都心の狭い道を周遊ルートへ。駅からの回遊向上(東京都杉並区)
グリーンスローモビリティ(電動カート公道仕様)東京都杉並区の導入事例をご紹介します。
都心の狭い道を「魅力的な周遊ルート」へ。
公園開園に合わせた回遊性向上により、1日平均81名の利用を達成。
東京都 杉並区
POINT
狭い道路でもスムーズに走行できるグリーンスローモビリティ
バスが通れない狭い路地を、新たな周遊ルートに転換。毎日24便運行、1日平均81名が利用
100円・キャッシュレス対応で誰でも気軽に乗車可能。地元タクシー会社との連携で安定運行
専門的な運行ノウハウを活用し、持続可能な体制を構築。
背景・課題
杉並区では、令和6年12月の「荻外荘(てきがいそう)公園」の全面開園に合わせ、荻窪駅南側地域の回遊性を高める新しい移動サービスの検討を進めてきました。しかし、このエリアは道幅が狭い道路が多く、一般的なバスの運行が困難でした。歴史的な庭園が点在する街の情緒を壊さず、いかに一般交通と調和しながら、来園者や住民の移動をスムーズにするかが大きな課題でした。
解決策
区は、道幅の狭い道路でもスムーズに走行できるグリーンスローモビリティを採用しました。区の予算と都の補助金を活用し、地元のタクシー会社であるキャピタルモータース株式会社と協定を結んで運行を委託。荻窪駅から公園、そして「荻窪三庭園」を巡る約2.5kmのルートを設定しました。毎日9時から17時まで1日24便という高頻度な運行を行い、キャッシュレス決済にも対応することで、誰でも気軽に100円で利用できる環境を整えました。
効果
2024年11月の本格運行開始以来、利用者は飛躍的に増加し、半年足らずで累計約12,000人を記録しました。令和7年度末には1日平均の乗車人数は81名に達し、実証実験時を大きく上回る成果を上げています。狭い路地裏の魅力を再発見できる移動手段として定着したことで、公園へのアクセス向上だけでなく、地域全体の観光・周遊価値の底上げに大きく貢献しています。
利用者の声
運転手や乗客同士のコミュニケーションが楽しかったです
子どもと一緒にアトラクション感覚で、乗り物そのものを楽しみました
ゆっくりした速度だからこそ、普段は見落としていた街の景色を再発見できました
近所にも関わらず、観光気分で楽しかったです
グリスロのような先進的な取り組みを見て、今後の公共交通機関の在り方として期待しています
概要情報
| 導入地域 | 東京都 杉並区 荻窪駅南側地域 |
|---|---|
| 詳細課題 | 公園・庭園エリアの回遊手段の確保 |
| 上位の地域課題 | 新規公園開園に伴う来訪者の回遊促進 |
| ルート特徴 | 駅を起点に庭園・公園を巡る約2.5kmの都心周回ルート |
| 購入者 | 杉並区 |
| 運用主体・ドライバー | キャビタルモータース株式会社(杉並区との協定により運行) |
| 財源調達(導入時) | 区の予算+都の補助金等 |
| 財源調達(運用時) | 区の予算+都の補助金等 |
| 運行形態 |
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| 導入・運用のハードル克服 |
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運行マップ
