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テネレ700 豊富なアクセサリーシート

テネレ700をこよなく愛する社員がいちオーナーとして語るテネレに関するよもやま話

アクセサリー企画 ヨーヘイのテネレ日記 アクセサリー企画 ヨーヘイのテネレ日記

カスタマーエクスペリエンス事業部
ボルトオンアクセサリー企画G

ヨーヘイさん

好きになるバイクはなぜか不人気車

現在はボルトオンアクセサリーの事業企画を主に担当しています。数年前までは産業用機械の開発設計を行っていたメカ系の元技術者です。バイク好きなので社内の制度を利用して現職に転籍しました。どちらかと言うと未だにオーナー目線でいると思っているので、その視点から皆さんの(自分の)知りたい情報をこのコンテンツを利用して提供していきます。

アクセサリーパート Episode1

アクセサリーパートを担当することになったヨーヘイです。
CX事業部にて純正アクセサリーの事業企画を担当しています。
このパートでは「純正アクセサリーの企画や開発のウラガワ」を様々な視点で紹介していきます。

テネレ700は走破性向上のためシート高が875mmと現行のヤマハ市販車の中で最も高いバイクです。先ごろ販売開始されたWR125Rも同じ875mmでありこちらも走破性重視なことが伺えます。

WR125Rは138kgと軽量なのでシート高さが高くてもそれほど問題ありませんが、テネレ700は200kg近くあるのにシート高さがあり、重心も正直言って高めです。身長176cmの自分では標準リンク、標準シートではつま先がどうにか接地する足つき性であり、この状態だと信号待ちや一時停止でヒヤッとすることがありました。公道は平坦なところばかりではなく、アスファルトの凹みがある場所もありますし、林道ではそもそも斜面の場合もあります。好きなバイクに乗るのにヒヤヒヤしたくはないので所有するテネレ700(2021年式)は足つきを重視してローリンク、標準シートの組み合わせで乗っています。この組み合わせであれば足の拇趾球まで接地するので不安感はかなり低減します。なんなら両足ついてバックもできます。

一方で自分の中でテネレ700のイメージはパリダカなのでラリーシートのようなフラットに近いシート形状には憧れがあります。もしかしたらローリンクならラリーシートでも乗れるのでは?と思っていたところ、タイミングよくラリーシートを試せる機会を得ることができました。

シート紹介 シート紹介

テネレ700は標準シート以外でローシート、ラリーシート、コンフォートシートがあります。シート高さは低い順にローシート、標準シート、コンフォートシート、ラリーシートの順番です。ローシートと標準シートの比較画像はよくありますが、ローリンクに、ラリーシート、コンフォートシートをつけた画像は少ないので今回紹介します。

ローシート
ラリーシート
コンフォートシート

2021年式と2025年式の互換性 2021年式と2025年式の互換性

自分の所有するテネレ700は2021年式でありこのモデルでは前後分割シートが標準シートでした。2021年式にもラリーシート等のアクセサリーがあり、これは前後一体シートでした。今回用意できたシートは前後一体のシートでしたが現行品の2025年式用でした。2021年式のラリーシートも一体式なので2025年式のシートでも自分のテネレ700に取り付くだろうと考えていましたが、残念ながらシートを取り付けることはできませんでした。テネレ700は2025年式で電子制御スロットルや、ヘッドライトのデザイン変更等様々な箇所に手が加えられました。変更の中の一つとして、ポジションの自由度を改善するためタンク後端の形状に少し手が加えられています。このため2021年式のテネレ700に2025年式のシートを取り付けようとするとシート前側に隙間が生じてしまい、取り付けることができません。パッと見はつきそうなのですけどね。2021年式への取付はあきらめて最新の2025年式のテネレ700(ローリンク)に各シートを取り付けて足つき性、乗り心地等を確認しました。本当はインプレも紹介と考えていましたが自分のスキルではシート高さの違いによる操縦性の違いを個別にはあまり感じ取ることができませんでした。

ラリーシート Ténéré700('25~) ラリーシート Ténéré700('25~)

ローリンクなのでラリーシートにしても大丈夫かなと考えていましたがそんなことはない、やっぱり高い!平らなオンロードのみならなんとか乗っていられるかなというレベル。足つき性は両足のつま先先端が何とかついているレベルで拇趾球はつきません。ただアイポイントが本当に高くなりノーマルシートでも俊悦な見晴らしは抜群になります。何故かシートの前側に乗りたくなる気分になった。また厚みが最もある分乗り心地はコンフォートシートよりもよく感じられます。拇趾球までつけば、このラリーシートが最も良いのは間違いないと思います。多分必要身長185cm位かな。操安性はノーマルリンクの方がローリンクよりも良好なので、ローリンクにこのラリーシートをつけるのであればスタンダードのリンクに標準シートで乗ることをお勧めします。ただ一時停止等でお尻をずらして片足でしっかり停止できる方はこの組み合わせでも良いと思います。見た目も良いですしね。長距離を走る長身ライダーにお勧めします。

この見た目が良い!

