特長紹介:YZ85/YZ85LW
パワーユニット

01刷新した吸気系でコントローラブルを追求
2027年モデルYZ85は、“扱いやすさを高め、ベースの戦闘力を引き上げる”をコンセプトに掲げた。ストレート吸気を採用するパワフルな水冷 2ストローク84cm3単気筒は、リードバルブにMotoTassinari製VFORCE-4Rを新採用。これに併せ、マニフォールドを新作し、リードバルブ前後にガスケットを追加した。加えて、キャブレターセッティングを変更。吸気系を一新することで、幅広いシチュエーションにおいてよりクリーンな燃焼を達成しつつ、パワーバンドを拡大し、全域で滑らか、かつ狙い通りのパワーを提供する。
02YPVSのリセッティングでパワーバンド拡大
排気系では、低中回転域のトルク向上をもたらすYPVS(Yamaha Power Valve System)を徹底的に見直した。バルブ全閉時の排気タイミングをはじめ、バルブ移動距離、ガバナーによるバルブ作動回転域を変更。主に低回転域での出力向上を狙いながら、高回転域へのつながりの良さを重視した。パワーバンドが拡大したことにより、若きライダーにイージーライドを提供する。
03フライホイールマスを増大し、イージーさと加速性能を両立
フライホイールウェイト径を2026年モデルのφ60.0mmからφ79.5mmへ変更。フライホイールマスを増大させることで、扱いやすいエンジン特性と鋭い加速フィールを両立している。加えて、吸気抵抗を低減したエアフィルターや、ハイスロットルの採用、ドリブンスプロケットの変更※などによって、扱いやすさと加速性能を向上させている。
- ※
- YZ85のみ2026年モデルの46T→47Tへ変更
04高い信頼性でスキルアップをサポート
2027年モデルYZ85/LWは“信頼性の向上”をテーマの一つに開発。シリンダーヘッドの材質を熱伝導率の高いタイプに変更したほか、トランスミッションやウォーターポンプの見直し、エキゾーストパイプスプリングの変更など、各部を徹底的に見直した。これらにより信頼性を向上し、ランニングコストの抑制やイージーメンテナンスを実現することでライダーのモトクロス活動をサポートする。
05駆動系の熟成やジャダースプリングの追加で操作性向上
耐久性と信頼性を向上するため、クラッチの摩擦材を変更。さらに、ジャダースプリングを追加した。発進時のジャダーを抑制し、優れた操作フィーリングと加速力をもたらす。トランスミッションは、3速および4速ピニオンギアとホイールギアの表面処理を変更。より信頼性を高め、ピッチングを抑える。エンジンの扱いやすさを高めたことにより、ユースライダーにスピードアップを実感させ、ライディングのモチベーションを高める。
車体
06ブラケットの変更でシャシー剛性を最適化
車体は、強度、剛性バランスに優れたスチール製セミダブルクレードルフレームに、軽量かつ高強度なアルミ製リアフレームを採用。2027年モデルYZ85/LWでは、フロント/アンダーエンジンブラケットおよびリアアームブラケットの形状や板厚を変更し、エンジンの出力向上に合わせた剛性と信頼性を確保した。操縦安定性を向上させると同時に、コーナリング時や大きなギャップなど高負荷がかかるシチュエーションでの接地感をアップ。また、材質を変更することで重量の増加を抑えた。
07調整可能なアルミ製ハンドルに、軽快感のあるバーパッドを採用
軽量かつ強度に優れたアルミ鋳造製ハンドルクラウンに、アルミ製テーパー型ハンドルバーをセット。ハンドル位置は、ホルダーの向きと取り付け位置の変更により、前後4段階・最大27mm幅でポジション調整が可能。ライダーの体格や好みに応じてきめ細やかにセットアップできる。2027年モデルYZ85/LWでは、YZシリーズ上位モデルと同等のバーパッドを採用。コンパクト化により視覚的な軽快感を高めると同時に、YZシリーズの連携感をもたらしている。
08倒立式フロントサスペンションによる軽快なハンドリング
倒立式フロントサスペンションは特殊加工を施したワンピース構造のアウターチューブを装備。インナーチューブは36mm径、ホイールトラベルは275mmを確保し、優れた減衰力と接地感を実現している。YZ85とYZ85LWでそれぞれ専用にセッティングを最適化。さらにフロントサスペンションガードを装備し、ハードなコンディションでも高い耐久性を発揮する。ステムシャフトは軽量アルミ製でハンドリングの軽快感に寄与している。2027年モデルでは、フロントホイールベアリングをオイルシール付き仕様に変更。耐水性を高め、イージーメンテナンス性の向上に寄与している。
09リザーブタンク一体型マスターシリンダーにより優れたパフォーマンスを発揮するリアブレーキ
ブレーキディスクはフロント220mm径、リア190mm径のウェーブタイプを装備。摩擦系を吟味しながら入力系との最適バランスを追求することで、優れたタッチと高いストッピングパワーを両立している。また、高剛性フロントサスペンションと相まって、安定感のあるブレーキングを実現。フロントブレーキホースはシンプルな取り回しで、良好な整備性にも貢献している。リアブレーキには、リザーブタンク一体型マスターシリンダーを装備。リザーブタンクとホースが不要となり、軽量化とブレーキ操作時のリニアリティ向上に寄与している。
10軽量で抜けにくい燃料タンクブリーザーホース
燃料タンクブリーザーホース外径を2026年モデルのφ9mm→φ8mmに、長さを350→280mmに変更することで軽量化。ステムナット部にはプロテクターを追加し、ホース抜け抑制を両立している。
11外装パーツのボルトを統一し、整備性を向上
外装パーツに使用しているボルトを頭部薄型の低頭タイプに変更。軽量化と吸気効率向上に貢献するとともに、長さを14mmに統一することでメンテナンス性を高めている。
12力強く、存在感のあるグラフィックを採用
グラフィックデザインも刷新し、YZファミリーの世界観を強調。明るいグラフィックカラーが、アグレッシブで若々しいスタイルを際立たせる。