プールQ&A
プールを管理・運営されている方向けによくある質問をQ&A形式でまとめました。
プールを管理・運営・設計されている方向け別に、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
「プール全般に関するQ&A」では、水質についてなどプールを維持、管理するための基本事項を、
「ヤマハFRPプールに関するQ&A」では、管理・運営者向けにヤマハFRPプールに関する取扱い方法について、
「ヤマハFRPプールの設計に関するQ&A」では、設計者向けにヤマハFRPプールに関する情報についてまとめています。
プール全般に関するQ&A プールを維持・管理するために必要な基本事項をQ&A形式でご紹介します。
01
- プールの使用に適した水温は?
- 遊泳に適する水温は26℃~31℃で、気温は水温より高めで風がないことが理想的です。室内プールは29℃~31℃が適温です。
また水温が高い場合は補給水を入れるなどして水温を下げましょう。
02
- 水質分析のタイミングと方法は?
- プール使用時には、毎日「スイミング前」「スイミング中」「スイミング後」の最低計3回測定してください。
水質分析の項目としては残留塩素とpHの測定があります。ともに水質基準の数値内に収まるよう水質管理を行ってください。
【水質基準】◎残留塩素…遊離残留塩素で0.4~1.0(mg/リットル) ◎pH…5.8~8.6 ◎濁度…2度以下
03
- プールの水が濁っているが…
- pH値が基準値内になっていないことが考えられます。
測定して状況に応じて中和剤を入れる、補給水を加える、プール水を交換するなどの対応をとってください。
目安としてはプール床面がきれいに見える状態に管理してください(濁度は2度以下が基準)
またろ過機の異常も考えられるので、ろ過機の運転マニュアルに従って確認しましょう。
ヤマハFRPプールに関するQ&A ヤマハFRPプールをご利用のお客様向けに、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。
01
- FRPプールの掃除方法は?
- 汚れが少ない場合は、水をかけながら、やわらかい布かスポンジで汚れをふきとります。汚れが落ちにくい場合は中性洗剤などで汚れを落とすことができます。またステップやプール床などすべり止め加工が施してある部分は表面に凹凸があるため、タワシまたはナイロンブラシを使用して汚れを落としてください。金属タワシなど硬いもので表面を擦ると傷がつくおそれがあります。清掃方法の詳細は「シーズン前の清掃と点検」ページをご覧ください。
02
- 「吸い込み事故」の防止対策について教えてください。
- プールには、水の循環・ろ過のために常に水を吸い込む場所「吸水口」があります。ヤマハプールではフロアー部に分散された吸水口から水を吸い込む「ヤマハフロアー吸入方式」を採用しています。吸水口はプール底面10数ヶ所に分散されるため1ヶ所あたりの流速を抑えることができます。
また吸水口は二重構造となっており、吸い込み事故を防止する高い安全性を確保しています。
プール管理担当者の方は日常点検で吸水口の鉄蓋や金網などがボルト、ネジなどで確実に固定されているか、固定しているボルト、ネジなどに欠落や破損が無いかをチェックするようにしましょう。
03
- 冬場のプールの管理はどうすればいいですか?
- 据付タイプのプール(例:25mプール)は満水にして保管してください。満水にすることにより紫外線や外圧からプール本体を守ります。
設置配管やろ過機など凍結のおそれのある部分は水抜きをしてください。
但し冬場の凍結の度合いによっては特別な配慮が必要になりますので、寒冷地のプールの場合は別途ご相談ください。
組立て式の幼児用プールの場合は取扱説明書の手順に従って分解し、カバーを掛けて保管しましょう。
04
- 幼児用ユニットプールの点検ポイントは?
