【導入効果】住民移動支援
電動カート公道仕様の実証・導入の研究結果をご紹介します
共同研究の概要
2021年6月より千葉大学と共同で、ヤマハの7人乗りグリーンスローモビリティ(AR-07)を用いて、65歳以上の高齢者を対象に「電動カート導入による健康維持の効果検証」を実施しました。
ここでは共同研究の方法と結果の詳細について説明します。
仮説:導入〜効果までの関連性
※1:ヤマハの7人乗りグリーンスローモビリティ(AR-07)
効果検証の流れは以下の4段階で行われました:
*65歳以上の高齢者を対象
- 外出機会増
- コミュニケーション・社会参画機会増加
生活の質が向上!
電動カート導入初期段階において、
電動カート利用群に、ボランティア活動や
老人クラブ、
町内会への参加頻度が高くなる傾向が
見られました。
運行開始から、電動カート利用群の
日常での外出、人とのつながり、こころなどの
主観指標で良い効果を確認できました。
(数値は走行2か月後結果)
電動カートが地域活性化の一助に
グリスロの利用を通して、乗客同士や歩行者との
コミュニケーションが活発になり、
地域住民同士の交流が促進されました。
- 健康寿命の向上
利用者の要介護リスクが減少傾向
グリスロ利用者の要支援・要介護リスク得点※1が約1点減少傾向
約1歳若返り
の可能性※2
※1 約3年以内の高齢者の要支援・要介護認定リスクを評価したもの
※2 現在、論文発表に向けて準備中のため、詳細は別途公表させていただきます