特長紹介:YZ450FX(2023)
あらゆる路面を、我が物に
Be an All-terrain Conqueror
あらゆる路面を、我が物に
Be an All-terrain Conqueror
タイヤに絡みつく土。タイヤがのめり込む砂。
立ちふさがる丸太。見る者を威圧するガレ場。
タイトなヘアピンカーブ。ゆるやかな高速コーナー。
人が歩くような極低速域。景色が飛んでゆく高速域。
すべての舞台で、あらゆる領域で、究極の扱いやすさを。
YZの名にかけて、
クロスカントリーの完全征服を狙う。
NEW YZ450FX
01極低速域で粘り強さを、中高速で力強さを発揮
水冷449cm3DOHC単気筒4バルブエンジンは、全面的にアップデート。スロート部マルチアングルオーバル形状の吸気ポート、2023年モデルのφ37㎜からφ39㎜へと拡大したチタン製吸気バルブ、天面形状と裏面リブを最適化したアルミ鍛造ピストン、プレーンベアリングを採用したコンロッド軸受、慣性モーメントを最適化した肉抜きウェブ、ウエットサンプからドライサンプへの変更など、数多くの新フィーチャーを盛り込んだ。専用ECUの採用と相まって、クロスカントリー走行に求められる極低速域での粘り強さと、中高速域での力強さを両立させた。さらには従来モデル比で1.1kgの軽量化も達成し、より軽快なハンドリングの実現に寄与している。
02いっそうのパワフルさと扱いやすさを求めた吸気系
シリンダー前方ダウンドラフト吸気を継承しながら、エアクリーナーボックスへの新気採り入れ通路を一新し、後方ダクトレイアウトとした。優れた過渡特性とリニアなレスポンスを実現し、ドライバビリティを向上させている。吸気まわりは徹底的に見直し。吸気経路への水やホコリ、泥などの侵入を軽減させながら、ラウンド状立体エレメント採用などにより性能向上にも寄与。さらには軽量コンパクト化も果たしている。
03低フリクションのカムチェーンを採用。駆動系も刷新
高精度でフリクションロスの少ないボルクワーナー社製カムチェーンを採用。テンショナーに圧側スプリングを備えることで、カムチェーンの挙動安定化と負荷低減を実現し、エンジンの高回転化と信頼性向上を両立している。5速ワイドレシオのトランスミッションは、メイン軸とドライブ軸の間隔を2023年モデル比で7㎜拡大。各ギアを大径化することで強度を高めながら軽量化も達成している。プライマリーギアとハウジングを一体構造化し、軽量コンパクトを実現した新設計クラッチは、クラッチスプリングを従来モデルのコイルから皿バネに変更。ダイレクトなフィーリングと軽い操作感をもたらしている。さらに8枚のフリクションプレートを最適化することで、よりマイルドなクラッチのつながり感を実現。悪路での発進時などの扱いやすさが向上している。
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- 写真はプロフェッショナルライダーによる海外のクローズドコースでの走行を撮影したものです。仕様が国内とは一部異なります。ライダーのヘルメット・ウェア類は国内では販売しておりません。走行の際はプロテクターを着用しています。
04新設計バイラテラル・ビームフレームに専用エンジン懸架
バンプの衝撃で横方向にわずかな挙動を示すフレームフレックス特性に着目し、タンクレールの環形状や保持形状、補強材などのバランスを綿密に設計。バンキングの軽快感、ニュートラルな舵角感、ラインの自由度など旋回性を高めつつ、優れたスタビリティを発揮する新設計フレームを採用。新たに専用設計したエンジン懸架の締結ボルトが貫通構造となり、バンプ吸収感の向上に貢献している。
05ショートストローク化により低重心を実現した前後サスペンション
前後サスペンションは、モトクロッサーYZ450F用として高い戦闘力を発揮するKYB製ユニットがベースに、低重心化を図るため前後ともストロークを短縮した。これによりシート高はYZ450F比で10㎜ダウンした。 YZ450F比で、フロントはピストンロッドおよびプッシュロッドの変更により10㎜の、リアは3㎜のショートストローク化を果たしている。これにより前後ともホイールトラベルを10㎜ショート化。フロントの接地感や旋回時の安定感が高まり、マシンとの一体感向上にも寄与。ウッズでのタイトコーナリング時などで高いパフォーマンスを発揮する
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- 写真はプロフェッショナルライダーによる海外のクローズドコースでの走行を撮影したものです。仕様が国内とは一部異なります。ライダーのヘルメット・ウェア類は国内では販売しておりません。走行の際はプロテクターを着用しています。
06フロントサスペンションの使い勝手と耐久性を向上
フロントサスペンションには、手回しで圧減衰調整できるアジャスターを新たに装備。また、インナーチューブへの傷付き防止を狙い、フォークガードの面積を拡大。さらにインナーチューブの表面劣化を低減するために強化ダストシールを採用。リップ長の拡大によりダスト侵入を抑え、オイルにじみのリスクを低減している。
07新設計燃料タンクは軽量コンパクト化と十分な容量確保を両立
専用設計の樹脂製燃料タンクは、YZ450Fに対して前方と下側エリアを拡大。燃料ポンプ位置を下げることで、軽量コンパクト化と十分な容量の確保を両立している。
08車体デザインとのマッチングに配慮したエンジンガード
新設計のエンジンガードは、エッジを抑えたフラットでプレーンなフォルム。車体デザインとのマッチングに配慮しながらも、プロテクション機能が必要な箇所をしっかり保護するよう設計した。
09直線的な造形でスピード感と力強さを表現
