本文へ進みます

55mph - Beautiful Riders ~「いつだってオートバイが好き!」~

2017年、若いライダーたちはオートバイに何を求め、どんな風に楽しんでいるのか。Web 55mphをはじめ、さまざまなバイクメディアで活躍中のモデル、紗喜花さんに聞いてみた。

2017年、若いライダーたちはオートバイに何を求め、どんな風に楽しんでいるのか。Web 55mphをはじめ、さまざまなバイクメディアで活躍中のモデル、紗喜花さんに聞いてみた。

紗喜花(モデル・タレント)

幼少期にモトクロスライダーだった父の手ほどきでヤマハ PW50に乗ったことでオートバイの楽しさに開眼。19歳で普通自動二輪免許を取得し、その2年後に大型自動二輪免許を一発試験で取得する。1994年生まれ、神奈川県出身。虫も大好きで研究家の一面も持つ。
所属:SPANCHOOS

Web 55mphのコンテンツ「オートバイへようこそ。」 (https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/life/55mph/scr950/)で、SCR950を駆るツーリングライダーを演じてくれた紗喜花さんはその見た目からはイメージできないほど“アツい”オートバイ好きである。走るのはもちろん、見るのも、調べるのも、話を聞くのも好き。気になるオートバイが止まっていれば思わずオーナーさんに声をかけてしまうことだってある。年齢はまだ22歳。専門学校生だった19歳のときに普通自動二輪の免許を取得したが、オートバイとの出会いはそれよりもずっと前のことだったという

「父と母がコアなライダーだったんです。母はゴロワーズカラーのFZR400に乗っていましたし、父はモトクロスをやっていて20年ほど前にはバハ1000に一人で挑戦して完走したこともあるそうです。そういう両親のもとで育ったので小さい頃からオートバイに対してはやはり特別な感情がありましたね。私がオートバイに初めて触れたのは小学生になる前のことです。父と一緒にモトクロスコースに行ってヤマハ PW50に乗せてもらったのですが、これがとにかく刺激的で楽しくて。まだ自転車にも乗る前でしたからね。いわゆる原体験だったと思います」

それから20年近くの月日が流れたいま、紗喜花さんは400㏄のネイキッドモデルを手に入れ、公私ともに充実したバイクライフを送っている。

「子供のころから両親にオートバイの話を聞いて育ったので、自然と自分の年齢より上の世代の人が乗っていた国産旧車に興味をもつようになりましたね。SNSで国産旧車に乗っている人たちをフォローしているうちに「ワタシも乗りたい!」と。いまは私が生まれた年と同じ94年式の4気筒ネイキッドが愛車です。じつは友人のお父さんが乗っていた車両を譲り受けたんです」

昨年、大型自動二輪の免許も取ったという紗喜花さん。試験場の一発試験を二回目のトライでクリア。何と満点で合格したという。

「大型自動二輪免許を取得したのもこのXS-1のような古い大型車に乗ってみたかったからなんです。自分が乗るなら空冷の4気筒エンジンのモデルがいいですね。いま気になっているのはXJ750Eです」

いわゆるノスタルジーとしてではなく、現在にはないスタイリングと音、フィーリングを国産旧車に求めているのだ。紗喜花さんの世代にとって、生まれる前に発売された旧いバイクは“新しい”のである。

「オートバイの魅力ですか? 月並みかもしれませんが、風やオートバイ自体が発する音、振動を感じながら走れることです。感覚が研ぎ澄まされ五感すべてで楽しめる。電車移動が苦手なので、普段のお出かけもオートバイですることが多いですね。あとはライダー同士だと自然に連帯感というか仲間意識みたいなものが芽生えるところ。オートバイで走ることって必ずしも楽しいことばかりではなくて、しんどいこともあるじゃないですか。そういった苦楽を分かち合える特別な関係になれるというか。ただ、私は一人で走ることも好きです。箱根や丹沢にある宮ケ瀬湖に行ったり。オートバイの魅力って突き詰めればやっぱりどこか自己満足的なところがあるんですよね」

オートバイにまたがる紗喜花さんの姿にはどこかストーリーが感じられる。きっとライダーとしてのリアルなライフが背景にあるからなのだろう。

ページ
先頭へ