広告協賛で自立運営。福祉と就労支援を融合(島根県松江市)
グリーンスローモビリティ(電動カート公道仕様)島根県松江市の導入事例をご紹介します。
「移動支援」と「就労支援」を融合した福祉モデル。
協賛広告費による自立運営で、高齢者の健康と生きがいを創出。
島根県 松江市
POINT
広告協賛で補助金に頼らない運営を実現
企業からの協賛広告費を財源に、持続的な運行を確立。住民がドライバーとなり移動支援と働きがいを両立
移動手段の提供により、高齢者や障がいのある方の外出機会を創出。住民の社会参画の場にも。公共交通事業者との対話で共存体制を構築
車両試乗でグリスロの価値を理解いただき、既存交通と共存する運行を実現。
背景・課題
松江市内の4つの団地エリアでは、公共交通の維持が難しくなる中で、いかに持続可能な移動手段を確保するかが急務となっていました。また、単に移動を助けるだけでなく、高齢者の外出機会を増やして健康寿命を延ばすことや、地域住民が担い手として社会に参画できる「働きがい」の場を作ることも重要な課題となっていました。
解決策
地域の社会福祉法人が主体となり、補助金に加え、地域企業や個人からの「協賛広告費」を募ることで独自の運営財源を確立しました。住民ボランティア(高齢者や障がい者を含む)をドライバーとして積極的に雇用する体制を構築。導入時には公共交通事業者への説明に苦慮したものの、実際に車両に試乗してもらうことで安全性を証明し、理解を得ることに成功しました。現在は電話予約制のデマンド型運行を無料(一部有料)で提供しています。
効果
本格運行開始後、登録者数は約410名に達し、年間約1,700件の利用実績を上げるなど、地域に不可欠な足となりました。この取り組みは、利用者の健康増進に寄与するだけでなく、ドライバーを務める住民自身の生きがい創出にもつながっています。外部からの協賛広告費で運用費を賄うビジネスモデルを確立したことで、行政予算に過度に依存しない、持続可能な地域福祉モビリティの先駆的な事例となっています。
概要情報
| 導入地域 | 松江市内4団地:うぐいす台団地・法吉団地・比津が丘団地・淞北台団地 |
|---|---|
| 詳細課題 | 団地住民の外出手段の確保 |
| 上位の地域課題 | 高齢者の健康増進と社会参画の促進 |
| ルート特徴 | 団地エリア内をデマンド型で運行、生活拠点を接続 |
| 購入者 | 社会福祉法人 みずうみ |
| 運用主体 | 社会福祉法人 みずうみ |
| ドライバー | 高齢者や障がいのある方を含む地域住民がドライバーを担う体制。社会福祉法人みずうみが雇用し、「移動の足」と「働きがいの場」を同時に創出する仕組みを構築。 |
| 財源調達(導入時) | 寄付金+協賛広告費+自社予算+補助金(地域循環共生社会連携協議会補助金) |
| 財源調達(運用時) | 取引会社・団体・個人様からの協賛広告費 |
| 運行形態 |
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| 導入・運用のハードル克服 |
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運行マップ
