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テクニシャンエピソード 03

お客様の命と情熱が込められた、厚い信頼に応える

CAN

Episode 03
Luke Pakkala

WTGP2016 スポーツモデルクラス 準優勝

PROFILE

  • 出身: Oakville, Canada
  • 所属: Oakville Yamaha

オートバイに乗る母親を追いかける若者だったルークは、やがてヤマハのトップ整備士へと成長した。彼の毎日の仕事には驚くべき発見が待っている。日々の仕事の中に変化を見つける能力、そして家族や友人に対する愛情によってルークは今日の姿に成長したのだ。

メカニックを目指したきっかけ

私の母とヤマハモーターカナダに勤める友人たちのおかげです。生涯に渡るキャリアを模索していた私に、整備士の道をアドバイスしてくれたのが彼らでした。それをきっかけに整備士の訓練コースを受講し、キャリアをスタートさせることができたのです。
そもそもバイクに乗り始めたきっかけにも、私の母が関係しています。まず母がバイクに乗り始め、自分も勇気を出してライダー講習を受け、やがて彼女をバイクで追いかけるようになったのです。
バイク歴は15年程です。好きなバイクは愛車の2014年モデルのヤマハフェザー8ですが、最近では新型のMT-10も気に入っています。
好きなバイクのタイプは、スポーツツアラーとアドベンチャーツアラーです。今年の夏には、片道8時間の距離にある私たちのコテージまでバイクで出掛け、週末を過ごしてとんぼ返りしてきました。

WTGPに挑戦した理由

WTGPに挑戦しようと思ったのは、YMCAのカナダサービスチーム、職場の仲間、そして家族の応援があったからです。長い間、多くの素晴らしい指導者に恵まれ、応援をいただきながら、継続的に自身のスキルの改善と向上のための努力を行ってきました。それで、カナダの代表としてWTGPに挑もうと決意したのです。
それが何であっても、国を代表して何かを為すことはとても名誉なことだと思います。自分の愛する仕事でそれができたのは、いまだに信じられないことです。
WTGPへの出場は大きなプレッシャーがありましたが、同僚や上司の期待に応えることができたのは大きな喜びです。
まさか表彰台に上がれるとは夢にも思っていませんでした。この経験は、自分のコアスキルを思い起こさせてくれるとともに、整備士としてのキャリアの中で、一生思い出に残っていくことでしょう。

得意な整備

エンジンの動作状態の確認と診断が得意です。いい状態で走り去っていくエンジン音に勝るものはありません。
今は、朝から晩までお客様の対応をしています。その他にも在庫管理や人材育成のサポート、もちろんショップでの整備作業も行っています。
当店のお客様は、スポーツツアラーと長距離を走るクルーザーが中心です。
修理やメンテナンスの内容については、それぞれのお客様に丁寧に説明するように心掛けています。お客様は、概要を知りたい時もあれば、詳細を知りたい時もあるものです。必要な情報を的確に提供することで、お客様満足度の向上を図っています。

日々の業務で大切にしていること

当店には、3名のスタッフが在籍しています。私の役割は、アパレルやアクセサリーの販売、整備トレーニングやディーラー管理などのすべての部門で、彼らのサポートをすることです。新人達には、なるべく経験を通して学ばせるようにしています。時には口を出したり、手助けしたりしたくなりますが、それではプロセスのすべてを身に付けることができません。指導と自己鍛錬のバランスを大切にしています。

この仕事をしていて良かったと思う瞬間

「君たちのおかげで楽しい週末を過ごすことができた」とお客様に感謝されたことは、いつまでも記憶に残ります。難しい修理を成功させたこともいい思い出です。
どんな状況でもお客様の期待を超えること。時間の制約や難しい状況でもそれをこなすことに、大きなやりがいを感じています。バイクを購入いただいたお客様から、バイク旅行の長い土産話を聞くのは格別です。
仕事のモチベーションを保つコツは、日々のちょっとした変化を見逃さないこと。毎日、何かしらの変化を見つけながら仕事をしています。

仕事上で大切にしていること

どのお客様からも頼りにされ、来店を楽しみにしていただけるようなディーラーであり続けること。またお客様の情熱やひたむきさに敬意を払うことです。
お客様は常に高いレベルのサービスを期待しています。お客様ご自身の命やバイク、情熱をかけて、私達を信頼しているのです。その信頼を大切にしなければならないと考えています。
将来の目標は、これまでに培った技術を発展させていくこと、そして新人や販売店の人に対して目を向け、教育に注力していくことです。スキルの向上だけでなく、その過程を通じて視野を広げ、未来を切り拓いてもらうことが私の究極の目標です。

Message

私がヤマハを好きな一番のポイントは、ヤマハ製品を使うすべてのお客様の声に耳を傾けようとしている点です。毎日製品に携わり、お客様と接している人々は、かけがえのない情報や知見を持っています。ヤマハ本社の担当者が販売店のスタッフに積極的に質問する姿は、絶え間ない改善と学習に取り組む姿勢を表しています。

そんなヤマハと私たちヤマハ販売店に、情熱をもって信頼を寄せていただきありがとうございます。

Luke Pakkala

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