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55mph - Beautiful Riders ~55mphな女性ライダーたち~

二輪メディアや広告、イベントなどで活躍する美しき女性ライダーたち。体力的なハンデを乗り超え果敢にビッグバイクを操るその姿は、ときとして男性以上にオートバイの本質的魅力を見る者へ伝えるのだ。

二輪メディアや広告、イベントなどで活躍する美しき女性ライダーたち。体力的なハンデを乗り超え果敢にビッグバイクを操るその姿は、ときとして男性以上にオートバイの本質的魅力を見る者へ伝える。すなわち利便性や実用性では決して図ることのできないオートバイのロマンチシズムである。ここではそんな『55mph』的な要素を多分に秘めた彼女たちを紹介しよう。

とき・ひろみ(タレント)

タレント兼モデルとして二輪専門誌やWeb、イベントなどで活躍。MT—07をはじめ、計4台のマシンを所有するほか、近年はパッセンジャーとしてサイドカーレースにも参戦する根っからのバイクフリーク。埼玉県出身。オフィシャルブログ「Rider」 http://ameblo.jp/toki-hiromi/

ときさんを初めて見たライダーの多くはそのバイク乗りらしからぬ容姿に驚いたことだろう。こんな華奢な女の子がバイク乗り……いや、それどころかマニアックなまでにバイク好きなのである。実際にお会いすると穏やかなしゃべり方も相まって、写真で見る以上に繊細なイメージだ。

「16歳のとき、父が半分冗談で「原付免許をとってスクーターで通学すれば?」って言ったんです。それを真に受けて色々調べてみると16歳でも普通自動二輪免許が取れることを知って、どうせ乗るなら大きいバイクに乗りたいと教習所に通うことにしました。それがバイクに乗るようになったきっかけですね。それまでとくにバイクに興味はなかったんですけど、子供の頃からカッコいい『メカ』には憧れがありました。姉がスポーツカーに乗っていたのでその影響もあったかもしれません」

実家が鉄工所を営んでいた関係で、幼い事から機械に親しんでいたというときさん。乗ると決めたら気分は一気に盛り上がり、何と教習所を卒業する前にマシンを購入してしまう。

「ちゃんと免許が取れるかという不安もあったんですけど、早くバイクに乗りたいという思いの方が勝ってましたからね。インターネットであれこれ調べ、我慢できず卒業前に250㏄のロードスポーツを購入したんです。同時にブログも始め、それを通じて多くのバイク乗りの方と知り合うことができました」

その後、18歳になると大型自動二輪免許も取得。現在では4台のマシンを所有し、ツーリングを中心にバイクライフを楽しんでいるという。

「もともとインドア派で、自宅でゲームをしたり、絵を描いたりして過ごすことが多かったんです。でもバイクに乗るようになってからは家にいる方がむしろ落ち着かなくなっちゃいましたね。近場のツーリングなら秩父か群馬、少し遠くだと日光あたりまで足を延ばしてます。ツーリングっていうと温泉や食事を目的に走る人が多いと思いますけど、私はどちらかというと走ること自体が目的のタイプ。食事はコンビニで済ましてとにかく沢山走る(笑)」

最近になってようやく大型バイクの扱いも慣れてきたというときさん。基本的な点検やメンテナンスも自分でこなすとか。

「よく漫画やアニメなどでメカを操って悪者と戦う女の子が登場するじゃないですか。私にとってバイクはそんなヒロインを仮想体験させてくれる乗り物なんです。今後の目標はソロで一泊以上のツーリングをすること。私は歴史好きなので伊達政宗公ゆかりの地、仙台にぜひ行ってみたいです!」

落合 恭子(モデル)

女性ファッション誌『MORE』の専属モデルを務めるなど、10代の頃より第一線で活躍。その一方、女優として映画やTVドラマにも出演している。3年前に雑誌の企画を通じて、かねてからの念願だった大型自動二輪の免許を取得した。東京都出身。オフィシャルブログ「キョウコノゴロ」 http://ameblo.jp/ochiai-kyoko/

先日、公開と同時に大きな反響を頂いた『彼女と8月27日のオートバイ』で“彼女”を演じてくれたのが落合恭子さんだ。ファッションモデルとして堂々たるキャリアを誇る落合さんはその表情、視線、ポージングだけでライダーとバイクの間に潜む「物語」を巧みに演出してくれた。

