部分を両手で持って静かに積み込んでください。
>積み込む時に守っていただくこと - (7) 車椅子を固定します。
搬送中に大きく揺れたり、まわりのものに当たったりしないように固定してください。
>車椅子の固定方法
●フットレッグサポートを取り外すには
JWアクティブSタイプの場合
(1) ロックレバーを矢印方向に引き、ロックを解除した状態でフットレッグサポートを外側に回します。
(2) フットレッグサポートを矢印方向に引き抜きます。
元に戻すには、逆の手順で行ってください。
必ずロックが効いているかを確認してください。
●フットレッグサポートを取り外すには
JWアクティブPタイプの場合
(1) ロックレバーを矢印方向に押し上げロックを解除します。
(2) フットレッグサポートを外側に回し矢印方向に引き抜きます。
元に戻すには、逆の手順で行ってください。
必ずロックが効いているかを確認してください。
●フットレッグサポートを取り外すには
タウニィジョイエックスの場合
- (1) 押ボタンを押します。
- (2) 押ボタンを押したまま、フットレッグサポートを上に引き抜きます。
- (3) 取り付けるときには、そのままフットレッグサポートを差し込んでください。
●フレームを折りたたむには
JWアクティブ、タウニィジョイエックスのフレームは次のように折りたたむことができます。
- (1) フットサポートを跳ね上げます。
- (2) クッションを取り外します。
※図はJWアクティブPタイプです
(3) シートを持ち上げてフレームを折りたたみます。
(4) 必要に応じて手押しハンドルを折りたたみます。
警 告
●座パイプの横や下へ手や指を入れないでください。指をはさむおそれがあります。
●積み込む時に守っていただくこと
- ・精密電子部品を使用しています。強いショックを与えないでください。
- ・できるかぎり立てて載せてください。
- ・横にして載せる場合は、自走用操作部が上になるようにし、自走用操作部が周囲のものと当たっていないことを確認して固定してください。
●車椅子の固定方法
ベルトなどで固定するか車椅子の下やまわりにクッションなどの緩衝材を置いてください。
08
- 取り外したバッテリーはどのように取り扱えば良いですか?
-
取り外したバッテリーには必ず保護キャップをつけて保管してください。接点部が露出しているとショートするおそれがあり、火災やバッテリー破裂の原因になります。
- ●バッテリーに衝撃を与えたり落としたりしないでください。バッテリーが壊れたり、発熱、破裂の原因となることがあります。
- ●直射日光が当たったり、高温になるところを避けて保管してください。
09
- 車椅子を自動車などから降ろす時にはどのように取り扱えば良いですか?
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自動車などから車椅子を降ろす方法
- (1) 車椅子を自動車などから降ろします。
>降ろす時に守っていただくこと - (2) 外した部位を元の場所に取り付け、折りたたみを元に戻します。
*折りたたんだフレームを元に戻すには、 こちら をご覧ください。
- (1) 車椅子を自動車などから降ろします。
●降ろす時に守っていただくこと
精密電子部品を使用しています。強いショックを与えないでください。
●折りたたんだフレームを簡単に戻すコツ
(1) 片輪を持ち上げます。
(2) 片輪が浮いた状態で座パイプを押してフレームを広げます。
警 告
●座パイプの横や下へ手や指を入れないでください。指をはさむおそれがあります。