SDGs(持続可能な開発目標)に関連した取り組み 社会貢献活動事例
SDGsに関連した取り組みの一つが、安全な水へのアクセスが難しい新興国・途上国の村落に向けた小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」の導入です。
2023年4月1日
ヤマハ発動機株式会社では、持続可能な世界を実現するための国際目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」への取り組みを推進し、市場国や地域の社会課題解決を通じた企業成長を目指しています。
SDGsに関連した取り組みの一つが、安全な水へのアクセスが難しい新興国・途上国の村落に向けた小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」の導入です。この浄水装置により表流水を浄化することで、安全な飲用水・生活用水の供給を可能にしています。「緩速ろ過」という自然界の水浄化機能をベースにしたシンプルな構造が特徴で、大きな電力を必要とせず、専門の技術者によるメンテナンスが不要なため、住民による自主運営が可能です。
ヤマハクリーンウォーターシステムの導入により、きれいな水が人々の衛生意識を向上させ、浄水装置を設置した村落のいくつかでは、実際に下痢や発熱などの病気が大幅に減少したとの調査結果が得られています。暮らしの面では、主に子どもや女性の水汲み労働の軽減により、時間を学習や生産活動へ転用できるようになりました。さらには、水の販売・配達事業の振興、煮沸不要による薪の削減にも寄与しています。
こうした取り組みの成果により、SDGsの「目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」、「目標4:すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」、「目標5:ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う」、「目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」、「目標8:包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する」、「目標15:陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」の達成に寄与しています。
その他 事例
- 2023年10月6日ヤマハクリーンウォーターシステム導入によるインパクト加重会計で評価
- 安全な水へのアクセスは、SDGsにも掲げられた重要な課題の一つ(目標6)です。
- 2023年7月10日 インドネシア日本国政府との協業で、インドネシア・パプア州の2つの島へ寄贈
- ヤマハ発動機株式会社は、2023年7月に日本国政府との協業により、日・ASEAN統合基金(JAIF)※を用いて、インドネシア共和国パプア州にヤマハクリーンウォーターシステムを寄贈しました。
- 2023年4月1日SDGs(持続可能な開発目標)に関連した取り組み
- SDGsに関連した取り組みの一つが、安全な水へのアクセスが難しい新興国・途上国の村落に向けた小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」の導入です。