YZシリーズの特徴でもある、水平に突き進む矢のようなスピード感を造形化したホリゾンタル・ムーブメントを、さらに強調。リアフェンダー、フューエルタンクからシュラウドのライン、そしてフロントフェンダーに直線的なデザインを施し、突き刺すような力強さを表現している。
10軽快感と操作性を増した新デザインのシュラウド
ライダービューをより軽快にしながら、ライダーがより体を動かしやすいよう、シュラウドの形状を見直した。2023年モデル比で左右幅50㎜のナロー化と側面形状のスムーズ化を果たし、走行時にライダーが地面を見やすく、また、足を動かしやすいデザインとしている。見た目の軽快感に加え操縦性の向上にも寄与しながら、新作フロントフェンダーの導風効果も相まって、従来モデル同等の冷却性を確保している。
11ライダーが体を動かしやすいフラットなシート
エアクリーナーカバー天面を2023年モデル比で10㎜ダウン。シートからエアクリーナーカバーへとつながるエリアのフラットさと一体感を高めることで、ライダーが前後に体を動かしやすい形状とした。幅も2023年モデル比で6㎜縮小すると同時に左右エッジ部に丸みを持たせ、ヒップポジションの自由度も向上している。シート後方にはわずかなストッパー形状を持たせることで、加速時のフィット性にも配慮。さらにシート表皮とクッションでボトム部を巻き込む構造とし、リーンアウト時のヒップや腰への衝撃軽減を図っている。
12ゼッケンと一体化したフロントフェンダー
フロントフェンダーのデザインを見直し、ゼッケンと一体化。ブレーキホースをゼッケンの裏面に回すと同時に、ゼッケンバンドの廃止、スロットルワイヤーの短縮などを行い、よりシームレスでクリーンな印象に。軽量化、剛性見直しによる走行中のフロントフェンダーのブレ軽減、泥詰まり抑止など、機能性も高めている。
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- 写真はプロフェッショナルライダーによる海外のクローズドコースでの走行を撮影したものです。仕様が国内とは一部異なります。ライダーのヘルメット・ウェア類は国内では販売しておりません。走行の際はプロテクターを着用しています。
13コンパクトなライディングポジション
2023年モデル比でフットレストを5mmダウン、ヒップ~フット間を10mm拡大することで、下半身に余裕を持たせている。ハンドル位置は2023年モデル比でパイプ1本分手前に。より自然なポジショニングを可能にしている。
14コンポーネントパーツをアップデート
新型バーパッドはコンパクトで耐水性に優れるPVC材を採用。クラッチカバーには、ブーツが擦れることによる傷付き跡が目立ちにくく、オリジナリティをアピールするデザインを施した。また、前側の樹脂製スプロケットガードは、コンパクトでありながら泥詰まりしにくい形状としている。フットレストブラケットはストッパー部の構造を変更。泥詰まり抑止と路面ヒット時の噛み込み抑止を図った。
15状況や好みに応じて選びやすいパワーチューナー推奨マップ
CCU(コミュニケーションコントロールユニット)を搭載。スマートフォン対応の専用アプリ「パワーチューナー」の利用により、高精度なエンジンセッティングを可能とした。YZ450FX専用のヤマハ発動機推奨マップを「パワーチューナー」にデフォルトで搭載。各推奨マップは得意とする領域の差を広げつつ、バリエーション数を統合。切り替え時の特性変化が体感しやすく、状況や好みに合わせて選びやすい構成となっている。また、ライダー自身によるマップ作成も可能。燃料噴射量と点火時期をそれぞれ16ポイント調整でき、きめ細やかなセッティングができる。車両側にはふたつのマップを保存し、走行中でもハンドル左のモードスイッチでマップ切り替えが可能だ。
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- 写真のスマートフォンは付属いたしません。
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- 画面は最新アプリver.と異なる場合があります。
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- 画像は2024年モデルになります。
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- 画像はイメージです。
MAP1、MAP2は車両本体に内蔵。専用アプリ「パワーチューナー」の利用で、デフォルト登録されているヤマハ発動機推奨のマップ(3種)を選択できる。
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- 上記の図は各マップのイメージです。
16トラクションコントロールシステム採用
ライダーの負担を軽減するトラクションコントロールシステムを採用。走行時の後輪スリップ量変化をECUにフィードバックし、点火制御によりエンジン出力を最適に抑え、トラクションを維持する。介入度はオフを含め3段階で選択可能。専用アプリ「パワーチューナー」で容易に設定できる。
ニューカラー&グラフィック
17レーシングイメージをアピールするカラーリング
ダークブルー、シアン、そしてディープパープリッシュブルーメタリックCと、青の同系ながら異なるカラーを組み合わせた。調和しながらも絶妙なコントラストを見せるカラーリングが、レーシングムードをアピールする。さらにブルー単色のシートが一体感を高め、ビッグロゴがスポーティさを強調。このカラーリングは、オンロードモデルYZF-Rシリーズと同様に、ヤマハのブランドメッセージを体現。“ブルーファミリー”の一翼を担っている。