「父のバイクの後ろに乗せてもらったりしたことがあったので昔からいつかバイクに乗りたいと思っていたんです。その父から『お前がバイクに乗ったら絶対似合うのに』なんてこともよく言われていましたし(笑)」

奇しくも、落合さんも、ときさんと同様、お父さんの存在がバイクに乗るようになったひとつの要因だったという。

「それで3年前にある二輪雑誌の企画で教習所に通うことになったんです。私はもともと運転が好きでクルマもマニュアル車なんですおよ。だから自分でも驚くほど順調に教習が進みましたね。編集担当の方からは『順調すぎてドラマがない』と怒られちゃいましたけど(笑)」

エンジンの様子を伺いつつ、ギアチェンジを通じてマシンと「会話」することがオートバイの醍醐味だと落合さんは語る。

「コイツいま頑張ってるなぁ~とか、ノッてきたからもう一段ギアを上げてやろうとか、人間と機械とがお互いに助け合いながら走る感じが面白いんです。だからあまり従順なモデルより、先日の撮影で乗らせてもらったRZ250のような少しヤンチャなモデルがいいですね」

アメリカのTVドラマ『ダークエンジェル』に登場するジェシカ・アルバのように、縦横無尽にバイクを操る女性ライダーが落合さんの憧れだ。

「ジェシカはあくまで憧れであって、実際は海沿いをのんびり走るのが好きです(笑) まだ自分のバイクは持っていませんが、レンタルバイクを借りてツーリングに行くこともありますよ。先日も女友達と一緒に伊豆までツーリングしてきました」

いま一番行ってみたい場所は山口県にある秋吉台だという。あの広大な石灰岩の大地に佇む落合さんとバイク……きっと素敵な物語になることだろう。

延時 成実(タレント/MC)

モデル業のほか、情報番組のレポーターやラジオのパーソナリティー、イベントMCなど、マルチに活躍する。現在BS11『大人のバイク時間MOTORISE』のレギュラーとして出演中。神奈川県出身。 オフィシャルブログ「Full of smiles」 http://ameblo.jp/narumi-nobetoki

「大学を卒業してモデル、タレントのお仕事を始めたんですが、最初にオーディションに受かったのがバイク関係のお仕事だったんです。それまでクルマの免許すら持っていなかったのに急遽バイクの大型免許を取りにいこうということになって……。実際、教習所ではすごい苦労しましたね。引き起こしや取り回しができなくて。最初の教習を終えたあと、泣きながらマネージャーに電話したことをいまでも覚えています(笑) 」

仕事でバイクに乗るようになった、こう聞くと何だか寂しく感じる方もいるかもしれないが、ご心配無用である。というのも取材の際の延時さんはカメラが向いているときはもちろん、そうでないときもいつも笑顔でバイクに乗っているからだ。バイクと出会うきっかけは仕事だったかもしれないが、いまではバイクで走ることが本当に好きなのである。

「免許を取る前は兄のビッグスクーターの後ろにしょっちゅう乗せてもらってたんです。遊園地のアトラクション的な感覚というか、バイクは後ろに乗って楽しむものだと思ってました。でも、自分で運転するようになると景色が全然変わりますね。風景の中に自分が溶け込んでいく感覚というか。物語の主人公になったようなヒロイックな気分を味わえるのがバイクの魅力だと思います」

現在、延時さんとバイクの付き合いはほぼツーリングだ。北は北海道、南は沖縄も走ったことがあるという。

「仕事でツーリングをする際は走行距離も結構長いですよ。北海道に行ったときは撮影しながら2日間で650㎞ほど走ったり。私は基本的に長距離を走るのはあまり苦にならないどころか、むしろ楽しめる方だと思いますね。ただ、以前に「雪の回廊」を走りに行った際に雪が降ってしまったことがあって。さすがにそのときは寒さに耐え切れずギブアップしちゃいました(笑)」

先日行われたイベント「ライダーサポート東北@SUGO」では、東京から会場のある宮城県まで、約350㎞を自走した延時さん。満面の笑みで田園風景を駆け抜ける姿がとくに印象的だった。

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