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特長紹介:E01

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Plugged Yamaha to New Era

ヤマハ発動機では、1980年代から環境・エネルギー資源問題の解決策のひとつとして“電気動力”に着目し、技術開発を進めてきました。2002年には、量産初の電動二輪車「Passol(パッソル)」を発売。以来、各地域の最適なEVの在り方を想定しながら、二輪車にとどまらず、電動のゴルフカーや小型低速車両(ランドカー)、電動アシスト自転車、電動車いす、ドローンなどを含めた多様な製品群での電動化を通じ、モビリティの可能性を広げ、より良い生活と社会の実現を目指しています。
なお「E01」は、顧客ニーズの把握、周辺ビジネスの可能性、新たな市場開拓などを目的としたPoC(仮説検証;Proof of Concept)モデルであり、シェアリング会社などの事業所、自治体、官公庁などでの導入を想定しています。

EVならではの特徴

01二輪車専用に開発した高回転型空冷永久磁石埋込型同期モーター(IPMSM)

高回転型空冷永久磁石埋込型同期モーター(IPMSM)

長年培った「鋳造技術と加工技術」に、ヤマハ独自の「平角太巻き線技術」を融合することにより高効率化を実現。二輪EV用空冷モーターとして業界最高レベルの出力/トルク密度、高効率化を実現しました。

02低速のトルク・パワー特性で静粛性と相まってEVならではの上質なクルージングに貢献

加速イメージ

最大トルクは発進~1,950r/minの低回転域で30N・mを絞り出し、最高出力は8.1kW/5,000r/min、幅広い回転域で出力を発揮。低回転からのトルク特性と幅広いパワーバンドにより、街中の渋滞路・低速走行時の扱いやすさ、そして全域でのリニアな加速感をもたらします。
クラッチのない「E01」は、アクセルを捻ると瞬時に発進。発進・加速性能は30km/hからの加速(100m通過点迄)やゼロ→400m加速、登坂路発進性などにおいて、当社125ccスクーター「NMAX」と同等あるいはそれ以上の加速性能を発揮します。

03低振動で静粛性の高い走行特性

ベルトドライブイメージ

振動やメカノイズがほとんどなく静粛性の高さがEVの大きな魅力です。「E01」では、その特徴を生かすため、駆動伝達系にはベルトドライブを採用、騒音の少ないタイヤを装着することにより、極めて静かな走りを実現しています。40km/h走行時に反対車線側の歩道上におよぼす音量は、125ccスクーター「NMAX」が68dBであるのに対し、「E01」は58dBと大幅に小さくなっています。

041充電の走行距離104kmを支える大容量4.9kWhバッテリー

大容量4.9kWhバッテリー

電源は、二輪車専用に自社で開発・組み立てた大容量と高出力を両立する車両固定型バッテリーです。容量は4.9kWh(社内計測値)で、満充電での走行距離は104km※です。また、バッテリーケースはCFアルミダイキャスト製とし、モーター同様、ヤマハが長年培った鋳造技術と加工技術の融合により、大容量かつコンパクトで軽量なバッテリーに仕上がっています。当社125ccスクーター「NMAX」の車体サイズに納めつつ、同等の足付き性を確保しました。

日本仕様車60km/h定地走行テスト値。各国仕様により数値は異なります。また、実航続距離は走行条件により変動します。

05前面配置の充電コネクター

充電コネクター

充電コネクターは、駐輪時の充電しやすさを考慮して、車両の前面に配置しました。

写真は海外仕様となります。日本仕様とは一部異なります。

06利便性を配慮した3つの充電方法

バッテリー充電は、「急速充電器」「普通充電器」「ポータブル充電器」の3種の充電器に対応しています。使用環境、用途等に応じて選定が可能で、充電コネクターは共通です。充電規格は、急速充電器が台湾CNS規格に準拠、普通充電器とポータブル充電器がヤマハ独自規格となります。充電時間及び走行距離は外気温によって変動します。

◎急速充電器

◎急速充電器

・約1時間の充電で、残量0%→90%の充電が可能です(バッテリー保護のため、残量90%で充電は停止)。

◎普通充電器

◎普通充電器

・約5時間の充電で、残量0%→100%の充電が可能です。一日70km程度の走行であれば、一晩で満充電にできます。
・200V電源が必要です。
・自宅等の私有地への設置に適しています。

◎ポータブル充電器(標準装備)

◎ポータブル充電器(標準装備)

・約14時間の充電で、残量0%→100%の充電が可能です。
・100V電源で駆動します。
・携帯性に優れシート下トランクに収納可能です。

07パワーを効率的に引き出す制御系

各種センサー関係図

バッテリーエネルギーの「高効率と高出力」を両立させるため、3個の電子制御デバイス「VCU(Vehicle Control Unit)」、「BMS(Battery Management System)」、「MCU(Motor Control Unit)」を搭載し、統合制御しています。

08“EVのクリーンさ”と“モーターサイクルの逞しさ”を対置させた新しい発想のデザイン

モデルデザインイメージ

EVモジュールの効率的なレイアウトや設計要件を活かしながら、その上で「動態」「人が乗る」「コミューター」といったヒューマンマシンインターフェイスの観点を織り込み、加飾的な要素は極力捨てたデザイン創作を行いました。カラーは、パール感の強い純粋なホワイトです。造形とのコンビネーションにより、クリーンでモダン&リッチな印象を表現します。行政や事業所での用途に配慮し、さまざまなシーンにマッチするフレキシブルなカラーとしました。なお、ヘッドランプ、ポジションランプ、フラッシャーランプ、テール&ストップランプなど、灯火類の全てにLED灯を採用。スタイリッシュで洗練された外観を形成するポイントです。

