茶畑の景観を守り有償運行で観光モデルを確立(京都府和束町)
グリーンスローモビリティ(電動カート公道仕様)京都府和束町の導入事例をご紹介します。
「有償運行」のハードルを乗り越え、持続可能な観光モデルへ。
景観を守りながら、年間最大700人の来訪者を呼び込む。
京都府 和束町
POINT
茶畑景観と調和するグリーンスローモビリティ
低速・小型・静音で茶畑の風景と調和した観光体験を実現。グリスロの利用で年間最大700人の観光利用を達成
ガイドや乗車特典を組み合わせ、移動そのものを観光体験に昇華。路線バスとの結節で町全体の移動をシームレスに接続
乗継バス停の優待運賃を設定し、公共交通の利用促進にも貢献。
背景・課題
美しい茶畑が広がる「茶源郷」和束町では、環境に優しく、景観を楽しみながら移動できる新たな交通手段を求めていました。しかし、自治体が主体となって「自家用有償旅客運送(有料での運行)」を行うための事務手続きは非常に複雑で、導入に向けた大きな壁となっていました。また、満足度の高い運行ルートの選定や、利用者を増やすための仕掛け作りも大きな課題でした。
解決策
この状況を打破するため、町は専門団体のサポートを受け、難解な事務手続きを一つずつクリアすることで、適法かつ安定した有償運行体制を確立しました。運行管理を観光案内所に委託し、町が直接ドライバーを雇用する仕組みを構築。1日4便の事前予約制を導入したほか、乗車特典や景品の用意といった工夫を凝らすことで、単なる移動手段に留まらない「特別な観光体験」としての価値を高めました。
効果
この取り組みの結果、年間400名から700名もの利用実績を達成し、和束町の魅力を五感で楽しむ新たな観光スタイルが定着しました。スローなモビリティならではのゆったりとした速度が、ガイドによる丁寧な説明と絶妙にマッチし、利用者は茶畑の魅力を存分に堪能できています。町の予算を有効活用しながら、利用料金を次回の運営に充てる持続可能なモデルを実現。環境に配慮した車両が茶畑を巡る光景は、地域のブランド力を一層高めることにつながっています。
その他
- 指定の「乗継バス停」を利用する場合、通常のエリア内運賃よりも安価に利用できる、優待運賃が設定されています。
- 路線バスとの結節点を活用することで、町全体の移動をシームレスにつなぎ、公共交通の利用促進を図っています。
利用者の声
運行時間もちょうどよく、のんびり走行しながら茶畑の風景を快適に楽しめました
ドライバー兼ガイドさんの案内が非常に分かりやすく、より深い観光ができました
概要情報
| 導入地域 | 京都府和束町 白栖地区 |
|---|---|
| 詳細課題 | 茶畑を巡る観光移動手段の確保 |
| 上位の地域課題 | 地域ブランド強化と来訪者数の増加 |
| ルート特徴 | 電動で環境に優しいグリスロで茶畑の景観を巡る |
| 購入者 | 和束町 |
| 運用主体 | 和束町 まちづくり応援課 |
| ドライバー | 町に暮らす方々がドライバーを担う体制。和束町が直接、短期契約で雇用。 |
| 財源調達(導入時) | 町の予算 |
| 財源調達(運用時) | 町の予算(管理運営:観光案内所に委託) |
| 運行形態 |
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| 導入・運用のハードル克服 |
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運行マップ
