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特長紹介:YZ250F

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水冷4ストローク249cm³エンジン

01熟成の249cm3DOHC 4バルブエンジン

水冷DOHC単気筒4バルブエンジンは、優れた吸排気性能を発揮する前方ストレート吸気・後傾シリンダー・後方排気レイアウト。アルミ鍛造ピストン、2本リングピストン、チタン製吸排気バルブ、オフセットシリンダーなどにより、扱いやすい出力特性と力強いトルクを両立している。また、MFJ音量レギュレーションに適合したサイレンサーとECUを採用している。

02中高速域の出力特性に優れる後方ダクトエアクリーナーボックス

エアクリーナーボックスを後方ダクトとし、通気抵抗を低減するラウンド形状のエレメントを採用。これに最適化されたECUを採用することで、低速域の扱いやすさを維持したまま、中高速域でのパワーを高めた。伸びやかな加速力と優れたオーバーレブ特性を発揮し、ビギナーからエキスパートまで幅広いスキルのライダーのニーズに応える。

03フリクションロスを低減し、耐硬直性を高めたカムチェーン

フリクションロスが少ないカムチェーンは、伸びやかなエンジンの高回転を実現。チェーン幅を2023年比で1.95mm広げ、噛み合い時の面圧を減らす事で耐硬直性を高めている。これに合わせて、吸・排・クランク側の各スプロケットとダンパー、およびテンショナーは高バランスのセッティングを実現した。

シャシー

04人車一体感を高めた専用フレーム

直進安定性、バンプ吸収性、旋回性などの要となる、タンクレールのたわみ。これを競技に向け最適化させた、専用アルミフレームを採用。タンクレールの角度、ヘッドパイプまわりやピボット部などタンクレール前後の保持形状の設計、ダウンチューブを含めた各部の剛性チューニングなどにより、フレーム環形状全体での剛性を適正化。エンジンハンガーも専用設計とし、スピードを維持したままのコーナーエントリーをイージーに。コーナリング中のラインの自由度が広がるなど、人車一体感を追求している。

05卓越した減衰特性を備える前後サスペンション

KYB製前後サスペンションは、トラクション感とバンプ吸収性の向上を狙い、減衰特性のセッティングを最適化。フロントサスペンションは、一部積層バルブの形状を2024年モデルの環状からデルタ形状に変更。流入側のオイル通過孔を拡大させることでオイルの流れを調整 。これにより、フロント廻りの挙動の穏やかさ、操作性に貢献している。また、工具を使わず手回しでセッティング変更できる圧減衰調整機能を採用。さらにビッグサイズのフォークガードでインナーチューブの傷付きを抑止。強化ダストシールの採用によりダスト侵入を抑え、オイルにじみのリスクを軽減している。リアサスペンションは、様々なシーンにおいてライダーが安定した車体姿勢を保てるよう、リンクのレバー比とセッティングを変更。トラクションフィーリング、ジャンプ時での踏みきりのしやすさ、空中でのバランスの取りやすさなどに寄与している。

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06高いコントロール性を発揮するリアブレーキ

モトクロスライディングにおいて、ライダーの操縦感覚に大きく影響するリアブレーキ。ホース剛性をあえて下げることで、コントロール幅を広げた。制動力の高さを維持したまま、右足の繊細なブレーキペダル操作に対しよりリニアに反応する。

07細部に及ぶ徹底的な軽量化で走行性を追求

リアフレームは、バッテリーボックスの剛性を活用することでアルミ製メンバーを省略。その他、小型燃料ポンプと懸架構造を変更したフューエルタンク、専用設計の軽量チェーンサポートを搭載、スロットルワイヤーのアウターワイヤーをストランドタイプとした。軽量化に貢献するアルミ材のフットレストブラケットは、車両との一体感を感じやすくなるように形状を変更。競技シーンの走行性能を追求している。

デザイン

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08直線的な造形でスピード感と力強さを表現

YZシリーズの特徴でもある、水平に突き進む矢のようなスピード感を造形化したホリゾンタル・ムーブメントを、さらに強調。リアフェンダー、フューエルタンクからシュラウドのライン、そしてフロントフェンダーに直線的なデザインを施し、突き刺すような力強さを表現している。

