機能・装備:XSR125
パワーユニット

01パワフルな扱いやすさを引き出すVVA搭載エンジン
124cm3の水冷SOHC単気筒エンジンを採用。放熱性に優れるアルミ製ダイアジルシリンダー、アルミ鍛造ピストンによりコンパクトに設計され、11kW/10,000rpmの最高出力と12Nm/8,000rpmの最大トルクを発揮する。ラジエターは、水温に応じて冷却水の循環経路をきり変える“バイパス式サーモスタット”方式とし、暖機時間が短く燃費性に貢献している。また、全回転域での扱いやすいエンジン特性を引き出すため、低中速向けと高速向けの2つの吸気カムを備えるVVA(Variable Valve Actuation:可変バルブ)を搭載。エンジン回転数に応じてカムが切り替わりトルクカーブを補完し、高速域でのパワー、低中速域でのコントローラビリティを両立している。

02軽やかな操作でシフトチェンジをサポートするA&SⓇクラッチ
加重の低いクラッチスプリングにより、クラッチレバーの操作ストレスを低減。アシストカムとスリッパーカム、2種のカムを設けたアシスト&スリッパ―®(A&S®)クラッチが、シフトダウン時などのバックトルクによる車体挙動への影響を軽減。過度なエンジンブレーキを抑制し、減速時の車体挙動を抑え車体の安定感をもたらす。スリッパー特性はシフトダウン時のつながりの良さを重視して作り込んでおり、スポーティな走りに最適なエンジンブレーキフィーリングに貢献する。
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- 「A&S」「アシスト&スリッパ―」は、株式会社エフ・シー・シーの登録商標です。

03透明感のあるサウンドを放つエキゾーストシステム
高回転域での透明感あるサウンドを発揮する3段膨張マフラーを搭載。エキゾーストパイプに三元触媒を搭載し高回転域での透明感あるサウンドを実現する。ショートタイプのサイレンサーはクラシックなスタイルに調和する大径サイズを採用している。
車体

04剛性バランスに優れた軽量スリムなデルタボックスフレーム
加速・コーナリング・ブレーキングなどの場面で縦・横・捩じり剛性の相互バランスに優れるデルタボックスフレームを採用。スポーティな走行から日常域まで、さまざまなシチュエーションで走行時の安定感をもたらし快適な走行フィーリングを発揮する。
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- 画像はクローズドスペースで撮影したものです。
05コントローラブルなハンドリング
フロントフォークは強度、剛性に優れる倒立式フロントサスペンションを採用。Φ37mmのインナーチューブと130mmのストローク長で、優れたショック吸収性と良好なフロント接地感をもたらしている。また、フロントサスペンションに、アルミ鋳造ハンドルクラウンとスチール製アンダーブラケットを最適に組み合わせることで、クイックでダイレクトなハンドリングを実現している。

06優れたブレーキングとコントロール性を両立するブレーキ
大径267mmのフロントディスクに2ポッドキャリパーを装備。レバーの握る量と効き具合を調整しライダーの意思をダイレクトに反映する優れた制動力とコントロール性を両立している。

07面構成を追求しライダーとの一体感を高める燃料タンク
ニーグリップに合わせた面構成によって、ライダーとの一体感を感じさせる容量10Lの燃料タンクを装備。水平基調のシルエットにこだわったデザインは、シートと相まってオーセンティックなイメージを強調する。

08デザイン性と機能性を両立させたタックロールシート
XSRシリーズに共通する水平基調のデザインを継承し、ヤマハのヒストリカルモデルの意匠をモチーフとしたタックロールシートを採用。クラフトマンシップを感じさせるシートは美しい加工と高い質感を併せ持ち、座面が長くライディングポジションの自由度をもたらしている。
その他の装備類

09レトロと先進性が調和する丸型LCDメーター
シンプルな丸型LCDメーターを採用。視認性に配慮したネガポジ反転LCDに、タコメーター、スピードメーター、ギアポジション、燃料計などの情報をマルチに表示。各種インジケータ―はメーターリムにまとめられすっきりとした印象となっており、レトロと先進性が調和したデザインを演出している。
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。


10無駄を省いたシンプルな灯火類
視認性に配慮したヘッドランプとテールランプはLEDを採用。メーターとも共通するシンプルで無駄のないサークル形状で統一されたデザインは、オーセンティックなネオレトロなスタイリングを演出する。
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- ポジションランプおよびテールランプは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。