特長紹介：YZ250X(2023)

BLUE FOR THE POWER & GENTLENESS

高回転域は、パワフル。2ストロークエンジンならではの胸のすく加速感とともに、スピードという武器をもたらす。低中回転域は、ジェントル。ウッズ、ガレ場、マディ、ダートなどさまざまな路面で、扱いやすい特性に仕上げられている。熟成の進んだエンジンと軽量な車体まわり、そして専用セッティングが施されたサスペンションにより、クロスカントリーのあらゆるシチュエーションに対応する。

01専用チューニングでクロスカントリーに最適化

モトクロッサーYZ250のエンジンを、クロスカントリー向けに最適化。YPVSのバルブ全開回転数（オープン状態）を高回転域側に遅らせ、バルブ全閉～半閉状態を長くキープすることで高効率燃焼を促進。特に低中回転域でスロットル操作に対するレスポンスをマイルドにし、コントロール性を高めている。YPVSの作動特性変更に合わせ、キャブレターセッティングと3D・CDI点火マップも最適化。クロスカントリー走行に適したリニアなドライバビリティを実現している。

※: 写真はプロフェッショナルライダーによる海外のクローズドコースでの走行を撮影したものです。仕様が国内とは一部異なります。ライダーのヘルメット・ウェア類は国内では販売しておりません。走行の際はプロテクターを着用しています。

※: YPVS（ヤマハパワーバルブシステム）の技術解説動画です。

02モトクロッサーYZ250譲りのパワフルさ

軽量ピストン&ピストンピン、低フリクション設計クランクシャフト、カーボン製リードバルブ、チャンバーなどの性能パーツはモトクロッサーYZ250と同様。サイドカバー後方から直線的に外気を導入するダクトレイアウト「後方ストレート吸気」も継承し、高回転域での力強い伸び感を実現している。

03軽快な操縦性と旋回性をもたらすフレーム

実績があり、信頼性の高い軽量アルミ製セミダブルクレードルフレームを採用。適度なしなり感があり、操縦性の軽快感と旋回性の高さに寄与している。

04専用セッティングを施した前後サスペンション

前後ともKYB製を搭載。フロントは、減衰機構の背面バルブに微量のオイル流量にも対応するリーフスプリングを採用し、低速作動時にもリニアで優れた減衰力を発揮する。また、ダストシールで防ぎきれない泥をかき落とすため、ダストシールとオイルシールの間にスクレーパーを装備。オイルシールの保護性能を高めている。リアは、フロントに合わせて減衰特性を専用セッティング。バルブセッティングの変更と相まってよりしなやかな減衰特性とし、ピッチングを適度に抑えている。

※: 写真はプロフェッショナルライダーによる海外のクローズドコースでの走行を撮影したものです。仕様が国内とは一部異なります。ライダーのヘルメット・ウェア類は国内では販売しておりません。走行の際はプロテクターを着用しています。

05高い制動力と操作性を両立したブレーキ

フロントのピストンサイズはφ25.4mmとし、φ270mmのフロントディスクにより大面積のパッド接触面を実現している。また、ストローク量に余裕を持たせたブレーキレバーは、高いコントロール性と良好な操作感覚を発揮するよう最適化された。リアブレーキはφ240mmの小型ディスクを採用し、制動力を維持したまま軽量化。

06優れたトラクション性能を発揮するタイヤ

前後ともダンロップ製MX33を採用。コーナリング時のグリップ、トラクション、および安定性を実現している。さらにトラクション性能を十分に発揮できるよう選定されたフロント80/100-21、リヤ110/100-18のタイヤサイズを選択。ホイールリムは前後ともEXCEL製。軽量化と快適な操縦性をもたらしている。リアスプロケットは強度解析により、耐久性を高めつつ軽量な構造を備えた。