*撮影は(株)ワイズギアのガレージにて撮影
*身長176cm 体重83kg

コンフォートシート Ténéré700('25~) コンフォートシート Ténéré700('25~)

標準シートよりも少し高くラリーシートよりは低い仕様です。視点が標準より高くなり前後の体重移動がし易くなるためコーナーで積極的に体重移動したくなります。旋回性の違いは正直分かりません。車体のディメンジョンが変わったわけではないので性能差はないのでしょう。ただ厚みが標準シートよりも増えた分フカフカ感があります。普段オンロードツーリングがメインでノーマルに快適性を追加したい方にお勧めです。普段はノーマルシートに乗っているので、比較してしまうと高さが少し高くなる分は不安感が増してしまいますが慣れればこのシートでも問題ないかもしれません。

*撮影は(株)ワイズギアのガレージにて撮影
*身長176cm 体重83kg

ローシート Ténéré700('25~) ローシート Ténéré700('25~)

数値上では最も低くなるシートです。ノーマルに比較してシートの角が太腿の内側に当たる感じがして少し違和感がありましたが、しばらく乗っていると気にならなくなりました。他のシートに比較するとどうしても薄い分、硬さを感じてしまいます。但し足つき性はノーマルよりも良好になります。

*撮影は(株)ワイズギアのガレージにて撮影
*身長176cm 体重83kg

今回普段ほとんどバイクに乗っていないスタッフ(身長180cm)にも乗って頂いた所、ハンドル位置とシートの高さがちょうどよくこのシートが一番乗りやすい、とのことでした。自分の印象ではちょっとハンドル高いな、と感じていましたが、オンロードのみで走っていることと、少しハンドルポジションが高いことが乗りやすく感じたとのことでした。結局の所、ハンドル高さやシート高さは人それぞれの好みがあるので“コレ”と決まるものではないですね。

踵の浮き具合 踵の浮き具合

ラリーシート
コンフォートシート
ノーマルシート
ローシート

ノーマルシートとローシートは安心感がありますが、コンフォートシート、ラリーシートは不安感があります。画像で見ると僅かな差に見えますが安心感はかなり違います。ラリーシートでも両足は接地していますがかなりつま先立ちに感じるため安心できませんでした。普段乗り慣れていることも関係するかもしれませんがノーマルシートとローリンクの組み合わせが自分としては最も自然に足つき性を気にせずに乗ることができました。

あとがき

今回比較をすることで改めて足つきの重要性を感じられました。仮に両足がついても拇趾球がついているかどうかで安心感は全く異なります。普段、信号待ちの際にお尻をずらして停止している方を見かけることがありますが、あれは技術の一つです。そのような経験が無かった自分にはそれを真似することができないことも分かりました。両足の拇趾球が接地することが如何に重要か分かるとともにテネレ700はシート高さが欧州向けだなと改めて感じました。

参考

2021年式アクセサリーシート *コンフォートシートは設定ありません

この記事のまとめ

  • テネレ700純正シート4種類の特徴と、足つき性・快適性・ライディングポジションの違い。
  • ラリーシート・コンフォートシート・ローシートそれぞれの用途と選び方のポイント。
  • ローリンク装着車で比較した純正シートごとの足つき性と停車時の安心感の違い。
  • 身長176cmライダーによる純正シート装着時の足つき性と乗車姿勢の実体験。
  • 停車時の安心感に影響する拇趾球の接地性と、足つき性の重要性についての解説。
  • 2021年式と2025年式テネレ700のシート互換性と仕様変更による装着可否。
  • ツーリングや林道走行など、用途に合わせたテネレ700純正シート選びの考え方。
  • 足つき性・快適性・操作性のバランスから考える純正アクセサリー選択のポイント。
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