歴代TZRが集う場所 - オーナーズクラブ訪問 Vol.1
クラブイベントにヤマハのスタッフがお邪魔します
ヤマハ発動機のコミュニケーションプラザでは、毎年多くのオーナーズクラブの皆さんがクラブミーティングを開催されています。
YMGGスタッフも時々その集まりに参加させてもらいます。
ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ
TZR250初期型1KTが世に出てから40年以上もたった2026年5月。
それでも日本全国から約60名のオーナーが集まり、それぞれの愛車を囲みながら語り合う。
今回わたしたちGENUINE GARAGEスタッフは、ヤマハ発動機コミュニケーションプラザで開催されたTZRオーナーズミーティングを訪問しました。

朝9時過ぎ、遠くから聞こえてくる2ストロークのサウンド。自走で、トランポに積み込んで続々と到着し、コミュニケーションプラザ前に並んでいきます。
TZRシリーズ1KT、2XT、3MA、3XVに加え、同じエンジンを積むTDRまで集まり、ナンバーを見てみると遠くは東北や北海道まで!
こちらのクラブはメンバーを固定せず新規参加もウェルカムでオープンに運営しているとのこと。今回も初参加の方が何人もいたようですが、皆さん分け隔てなく盛り上がっていました。

みんな互いの車両を見て参考にしたり感嘆したり思い出を振り返ったり。
バイク話が盛り上がっています!
代表のヒロっちさんによれば、ミーティングはヤマハ発動機コミュニケーションプラザ以外にも、関東・関西・東北・九州でも各地で定期的に開催しているとのこと。特に関東では200台近くの参加もあったとのことに驚き!

こちらはカウル修復中にも関わらずお越しになったのですね。グリップのワイヤーロックとタイヤの青い焼けから、何か熱い走りっぷりが伝わってきます!

創業から5年程度でWGPに参戦したヤマハですが、RD56には美しい日の丸モチーフの赤いラインがあしらわれていましたね。それを市販車に落とし込んだのが初代RZ250。そして堂々とシンプルなYZRカラーを纏った1KT。感慨深いものがあります。

美しいインターカラーにロリス・カピロッシの組み合わせ。フレームのポリッシュやFrフェンダーの「はずし」など、並々ならぬセンスを感じます。RIDEステッカーや大歳神社?のお守りもまたオーナーさんの経験値を物語りますね。

贅沢なブレーキを奢られたちょいマルボロ3MA。美しすぎるソノートカラー。圧巻の1989日本GP仕様。ドキドキしてきます。シエットGP1、そしてTECH21も、懐かしすぎる!

3XVの牙っぽいデザインはその後FZ400(4YR)にも引き継がれていきますが、元はと言えばコシンスキーが駆った'90YZR250がモチーフ。当時の商品企画担当のこだわりでした。造形を際立たせるグラフィックも秀逸です。

’15日本GPスポット参戦の中須賀M1(雨の中、大健闘だった)をモチーフに作り込んでくるとは!Mダクトあたりの造形はご苦労なさったでしょうねえ…素晴らしい。

憧れたところでレアな懸賞に当たるはずもなく応募すらしなかった記憶があります。それをベースにアドバンテージの足回り、ラジアルポンプ化、ミラーも洒落た場所に移設、こんなの最高です。奥の車両のM1ステッカーもありがとうございます。

こうして眺めると、3MAの造形の素晴らしさにあらためて気づかされます。もちろんTZやYZRのエッセンスは随所に感じられるのですが、それ以上に印象的なのは、試行錯誤の中で日々積み重なる難しい設計要件を、ひとつひとつデザインによって解決していった結果が、そのまま形になっているように見えること。「格好よくしよう」としていないことが「恰好良い」のです。その姿には、文字どおり「端正(端が正しい)」さが宿っています。
シートからタンクへの立ち上がりは、現行モデルはもっと緩やかになっていますね。レーサー風のタンクデザインに懐かしさを感じる人も多いかもしれません。

ワタクシの限定解除前の愛機がコレでした。TT500との組み合わせは抜群のハンドリングで、ステップが削られて「勿体ない!」というくらいにベッタリ寝てもまだコケない。一回ロアカウルの右を削ったなあ、と邂逅。オーナー様もそれで外してらっしゃるのかな。

コーデバッチリの3MAオーナー様。こうなってくるとジャケットの復刻プロデュースも考えたくなってきますね。お洗濯もひやひやものでしょうから。

’80初頭のAKAI‐YZRを駆るバリー・シーンをつい思い出すなあと思っていたらオーナー様は”7”ヘルメットをお召しでした!カスタムを助長させる気はありませんが、現代の良いタイヤを使おうとすると17インチ化するのは真っ当な手段に思えます。ご苦労に頭が下がります。

フロントカウルのYAMAHAのエンブレムをオリジナルのサイズに近いものを苦労して探して貼られている方も。グラフィック系の継続要望の強さを実感します。

集まった後はコミュニケーションプラザ内のホールにてクラブ説明や情報交換。
オーナーズクラブ広報担当のこうくんさんからは独自に部品メーカーさんと交渉し作った部品の紹介がありました。こうしたオーナーの皆さんの努力で車両を維持し楽しんで頂いていることに頭が下がるとともに、私たちも頑張らなければという気持ちになります!

僭越ながらGENUINE GARAGEスタッフからも少しお話をさせて頂きました。
どんな部品でお困りでしょうか?という話題に沢山の意見をいただきありがとうございました!

ホワイトボードにびっしり。きっとまだまだあると思います。

生産終了から25年以上経ってくるとありとあらゆる部品が…
特に3XVは細かく仕様変更を受けたのでモデル毎に要望も広がってきます。
メーカー自力だけでなくサプライヤー様やショップ様との連携で柔軟に対応する方策もまた有効かとアドバイスを頂きました。

確かに。スタッフの仲間も何人かSP12TZMを持っていて苦労しています。
YZ80由来のエンジンで素性が良いのでなかなか手放せないんですよね。


室内でのミーティング終了後、コミュニケーションプラザからのサプライズでTZとTZMが登場。


大勢に囲まれて嬉しそうなTZとTZM。ご参加の皆さんにも喜んでいただけたようです!

みんなで並んで記念撮影。当日は天気が少し心配でしたが、何とか1日持ってくれました。風が強くチームフラッグがはためいていましたね。
オーナーそれぞれの個性が表現された沢山のTZRを観ることができ、眼福でした!
今回、GENUINE GARAGEとしては初めてのオーナーズクラブミーティングへの参加でしたが、多くのことを学ばせていただきました。貴重な機会を頂いたTZRオーナーズクラブの皆さん、ありがとうございました!
オーナーズクラブの案内サイトはこちら
気になる方はぜひアクセスしてみてくださいね!
GENUINE GARAGEではこれからもこうしたオーナーの皆さんとの交流を通じて、より良い活動につなげていきたいと考えています!
この記事のまとめ
- TZR250オーナーズミーティングの様子と全国から集まるオーナーコミュニティの魅力
- 1KT・2XT・3MA・3XVなど歴代TZRシリーズが集結した貴重なクラブイベント
- オーナーごとの個性が光るカスタム車両と当時のレーサーレプリカ文化の魅力
- 絶版車を維持するための部品情報やオーナー同士の情報交換・交流の様子
- GENUINE GARAGEがオーナーから寄せられた部品要望と今後の取り組み
- 生産終了から25年以上経ったTZR250の維持に必要な部品供給の課題
- コミュニケーションプラザで開催されるオーナーズクラブイベントの見どころ
- 絶版車を愛するオーナーとヤマハがつながる交流イベントの価値と意義