本文へ進みます

インフラの点検・検査

人の足より遠くまで、有人機より近くまで

MENU

人の足より遠くまで、有人機より近くまで

ヤマハ発動機の無人システムは、
山間部の送電線・立ち入り禁止区域内・洋上の無人施設など、直接視認エリア外も衛星通信を使った航行で運用可能。
「人力では届かなかった場所」「有人機では近づけなかった場所」をカバーして社会インフラを守ります。

POINT1

無人機ならではの活動エリア

車両が立ち入れない山間部等は無人システムの得意エリア。
送電線や洋上風力発電の設備など、有人ヘリコプターでは接近できない距離での点検を可能にします。

POINT2

省スペース少人数での運用

中型ワンボックスでも運搬できる機体は少人数での運用を可能とします。
離着陸ポイントもコンパクトに納めることができる無人システムは山間部・洋上など省スペースでの運用を要求される現場でも活躍します。

POINT3

広範囲をカバーする
長時間・長距離飛行性能

衛星通信を利用した航行では、目視外での点検・検査を可能とします。
長距離飛行性能とともに一回の飛行で広範囲でのオペレーションが見込めます。

事例NEW

  • 高ペイロード
  • 長時間フライト
  • 情報共有化
  • 衛星通信

産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」による非常災害時の送電設備の巡視・調査業務

広域エリアにおける送電設備の被害調査を想定した検証実験

九州電力送配電株式会社では、管内の送電線設備やその周辺において、非常災害時に被災箇所などの状況確認を迅速に行い、車両通行や人の立入りの可否や、復旧資機材の運搬が可能であるかを判断する必要があります。
当社の産業用無人ヘリは、バッテリー式のドローンに比べて長時間・長距離の飛行が可能なため、この性能を活かし、遠隔操作による飛行や映像撮影など、非常災害時の状況調査を想定した検証を実施しました。

課題・背景

  • 災害時、広域エリアや人が入ることが難しい山間部にある送電設備の被害調査が迅速に行えなかった
  • 無人電動ドローンでは航続距離・ペイロードが不足し、目視外でもあり運用が困難だった

解決策

  • 目視外飛行は衛星通信経由で遠隔操作を実施した
  • ガソリンエンジンの特性を活かし長距離飛行を可能とした

導入効果

  • 広域エリアや人が入ることが難しい山間部にある送電設備の被害調査における産業用無人ヘリの有効性が確認できた

「FAZER R G2」は、衛星通信機を搭載し、インターネット経由での遠隔操縦が可能です。 静岡県袋井市にあるヤマハ発動機の事業所内から、約650km離れた熊本県において、遠隔によるFAZER R G2の操縦を実施しました。直接無線を使用した機体では飛行距離の制限がありますが、衛星通信を使用した機体では、長距離区間の連続飛行が可能となり、大規模災害時での有人ヘリコプターの代替としての活用が期待されています。
九州電力送配電株式会社では、2019年から、管内の送電線建設工事など山間地での改修工事において、当社の産業用無人ヘリを活用した資機材運搬を採用しています。
ヤマハ発動機は、今後、産業用無人ヘリを活用した同様の調査業務において、全国展開も視野に、活動地域の拡大に努めます。

実験内容

産業用無人ヘリ「FAZER R G2」は、バッテリー式のドローンに比べて長時間・長距離の飛行が可能なため、この性能を活かし、遠隔操作による飛行や映像撮影など、非常災害時の状況調査を想定した検証を実施しました。

  • 往路では送電設備の健全性を確認
  • 復路では配電設備の調査も実施
  • 遠隔操縦時は、現地オペレータとカメラ映像を確認しながら自動操縦に切り替え

事例NEW

  • 高ペイロード
  • 長時間フライト
  • 情報共有化
  • 衛星通信

産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」による電力会社送電線資機材の運搬

「FAZER R G2」を活用した資機材運搬を展開

ヤマハ発動機株式会社は、2019年度から、九州電力送配電株式会社管内での送電線建設工事など山間地での改修工事において、当社の自動航行型の産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」を活用した資機材運搬を展開しています。現場での運用は、当社グループ会社である西日本スカイテック株式会社が、リスク管理のもとに「安全」にオペレーションをおこなっています。

課題・背景

  • 山間部の人力運搬での労力が長年の課題だった
  • 人力運搬の労力が作業員の離職の大きな要因となっていた
  • 人力運搬時の労働災害も問題だった

解決策

  • 高ペイロードを活かし、重量物を現場に運搬した
  • ガソリンエンジンの特性を活かし長距離・長時間の飛行を可能とした

導入効果

  • 重量物を安全、且つ確実に現場に届けることが可能となった
  • 労力の軽減、労働災害の回避で労働環境の改善に寄与した

2022年8月、更なる物流運搬のニーズに応える為に、「FAZER R G2」をベースに運搬専用機を開発し、従来機から15kg増のペイロード最大50㎏を実現しました。本機導入により、今後は九州から全国の電力会社の資機材運搬への拡がりが期待されます。
また、「FAZER R G2」に衛星通信を搭載し、インターネット経由で遠隔操縦をおこなうことで、九州管内での非常災害時の送電設備の巡視・調査業務もおこなうことが可能となりました。

当社は、今後、「FAZER R G2」を活用することで、国民の生活を支える電力会社のインフラ点検・復旧をおこなうとともに、地域社会や産業界の課題解決に貢献していきます。

ページ
先頭へ