09軽快感と操縦性を増したシュラウド

ライダーがより体を動かしやすいよう、スリムなシュラウド形状を採用。細身で滑らかな側面形状を備えることで、走行時にライダーが地面を見やすく、足を動かしやすいデザインとしている。見た目の軽快感に加え操縦性の向上にも寄与しながら、フロントフェンダーの導風効果も相まって、冷却性の確保にも貢献する。

10ライダーが体を動かしやすいフラットなシート

エアクリーナーカバー天面を低く設計。シートからエアクリーナーカバーへとつながるエリアのフラットさと一体感を高め、ライダーが前後に体を動かしやすい形状とした。シートは溶着部がないシームレスの1枚表皮を採用。エッジ部に丸みを持たせ、ヒップポジションの自由度も確保されている。シート後方にはわずかなストッパー形状を持たせることで、加速時のフィット性にも配慮。さらにシート表皮とクッションでボトム部を巻き込む構造とし、リーンアウト時のヒップや腰への衝撃軽減を図っている。

11ゼッケンと一体化したフロントフェンダー

フロントフェンダーのデザインは、ゼッケンと一体化したスポーティなシルエットを採用。ブレーキホースをゼッケンの裏面に回すと同時に、ゼッケンバンドの廃止、スロットルワイヤーの短縮などを行い、シームレスでクリーンな印象を実現。軽量化、剛性の適正化による走行中のフロントフェンダーのブレ軽減、泥詰まり抑止など、高い機能性も備えている。

12コンパクトなライディングポジション

フットレストを低くレイアウトし、ヒップ〜フット間の距離を最適化させたことにより、ひざ周りのポジションに余裕を持たせた。ハンドルはより手前の設定とし、ポジションのコンパクト化を果たしている。また、バーパッドはコンパクトで耐水性に優れるPVC材を採用。フットレストブラケットのストッパー部は、泥詰まり抑止と路面ヒット時の噛み込み抑止を図った形状を採用した。

13扱いやすくなった新デザインのハンドルスイッチ

リブ形状となった新デザインのハンドルスイッチを採用。ハードな走行時でも直感的に操作しやすい形状とした。

14スポーティさを大胆に表現するカラーリング

ハイパフォーマンスの血統“ブルーファミリー”を濃密に感じさせるヤマハブルーをベースに、ホワイトのビッグロゴとグラフィックをあしらったカラーリングを採用。差し色にライトブルーを使用することで、爽快かつアグレッシブなスポーツイメージを高めている。

ECU

アプリケーション

15より多機能に、より使いやすく。パワーチューナーApp.をアップデート

エンジン特性や電子制御システムをスマホで簡単にセットアップできるパワーチューナーApp.を搭載。多機能なアプリを直感的に使いこなすことで、あらゆる走行シチュエーションに最適なセッティングを実現する。

(1)シンプルチューニング
操作は「スムーズ⇔アグレッシブ」表示の1軸バーをタップするだけ。イージーにエンジン特性をセレクトできる。決定した特性を4×4の画面で確認し、好みや状況に応じて「FI」「IG」を微調整可能だ。

(2)トラクションコントロールシステム
走行時、リアタイヤのスリップ傾向を検知すると、点火制御によりエンジン出力を抑え、トラクションを維持。パワーチューナーApp.を用いて、トラクションコントロールシステムの介入度合いを3段階(OFF含む)に調整できる。

(3)ローンチコントロールシステム
スタート時、リアタイヤのホイールスピンを検知すると、エンジン出力を抑え、より効率のよい発進を可能にする。新たにレブクリップ機能を搭載。ローンチコントロールシステム作動時の上限回転数を6,000〜10,000rpmの間で500rom刻みで設定できる。ライダーはスロットルの加減を調整することなく、スタートのタイミングに集中できる。車両の発進を認識するとレブクリップ機能はキャンセル。3速に入るとローンチコントロールシステムがキャンセルされる。

(4)ラップタイム計測機能
ラップ・バイ・ラップ(1周ごとのタイム)が取れるラップタイム計測機能を搭載。セッティング効果や実戦でのラップタイム変位を数値で確認できる。計測は、左ハンドルスイッチにあるモード切り替えスイッチ「マルチファンクションボタン」を押すだけ。走行後、車両ECUが記録しているデータをアプリで確認する。

加えて、「サスペンションセッティングのテーマ別対処方法」にて前後サスペンションの調整作業も容易となっている。

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