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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

グリーンスローモビリティ(電動カート公道仕様)

デジタルアート×エンターテインメント×小型低速モビリティで創る新たな体験価値(沖縄県名護市)

全国で活躍するグリーンスローモビリティ(電動カート公道仕様)の様子をお届けします。

描いた明日が、目的地。

カヌチャリゾート

沖縄県名護市

デジタルアート×エンターテインメント×小型低速モビリティで創る新たな体験価値

沖縄県最大級の敷地面積を誇る一大リゾート「カヌチャリゾート カヌチャベイホテル&ヴィラズ」で、デジタルアート×エンターテインメント×ロースピードモビリティを掛け合わせた、斬新な観光プログラムの実証実験が行われました。テクノロジーで乗客を別世界へと導くスペシャルな移動体験とは――。

POINT

「楽しい」を追求し、自由で多様な移動体験を目指す

ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、「グリーンスローモビリティ」などのロースピードモビリティのオープンエアで低速走行する特性を生かした新たな観光体験の創造や地域の課題解決につながるサービスを開発し、全国で実証実験を行っています。

「そういった活動は、創業以来“感動創造企業”として楽しさを追求し続けるヤマハならではの取り組みです」と話すのは、ヤマハ発動機株式会社 技術・研究本部 本部長 小松賢二

ヤマハ発動機株式会社 技術・研究本部 本部長 小松賢二

「ヤマハは技術ビジョンで『楽しさの追求と社会課題の解決で、みんなの未来を創る』を掲げています。その実現したい未来像の一つが『人とモビリティの協調による自由で多様な移動体験の実現』。それは、未知の風景との出合いや風を体感する心地良さなど、あらゆる人、場所に開いた豊かな移動体験です。その未来を実現する活動の一環として、今回の実証実験のようなモビリティとエンターテインメントをかけ合わせた独自のサービスにチャレンジしています」

窓のない開放的なモビリティは、風景と一体化できるのも魅力

「モビリティ本来の機能である「移動」に、エンターテインメント体験という「コト」の価値を加えることで、人々に未体験の感動を届ける――。

その想いに共鳴したのが、日本を代表する沖縄県名護市の一大リゾート施設「カヌチャリゾート」です。

世界自然遺産に登録された「やんばる」の大自然に位置する「カヌチャリゾート」

「世界に誇れるリゾート」をコンセプトにした「カヌチャリゾート」は、80万坪の敷地に、9つの宿泊棟をはじめゴルフコース、エメラルドグリーンのビーチ、プール、海上アスレチックといったアクティビティ施設が広大な“街”のように整備された南国の楽園です。

運営する株式会社カヌチャベイリゾート 代表取締役社長 白石武博さんは、こう話します。
「私たちは、非日常を求めてこの街に来ていただくお客様一人ひとりに、あふれる期待感や単なる満足を超える“今だけ・ここだけ・あなただけ”の感動する瞬間を届けたいと常に思っています」

株式会社カヌチャベイリゾート 代表取締役社長 白石武博さん

その取り組みの一つとして、県内最大級のイルミネーションが敷地内をきらびやかに彩る冬の一大イベント「スターダストファンタジア」を開催。閑散期である冬の沖縄にも関わらず全国から訪れるリピーターを魅了しています。

「2000年に始まってから毎年テーマを変え、ブラッシュアップを繰り返していますが、自分たちだけのアイデアでは限界があります。私たちが新しいソリューションを生み出す際に大切にしているのは、様々な知見やアイデアを持つ企業との共創。今回は、ヤマハさんのテクノロジーとイノベーティブなアイデア、そして『革新的な体験価値の創造でお客様を喜ばせたい』という同じ想いを感じたので実証実験に至りました」

今回のエンターテインメントプログラム「ルミナスツアー」参加者の様子

無数の星がイリュージョナルに彩るリゾートを舞台に、小型低速カートで巡る最新のエンターテインメントプログラム「ルミナスツアー」は、2024年12月と2025年2月に開催されました。

没入型エンターテインメントプログラムの魅力

このプログラムは、単なるイルミネーションの見学ツアーではなく、非日常空間に没入し自ら操作する体感型のアトラクションです。

参加者はまず、専用スマートフォンを受け取り、小型低速カートに乗ります。そこからインストールされている専用アプリの音声ガイドに従い、4つのスポットを巡ります。

スマートフォンの専用アプリと連動

移動中は、音声ガイドが行き先やリゾート施設にまつわる豆知識が案内されます。光輝くヤシの木が迎えてくれるパームツリーエントランスロードや虹のトンネル、イルミネーションオブジェ「ガーデンイグルー」など、ドライブしながら目の当たりにする多種多彩なイルミネーションスポットに目を奪われます。

幻想的なイルミネーションの世界に没入

設定された4つのスポットを訪れ、専用アプリのボタンを押した瞬間、特別なプロジェクションマッピングがスタート! まるでゲームのようなインタラクティブな体験に心が躍ります。

ロマンティックに彩られるスターダストファンタジアのメイン会場「ガーデンスクエア」

イルミネーションと連動した光の演出が幻想的な「ガーデンプールスクエア」、静かに奏でる波の音と神秘に満ちた夜の海を七色に彩る照明がロマンティックな「カヌチャビーチ」など、フォトジェニックなスポットでは多くの参加者がセルフィーを楽しんでいました。

ビーチリゾートならではの海のプロジェクションマッピング

光の旅の目的地であるカヌチャステラ協会では、訪れたスポットに応じてプロジェクションマッピングが8パターンに変化し、特別感あふれるフィナーレを演出します。カップルやファミリー、女子会グループなど約200名の参加者は、終始目を輝かせながら、思い思いに写真を撮影しながら満喫していました。

写真をSNSに投稿している参加者も

「移動」で世界の可能性を広げるソリューション

実証実験を終え、白石さんはこう話します。

「期待以上のものをつくっていただき、私たちにとっても新たなチャレンジになりました。
ドライブとともに楽しむインタラクティブなシステムの発展形として、プロジェクションマッピングだけではなく、例えば参加者が操作することで噴水や花火があがったり、プロポーズやバースデーを盛り上げるカスタマイズされた映像が流れるなど、他にはない体験の可能性が広がりますね。リゾート施設やテーマパーク、街中など、移動のある場所それぞれのさらなる魅力や個性を引き出すソリューションだと思います」

最終目的地のカヌチャステラ協会

「そういった他では実現できない「楽しさ」を核としたモビリティ体験を絶え間なく提供し続けるのがヤマハの使命だと小松本部長は続けます。

「ヤマハが培ってきた基礎技術、ハードだけではなくソフトウェアなどの新しいコア技術、そして人の可能性を最大限に引き出す『人間研究』を通じて、お客様への提供価値を向上させながら、豊かな暮らしへと繋げるチャレンジをし続けます」

「より多くのお客様に今回のようなサービスを届けていきたいです」

ヤマハは、今までにない体験価値を創造し、社会課題も楽しみながら解決するソリューションの実現を目指しています。

Green Slow Mobility travelogue

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