発電機の選び方
用途/シーン別のおすすめ発電機をご紹介、正しい発電機の選び方を解説します
STEP 1 いつ、どこで、どんなことに使うかをイメージする。
まずは、使用するシーンや目的を明確にしてどのタイプの発電機がふさわしいか検討します。
例
STEP 2 電気機器の「消費電力」、「起動電力」を確認しましょう。
使用したい電気機器の消費電力と起動電力を確認します。このときに注意したいのが、動き始めるときに消費電力よりも大きい起動電力を必要とする製品もあるということ。機器によっては表示電力の3~4倍もの電力が必要になることもあります。
(例)
消費電力(W)×1倍の起動電力(W)が必要な電気製品
ノートパソコン、テレビ(37型)、電気ポットなど
消費電力(W)×1.1~2倍の起動電力(W)が必要な電気製品
電子レンジ、家庭用扇風機、電動丸ノコなど
消費電力(W)×2.1~4倍の起動電力(W)が必要な電気製品
家庭用冷蔵庫、クーラー、水銀灯など
電気機器 | 消費電力(W) | 起動電力の目安(W) |
---|---|---|
ノートパソコン | 200W | 200W |
テレビ(37型) | 300W | 300W |
コーヒーメーカー | 650W | 650W |
電気ポット | 1,000W | 1,000W |
電気機器 | 消費電力(W) | 起動電力の目安(W) |
---|---|---|
ハロゲンヒーター | 1,000W | 1,000W |
家庭用炊飯器 | 1,300W | 1,300W |
ホットプレート | 1,300W | 1,300W |
電気機器 | 消費電力(W) | 起動電力の目安(W) |
---|---|---|
家庭用扇風機 | 50W | 100W |
ハロゲンライト | 250W | 500W |
電気ドリル | 300W | 600W |
インパクトレンチ | 500W | 1,000W |
電気機器 | 消費電力(W) | 起動電力の目安(W) |
---|---|---|
電動丸ノコ | 600W | 1,200W |
電子レンジ | 1,000W | 1,800W |
電気カンナ | 1,200W | 2,400W |
釘打ち | 1,500W | 3,000W |
電気機器 | 消費電力(W) | 起動電力の目安(W) |
---|---|---|
家庭用冷蔵庫(小型) | 100W | 400W |
小型クーラー | 200W | 800W |
家庭用冷蔵庫(大型) | 250W | 1,000W |
電気芝刈機 | 400W | 900W |
電気機器 | 消費電力(W) | 起動電力の目安(W) |
---|---|---|
水銀灯 | 400W | 1,600W |
水中ポンプ | 500W | 2,000W |
エアーコンプレッサー | 750W | 3,000W |
STEP 3 起動電力を足し算して最適な発電機を選びましょう。
使用する電気機器の起動電力を足し算することでどれぐらいの発電量をもつモデルが適しているかが分かります。電力の合計をカタログにある定格出力と比較してみましょう。定格出力とは、その発電機が安定して出力できる電力のことで、VA(ブイエイ)という単位で表されます。
W(ワット)とVA(ブイエイ)について
どちらも1秒間に消費される電気の量、すなわち電力であるのに消費電力と定格出力ではそれぞれ異なる単位を用います。使用機器で消費される電力をW(ワット)、発電機から出力される電力をVA(ブイエイ)で表します。
STEP 4 発電機は「インバーター」「FW」「スタンダード」の3タイプから選びましょう。
ヤマハの発電機は大別すると「インバータ」「FW」「スタンダード」の3タイプがラインナップされており、それぞれ特性が異なります。使用するシチュエーションに合ったタイプを選びましょう。まずスタンダード方式はシンプルな構造を採用し、価格が安く高出力なのが特徴。そしてインバータ方式は呼んで字のごとくインバータという装置を内蔵したタイプです。パソコンなどの精密機器でも安心して使える良質な電気を作ることができ、低燃費かつコンパクトです。FW方式はいわばこの両方の中間の特性をもつ発電機のこと。比較的出力が安定していて、インバータ方式よりも価格がリーズナブルです。
STEP 5 ガソリン?それともカセットボンベ?
発電機の燃料にはガソリンまたはカセットボンベの2種類があります。ガソリン方式は発電コストが安く、長時間の連続運転も可能。カセットボンベ方式はガソリンに比べて燃料の使用期限が長く、保管も容易なため一般家庭の防災用として便利です。
ガソリン方式
カセットボンベ方式
用途・シーン別おすすめ機種
関連アクセサリーでもっと便利に!
並列運転が可能になる専用コードや、移動の際に重宝するキャスターなど、関連アクセサリーによってさらに便利に使うことができます。
注意すべき点
発電機は、取扱説明書をよくお読みになってから、ご使用ください。