ODA「草の根・人間の安全保障無償資金協力」でインドネシア・ジャワ州プルワカルタ県に設置 社会貢献活動事例
4基目(テスト基を除く)となるヤマハクリーンウォーターシステムを設置しました。
2014年1月17日 インドネシア
ヤマハ発動機株式会社は海外における社会貢献活動の一環で、途上国支援としてアフリカ、アジアなどの「安全な水」へのアクセスが難しい村落に向け、小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」の導入により、衛生的な飲用水・生活用水の供給を支援しています。
2014年にはインドネシア共和国西ジャワ州プルワカルタ県に、ODA(政府開発援助)「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を通じ、同国では4基目(テスト基を除く)となるヤマハクリーンウォーターシステムを設置しました。
本導入事例は、現地NGO「ミトラ・マンディリ・インドネシア財団」が、安全な飲料水および生活用水の確保が困難な住民の生活改善を目的に、「西ジャワ州プルワカルタ県における水道整備」を計画したところからスタートしました。同NGOが「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の活用を在インドネシア日本大使館に申請し受理され、これを担う浄水処理装置として、ヤマハクリーンウォーターシステムが採用されました。インドネシアにおいて、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を活用した同システムの導入事例としては初となり、同年1月16日には同NGO主催の引き渡し式も開催されました。
ヤマハクリーンウォーターシステムは、「緩速ろ過」という自然界の水浄化機能をベースにしたシンプルな構造が特徴です。大きな電力を必要とせず、専門の技術者によるメンテナンスが不要なため、住民による自主運営が可能です。「新興国の社会事情に調和するシステムデザインとして秀逸である」などの評価により、2013年度グッドデザイン金賞を受賞しています。
当社は、世界的な社会課題の解決に、日本政府、国際機関やNGO、民間企業CSR活動と連携して、飲用水および生活用水に恵まれない地域の生活環境の向上に取り組んでいます。
その他 事例
- 2023年10月6日ヤマハクリーンウォーターシステム導入によるインパクト加重会計で評価
- 安全な水へのアクセスは、SDGsにも掲げられた重要な課題の一つ(目標6)です。
- 2023年7月10日 インドネシア日本国政府との協業で、インドネシア・パプア州の2つの島へ寄贈
- ヤマハ発動機株式会社は、2023年7月に日本国政府との協業により、日・ASEAN統合基金(JAIF)※を用いて、インドネシア共和国パプア州にヤマハクリーンウォーターシステムを寄贈しました。
- 2023年4月1日SDGs(持続可能な開発目標)に関連した取り組み
- SDGsに関連した取り組みの一つが、安全な水へのアクセスが難しい新興国・途上国の村落に向けた小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」の導入です。