RMAX TypeⅡG
RMAX TypeⅡG / 細部に至る詳細な解説と鮮明な画像で、ヤマハの無人ヘリコプターのディテールを紹介。オンライン版カタログとしてお楽しみください。
機能・特長
コントロールパネル
- *デコンプレバー
- 始動操作を楽にしたデコンプレバーをコントロールパネルに設置しました。
- *スイッチひとつでエンジン始動
セルスタータースイッチ - コントロールパネルにあるセルスタータースイッチを押すだけでエンジンを始動できます。発電機を搭載していますので駆動用バッテリーを自動的に充電することができます。
- *散布装置内を自動洗浄
洗浄スイッチ - コントロールパネル内の洗浄スイッチを押す事により、液剤装置は洗浄を、粒剤装置は薬剤排出を容易にします。
メインローター
- *エンジン停止後、ローターブレーキ機能を使用するとおよそ20秒以内にメインローターが停止。
- 安全確保はもちろんのこと、メインローターが早く停止することで、全体の作業時間の短縮が図れます。
移動用車輪/持ち運びグリップ
- *車両への積み降ろしも大人二人で行えます。
- 脚部の先端に、一人でも移動できる移動用車輪を設置。
また、脚部の持ち運びグリップにより大人二人で積み降ろしができます。
エンジン[水冷2サイクル水平対向エンジン]
ヤマハがRMAX TypeⅡG専用に開発した246cc水冷2サイクル水平対向エンジンを搭載。 軽量・コンパクトながら15.4kWのハイパワーを実現しています。 水冷式のため、真夏の炎天下でもエンジン過熱を抑制します。
散布装置
着脱が簡単なカセット式
誰でも簡単に着脱でき、効率的な作業を実現するカセット式薬剤タンクを採用。
液剤散布装置
- ブーム位置及びノズル位置・高さの最適化と、フラットノズルの採用により、メインローター、テールローターへの薬剤巻き込みによる飛散を低減。
- 散布幅は通常「7.5m」(左右ノズルを使用)。
用途に応じて散布幅の選択 が可能(一部オプション)。 - 散布状況に応じたセンターノズルの切り替え機能を採用。
※センターノズル散布は「3.75m幅」。 - 飛行速度に対応、薬剤散布の吐出量を自動調節させる散布量可変機能を装備。
※RMAX TypeII Gのみの機能。
※但し、散布量可変機能は、8L/ha散布、左右ノズル選択、GPS受信時のみ 使用可能。 - 軽量タンクを採用(搭載量16L/8L×2)
粒剤散布装置
- 粒剤、コーディング籾、肥料などの散布が可能。
- メータリングレバーの切換で、吐出量の調整も容易。
- インペラ回転数の変更により、除草剤散布に対応。
- カセット式ホッパーは簡単に着脱可能。
仕様諸元
項目 | RMAX Type II G | RMAX Type II | |
---|---|---|---|
製造型式 | L17 | ||
性能 | 薬剤積載量※ | 16kg | |
実用距離(目視範囲) | 150m(水平距離)まで | ||
制御システム | YACS-G | YACS | |
機体寸法 | メインローター径 | 3,130mm | |
テールローター径 | 535mm | ||
全長/ローター含む全長 | 2,750mm/3,630mm | ||
全幅 | 720mm | ||
全高 | 1,080mm | ||
エンジン | 種類 | 2サイクル・2気筒水平対向 | |
排気量 | 246cc | ||
最高出力 | 15.4kW | ||
始動方式 | セルスターター式 | ||
燃料 | レギュラーガソリン・2サイクルエンジンオイル混合 |
※性能は、気温・湿度・高度等によって変わる事があります。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
液剤散布装置 | 型式 | L17X |
カセットタンク容量 | 8リットル×2 | |
吐出方法 | 複動ピストン・フラットタイプノズル | |
吐出量 | 1.3~2.0リットル/分(速度連動方式) | |
ノズル間隔 | 1,340mm | |
装置重量 | 7.4kg |
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
粒剤散布装置 | 型式 | L15G |
ホッパー容量 | 13リットル×2 | |
吐出方法 | インペラ式(直径300mm) | |
吐出量 | 2.5kg/分(1kg/10a散布時) | |
ノズル間隔 | 800rpm | |
装置重量 | 7kg |