- 幼児用プールは大きく分けてユニット(組立て)タイプと常設タイプの2種類があります。
ユニット(組立て)タイプの点検ポイントは主に以下の4点です。
- (1)プール本体に破損箇所はないか
- (2)各ユニットはきちんと固定されているか
- (3)パッキンの破損や浮きはないか(パッキンは定期交換部品※)
- (4)水の汚れはないか、水質は適正に保たれているか
- ※
- パッキンは発売年代により異なりますが、「ユニットプール」の場合1シーズン、「ユニットプールきらきら」の場合2シーズンが交換の目安です。但しヒビやワレなどの劣化がある場合はすぐに交換してください。
ユニットプールの場合は設置場所も重要です。整地された平らな場所に置き、排水口に向けて2cmほど傾斜を付けると排水がスムーズになります。
底面に浮きがある場合は、砂や敷物を隙間に入れ底面がしっかり地面に着くようにしてください。浮きがあると水漏れの原因になります。
また、地面は水で流れない場所を選ぶようにしてください。
05
- 循環ポンプ内蔵型ファミリープールの循環ポンプが動作しない…
- 循環ポンプが回らない原因と処置は主に以下の4点です。
- (1)フィルターの詰まり
- →フィルターを取り外し交換してください。
- (2)電源が入っていない
- →電源プラグなどをもう一度チェックして確実に電源を入れてください。
- (3)サーマルプロテクターが動作している
- →ヤマハプール取扱店に相談し、サーマルプロテクターが動作した原因をチェックしてください。
(長時間使用しなかった場合モーター軸が固着し、その状態で電源を投入するとサーマルプロテクターが動作する場合があります)
サーマルプロテクターが動作した要因を取り除いた後、ポンプの後ろにあるボタンを押して、マイナスドライバーで軸を一回転以上回してください。
- (4)メカニカルシールが固着している
- →長時間使用しなかった場合に発生しやすくなります。ヤマハプール取扱店にご相談ください。
ヤマハFRPプールの設計に関するQ&A ヤマハFRPプールの設置をご検討の方に、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。
01
- 企画計画中の物件について類似施設の参考事例は?目的別プールのトレンド(形状・水深・機能)は?
- 当サイト内の事例紹介ページに、最新プールのサイズや水深、オプションなどを提示しています。
施設用途別にも分類しているので、詳しくは下記ページをご参考ください。
その他事例については、各営業所へお問い合わせください。
02
- 防水保証期間やプールの耐久年数は?
- ヤマハFRPプールの保証期間は5年です。(幼児プールや組立式のユニットプールは1年)
詳しくは各営業所へお問い合わせください。
1976年に静岡県磐田東小学校へ納入されたスクールプール1号機は40年以上使われています。
03
- 機械室の必要面積は?
- 事例紹介ページに各施設の平面参考図を載せています。
但し、ろ過方式によって機械室の大きさが異なる場合があります。
04
- 配管点検用ピットの幅は?
- ピットの大きさは、建築の構造により制約ができますが、
目安としては幅1.1m以上(プール内壁から)、高さ1.0m以上が望ましい大きさです。
05
- 給水、排水に要する時間は?
- プールの保有水量とそれぞれの配管径に左右されますが、25m×11m・水深1.0mのプールで、
給水開始から満水までに約24時間、排水に約14時間かかります。
06
- プール工事の生産と施工工期は?
- 一般的な25mプール(25m×13m程度)で、発注から出荷まで約4カ月です。
また、組立は、搬入から完了まで約2週間です。
07
- 維持管理の内容とコストは?
- ヤマハFRPプールは、他の素材のように本体塗装の必要がありません。レーンラインのみ塗装(目安:5年に1度)が必要です。
オプションで「ゲルコートレーンライン」を採用いただきますと、レーンラインの塗装も必要なくなります。
08
- プール設置に関する主な通知は?
-
- 遊泳用プールの衛生基準について 平成19年5月 厚生労働省健康局長通知
- プールの安全標準指針 平成19年3月 文部科学省 国土交通省
- 学校環境衛生基準 第4 水泳プールに係わる学校環境衛生基準 平成30年4月 文部科学省 改定
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