国内初の自動運転レベル4運行認可を取得（福井県永平寺町）

国内初の自動運転レベル4運行認可を取得

福井県 永平寺町

2023年5月11日、ヤマハ発動機グリーンスローモビリティをベースとする自動運転車両の実証実験について道路交通法に基づく特定自動運行を国内で初めて認可されました。
実証実験で使用する自動運転装置が去る2023年3月30日、レベル4の自動運転装置として認可されたことに続いて、道路交通法に基づく特定自動運行の許可も取得しました。

レベル4の自動運転は特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全てを代替する状態です。
ヤマハ発動機は産業技術総合研究所、三菱電機株式会社、株式会社ソリトンシステムズとコンソーシアムを結成し、運転者なしで遠隔監視だけで運行するレベル４自動運転の実用化に向けて開発を進めています。

許可を受けた特定自動運行計画では、走行環境条件の付与を受けた4台のAR-07（7人乗り)ベース車両を使用します。特定自動運行時に経路上で使用する車両は3台で、1台は予備車両として用意されます。また、自動運行装置の走行環境条件には、道路状況、地理的状況、気象状況、交通状況、走行状況などが含まれます。
この許可を受けて、福井県永平寺町ではレベル4での自動運転移動サービスの開始を目指しています。2023年5月21日には、レベル4自動運転移動サービス開始の記念式典が開催される予定です。