写真は海外仕様となります。日本仕様とは一部異なります。

コミューターとしての走行性能

09スポーツバイク開発で培った技術を反映し強度・剛性バランスに優れた新開発バックボーンフレーム

強度・剛性バランスに優れたダブルクレードルフレーム

バッテリーを包み込むフレームワークにより、マスの集中化を図っています。後輪懸架には、当社のスポーツバイクで実績のあるCFアルミダイキャスト製リアアームを採用、軽量化を図りました。

写真は海外仕様となります。日本仕様とは一部異なります。

10走行状況に応じて選べる走行モード

◎PWR(パワーモード)

モーターのパワーを最大限に発揮するモード。登坂や、追い越し加速などに適しています。

◎STD(標準モード)

一般路を走行するときに最適。30km/h~80km/hの常用域では当社125ccスクーター「NMAX」同等の動力性能があります。

◎ECO(エコモード)

長距離走行に最適。バッテリーの消費を抑え、最高速約60km/hに制限したモードです。

11スムーズな発進を支援するトラクションコントロールシステム

発進時に後輪スピン傾向を検知すると、瞬時にVCUがトルク指令値を制御し、過剰なスリップを抑制します。路面状況変化によるグリップ力変化などに対しても補正機能を備えました。

12「エンジンブレーキ」の感覚を再現した回生ブレーキ

アクセルを閉じて減速するとき、後輪の回転力をモーターの抵抗として利用することで減速効果を生み出す回生ブレーキを採用しました。ヤマハ発動機開発の電動二輪車として初めてです。「E01」では、ガソリン車のスクーターがもつエンジンブレーキのフィーリングを再現し、スムーズに減速するセッティングとしています。なお、回生ブレーキによる走行距離の延長効果はありません。

コミューターとしての快適・便利な機能

13とりまわしで便利なリバース機能

モーター駆動により時速1km/hで後進するリバース機能を備えました。駐車場への出し入れなどで便利です。操作は、左ハンドルのリバーススイッチを押したまま、右ハンドルのモードスイッチを押すとモーター駆動により時速1km/hで後進します。どちらかのスイッチから手を離すと、停止します。

写真は海外仕様となります。日本仕様とは一部異なります。

14コネクティング機能で今後の製品づくりに役立つ情報を収集

「E01」には、「CCU(Communication Control Unit)」を搭載。3GのSIMとGPSを内蔵しており、「VCU(Vehicle Control Unit)」の情報と統合し、車両情報(位置情報・走行状況)をヤマハ発動機のWeb serverに定期的にアップロードします。Webアプリケーションにアクセスすることで、走行ログ、バッテリー残量、最終駐車位置などを確認できます。ヤマハ発動機ではこのデータから、将来的な二輪EV利用団体、運転者のニーズを推測し、社会ニーズに呼応したインフラ提唱や製品開発の参考とします。

15デジタルスピードメーター

デジタルスピードメーター

バッテリー残量、残走行距離、充電状況、時計、外気温計などを表示する縦型レイアウトのマルチファンクションメーターを採用。ハンドルスイッチからの操作ができます。上部には走行時に点灯するインジケーター(グリーン横帯)があります。

メーターパネルは撮影用に点灯したもので実際の走行状態を示すものではありません
写真は海外仕様となります。日本仕様とは一部異なります。

16便利で使いやすいスマートキーシステム

スマートキーをポケットなどに入れて近づくだけで、車両がライダーの存在を検知し、キーを差し込むなどの手間も無くメインスイッチの操作ができます。また、ハンドルロック解除、シートロック解除も可能です。

植込み型心臓ペースメーカー等の医療用電気機器をご使用の方へ。本システムの電波により医療用電気機器に影響を及ぼす可能性があります。車載アンテナ約22cm以内に植込み型心臓ペースメーカーが近づかないようにしてください。詳しくは販売店にお問い合わせください。状況により作動範囲は変化します。

17収納力の高いシート下トランク

収納力の高いシート下トランク

シート下トランクは約23Lの容量を確保。ヘルメットの収納が可能です。シート開閉のヒンジ部にはスプリングを2本配置。解錠後は手を添えるだけで、ゆっくりとシートが開きます。また、開いた状態をそのままキープできるので、収納物の出し入れなどが行いやすくなっています。

シート下トランクには熱の影響を受けやすいもの、こわれやすいもの、貴重品は入れないでください。また、ヘルメット等収納物の形状・大きさにより収納できない場合があります。
写真は海外仕様となります。日本仕様とは一部異なります。

18利便性を高めるDCジャック内蔵のフロントトランク

利便性を高めるDCジャック内蔵のフロントトランク

手袋などの小物を収納できるフロントトランクを左右に設置。右側には便利な12VのDCジャックを備えています。

フロントトランクには熱の影響を受けやすいもの、こわれやすいもの、貴重品は入れないでください。※DCジャックは、接続する機器や充電用アダプターの仕様等によっては、充電・使用できない場合があります。
写真は海外仕様となります。日本仕様とは一部異なります。

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