ヤマハゴルフカーヒストリー
ヤマハゴルフカー主要販売モデルをご紹介します。
ヤマハゴルフカー50年のあゆみ
1975
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ヤマハゴルフカーの誕生。
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ヤマハゴルフカーの開発は、ランドカーOT11をもとに始まりました。目標としたのは、アメリカ製の2人乗りでした。開発当初、北米市場はすでに成熟し、活発なビジネスが期待されました。目指したのは、ゴルフカーの本場である北米です。こうして初期のゴルフカー開発は北米を中心に展開され、成功への足がかりをつかみました。一方、当時の日本の潜在的な市場ニーズは、未知数でしたが、すでに大きな可能性を秘めていました。
ランドカー「OT11」(1974年3月発売)
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YG-292
ヤマハ初のゴルフカー、YG-292を発売。
1978
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G1-A/E
ヤマハ最初の量産ゴルフカーG1-Aを発売。その信頼性で「エンジン車はヤマハ」の名を確立した。
「G1-A」北米向けカタログ(1983年)
1984
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G2-A/E
ゴルフカーとして世界初の4サイクルOHVエンジンを搭載したG2-Aを発売。エレキに迫る静かさを売りにヒットとなる。
1986
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名車の誕生、アメリカ生産開始
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バブル景気がもたらした第3次ゴルフブームの中、特命プロジェクトにより立ち乗りヤマハゴルフカーが生まれ変わりました。ゴルフ産業やプレースタイルの大きな変化に、当社のゴルフ事業は見事に順応しました。アメリカでは、初のYMMC設計ゴルフカーが誕生しました。その道のりは平坦ではありませんでしたが、この成功はヤマハゴルフカーにとどまらず、今日アメリカで生産される全製品の重要な試金石となりました。
YMMCの生産開始を伝える社内広報誌
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1989
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G6-A
キャディ用1人乗りカート G6-Aを発売。カートの後ろに立って乗るコンセプトで大ヒットに。キャディーさんの労力を大幅に軽減した。
G6-Aを使った新しいキャディーサービスを提案した販促資料(1991年)
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G2-A4
G2-Aをベースにヤマハ初の4人乗りモデルとしたG2-A4を発売。「セルフは4人乗車でゴルフをする」というプレースタイルのさきがけとなる。
「G2-A4」カタログ、キャッチコピーは「会話がはずむ4人乗り。ゴルフを2倍楽しくする」(1989年)
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G10-A
「Turf-Lady」、G10-A を発売 キャディゴルフを主眼としたコンセプトでヒット。
小柄な日本人女性でも取り回しが楽だった「G10‐A」
1991
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新たな道、電磁の始まり
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バブル景気の終焉は、ゴルフ場の経営を根本から変えました。集客と経営合理化が課題となり、ゴルフプレー自体も変化しました。外国資本の流入もこの変化を促進しました。ヤマハは、技術力と企画力を活かし、市場に合致した商品の供給に成功しました。一方、アメリカ市場では、YMMCがG8、G9で目標を達成し、さらにアメリカ市場を意識したモデル開発の新段階に入りました。
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G10-A4
ヤマハ初の量産4人乗りゴルフカーG10-A4を発売。「カートに乗ってプレーする」 というラウンドスタイルが定着しはじめる。
1993
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G12-A
立ち乗り時に自動運転制御が解除される安全機構を搭載した、電磁誘導式の手押しキャディーカートとして、ヤマハ初の電磁誘導式モデル「G12-A」を発売。
左:リモコン 右:操作パネル
1994
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G15-A
世界初の5人乗りゴルフカー G15-A「Turf-Joy」を発売。ボディーサイズ拡大・新エンジンにより居住性・操作性を大きく向上。大ヒットモデルとなる。オートパーキングモデル、バッテリーモデルも設定。
4人が乗車している「G15-A」、後席には余裕が見える
1996
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業界スタンダードの確立
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他社には無い、車体やエンジンなどの開発・生産を自社で賄うヤマハゴルフカーの総合的な商品力。市場性を見抜く企画力。さらに開発、営業、サービス、代理店の連携により、迅速な市場対応を実現しました。これにより、揺るぎないブランド力と信頼感を構築しました。国内では、20年間の実績を活かし、市場の要請に応える完成形モデルを送り出しています。一方、アメリカでは、YMMCの成功モデルG14を改良し、本格的なシェア拡大を目指しています。
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G16-A/E
2人乗りモデルとしてスタイルを一新したG16-A/Eを発売。TPOインジェクションボディ、300cc新エンジンを搭載。
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G17-A
