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物流・運搬

点と点を結び、人と人の生活をつなげる

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点と点を結び、人と人の生活をつなげる

ヤマハ発動機の無人システムは、山間部の輸送・離島間など、直接視認エリア外も衛星通信を使った航行で運用可能。
交通インフラの築きにくい場所での運搬・物流に威力を発揮することで地域格差を埋める手助けをします。

POINT1

離着陸エリアの
省スペース性

垂直離着陸が可能な無人ヘリコプターは、積み下ろしエリアが広く取れなくとも運用可能です。
山間部等、今まで搬入方法を人力に頼らざるをえなかった場所でも資材運搬をサポートします。

POINT2

目視外での運用

離島間など、目視外の飛行も衛星通信を利用する事で可能にします。
従来の電動ドローンでは諦めていた地域への物流・運搬にも役立ちます。

POINT3

分断された地域での運用

衛星通信を利用した航行では、目視外までの運搬作業を可能とします。
長距離飛行性能とともに、物流ネットワークが弱い地域での運用にも力を発揮します。

事例

  • 高ペイロード
  • 長時間フライト
  • 情報共有化
  • 衛星通信

産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」による離島間の輸送サービス

離島間で医薬品や生活必需品などの輸送に関する事例

鹿児島県大島郡瀬戸内町の与路島・請島。
これらの離島では船舶の就航率が気象条件に大きく左右されるため物流が課題となっていたが、瀬戸内町の古仁屋⇔与路島、古仁屋⇔請島(それぞれ片道約20km)を結ぶ直行ルートにて「FAZER R G2」を運航することにより、風速10m/秒を越える気象条件下においても約20kgの物資を輸送することが実現できている。

課題・背景

  • 悪天候下での安定した海上物流に課題を抱えていた
  • 電動ドローンでは、長距離飛行が必要な与路島・請島への能力不足があった

解決策

  • 衛星通信を使用し、従来飛行ができないエリアの飛行を実施した
  • ガソリンエンジンの特性を活かし長時間飛行を可能とし、加計呂麻島を横断し、与路島と請島まで飛行した
  • 従来のドローンでは出来なかった、約20kgの搭載物を運搬した

導入効果

  • 衛星通信を使用し、遠隔地からの安全な操縦が可能であることを確認した
  • 自動離着陸を実施し、現地での操縦士の負担低減と、運用コスト削減を検証した
  • 風速10m/sec以上の気象条件下においても、安定した飛行が可能で定期運航の可能性を示した

事例詳細

産業用無人ヘリ「FAZER R G2」は、電動ドローンと比較し、長距離、長時間の飛行が可能であり、衛星通信を使用することで、船舶の航路と比較して直線的な飛行ルートを設定できている。

  • 衛星通信を活用し、遠隔地から操縦を実施。
  • 自動離着陸にて、現地遠隔操縦士の負担低減と人員削減を実現。
  • 風速10m/秒を越える気象条件下においても、約20kgの物資を輸送。
  • 古仁屋⇔与路島、古仁屋⇔請島(それぞれ片道約20km)を結ぶ直行ルートにて運航。

離島間物流のその他事例

事例

  • 高ペイロード
  • 長時間フライト
  • 情報共有化
  • 衛星通信

産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」による電力会社送電線資機材の物流運搬

「FAZER R G2」を活用した資機材運搬の事例

ヤマハ発動機株式会社は、2019年度から、九州電力送配電株式会社管内での送電線建設工事など山間地での改修工事において、当社の自動航行型の産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」を活用した資機材運搬を展開しています。現場での運用は、当社グループ会社である西日本スカイテック株式会社が、リスク管理のもとに「安全」にオペレーションをおこなっています。

課題・背景

  • 山間部の人力運搬での労力が長年の課題だった
  • 人力運搬の労力が作業員の離職の大きな要因となっていた
  • 人力運搬時の労働災害も問題だった

解決策

  • 高ペイロードを活かし、重量物を現場に運搬した
  • ガソリンエンジンの特性を活かし長距離・長時間の飛行を可能とした

導入効果

  • 重量物を安全、且つ確実に現場に届けることが可能となった
  • 労力の軽減、労働災害の回避で労働環境の改善に寄与した

「FAZER R G2」は、エンジン特性を活かした「長距離」・「長時間」・「高ペイロード」の飛行に加え、「重量物」を安全、且つ確実に現場に届けることができます。これにより、電力現場の長年の課題であった人力運搬での労力の軽減、労働災害の回避をおこなうことで、当社は労働環境の改善に大きな役割を担っています。

2022年8月、更なる物流運搬のニーズに応える為に、「FAZER R G2」をベースに運搬専用機を開発し、従来機から15kg増のペイロード最大50kgを実現しました。本機導入により、今後は九州から全国の電力会社の資機材運搬への拡がりが期待されます。
また、衛星通信を搭載し、インターネット経由で遠隔操縦をおこなうことで、九州管内での非常災害時の送電設備の巡視・調査業務もおこなうことが可能となりました。
当社は、今後、「FAZER R G2」を活用することで、国民の生活を支える電力会社のインフラ点検・復旧をおこなうとともに、地域社会や産業界の課題解決に貢献していきます。

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