R-50 (L12) / 市場への本格導入開始モデル
R-50 (L12) / 市場への本格導入開始モデル
1990年4月、モニターを通じて得られた問題点を解決し、各部の信頼性を向上させた「R-50(L12)」を本格発売。また、機体操縦の難しさを解消するため、レーザーセンサーを用いて地表との距離を計測させることにより高さ制御を実現した高度制御装置「YOSS(Yamaha Operator Support System)」を開発。1992年このYOSSは地表の凹凸を敏感に感知するという弱点等があり市場から姿を消すことになりました。
しかし改良を重ね、カーナビ用に開発された光ファイバージャイロを用いて操縦者のレベルに合わせて操作の意志を読み取るモデルフォローイング制御を採用した姿勢制御装置「YACS(Yamaha Attitude Control System)」を完成させ、1995年に市場導入。このYACSを搭載したR-50は軽量、コンパクトでありながら地上散布機に比べて圧倒的な散布効率の高さを武器に累計1,000台近い普及台数に達し、産業用無人ヘリコプターユーザーを一気に拡大した画期的なモデルとなりました。