ヤマハ初の乗用電磁誘導式ゴルフカー G17-Aを発売。「Turf-Liner」の愛称でリモコンでのプレースタイルを広める。
「G17‐A」の運転席
1997
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G19-E
G16をベースに、バッテリーを48V高出力へ変更したG19-Eを発売。パワーと静粛性を兼ね備え、人気モデルになる。
2001
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G17-E
ヤマハ初の電磁誘導式バッテリーモデル。世界初の直流72V仕様モーターを採用し、エンジンモデルと同等以上の走行性能と優れた静粛性を実現。
「G17‐E」リヤシート下に格納された、駆動用と制御用のバッテリー
2002
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G22-A/E
360cc新エンジンを搭載し、パワーアップしたG22を発売。
アジアでも人気だった、「G22-A/E」、「G22」の優位性を訴求したカタログ(2004年)
2005
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G30/G31
スタイルを一新したG30/G31シリーズを発売。油圧4輪ディスクブレーキ、ダブルウィッシュボーンサスペンションを装備し操作性、乗り心地が大幅に向上。「ゴルフカートはヤマハ」の名を不動のものとした。
拡大された「G30/31」の居住スペース
2006
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世界シェアナンバーワンを目指して
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当社は、約30年間で培った商品力とブランド力を活かし、市場の要請に応える完成形モデルを送り出してきました。国内ではトップシェアを獲得しましたが、需要に限りがある中、次なる戦略が課題となっています。アメリカでは新設計モデル「YDR」を投入しましたが、品質問題で停滞期を迎えました。2013年以降、この停滞を打破し、世界シェアナンバーワンを目指して再び前進しています。
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YDRA/YDRE
新型2人乗りゴルフカー YDRA/YDREを発売。 軽量で小回りのきくボディタイプにより、フェアウェイ乗り入れやツーサムなど、多様化するプレースタイルに対応。
「YDRA」のエンジンと駆動部
2014
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G30s/G31s
ゴルフスタイル変化への対応はもちろん、多くのお客様のニーズを折込み、あらゆる側面から磨きをかけたG30s/G31sシリーズ発売。
コンパクトに収納できる「G30s/31s」の折畳みバッグサポート
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次世代への挑戦
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ヤマハゴルフカーは、未来を見据えた革新を続けています。EFI搭載による燃費・環境性能の向上、リチウムイオンバッテリーによる航続性能の改善など、エコパフォーマンスの時代に相応しい進化を遂げています。さらに、業界初となる双眼カメラとRFIDシステムを採用した自動運転サポートシステム「effi-vision」を搭載。世界中のゴルファーに愛される、次世代の安全性と快適性を備えたゴルフカーを目指し、私たちの挑戦は続きます。
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2016
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G30Es-Li/G31EPs-Li
比類なきパフォーマンスと信頼性能を兼ね備えたG30s/G31sシリーズにリチウムイオンバッテリーモデルを発売。長くなった航続性能とバッテリー耐久性能を実現。
リチウムイオンバッテリー
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G30As/G31APs
5人乗りモデルでは業界初となるEFI(フューエルインジェクション)搭載エンジンのゴルフカーを発売。燃費性能・環境性能がさらに向上。
フューエルインジェクション(EFI)搭載エンジン
2017
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DRIVE2 EFI/DRIVE2
スポーティな2人乗りガソリンモデルに後部3分割カウルを採用。OHVエンジン搭載モデルとEFI(フューエルインジェクション)搭載モデルを同時発表。
YDR Cruise
バッテリーモデルに、メンテナンス性を大きく向上させる後部3分割カウルを採用。
2018
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G30s/G31s V
電磁誘導式モデルに、次世代の安全性能・快適性能を実現する「effi-vision」搭載モデルが加わる。
業界初の双眼カメラとRFIDシステムを採用した自動運転サポートシステム「effi-vision(エフィビジョン)」
2025
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より豊かな社会の実現へ、新たな価値創造への道
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自然と向き合い、ゴルフの楽しさを演出してきたゴルフカーの活躍の場が、今、大きく広がっています。お客様へのおもてなしや、業務の効率化、観光客の移動手段として、その存在感を増しています。さらに、ラストワンマイルの移動ソリューションとして、地域住民の生活にも欠かせない存在となりました。常に新しい価値を創造し続けるゴルフカーは、これからも進化を続けます。
おかげさまで、ゴルフカー事業50周年を迎えました。
ゴルフに関わるすべての方々への感謝の気持ちを胸に、
これからもゴルフの未来を皆様と共に創造し続けてまいります。
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