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55mph - GAOニシカワのイラストレーション・ガレージ

アメリカをテーマにした作品を数多く手掛けるGAOニシカワ氏が「ヤマハ・モーターサイクルのある風景」を描き下ろすイラストコラム。

Vol.2 MT-09 Tracer × サンライズ・サンセット・ツーリングラリー

旅の前夜、相棒にゼッケンを貼ると、否応なしに気分が高揚する。数時間後には、片道500キロ超のツーリング・イベントがスタートする。

冒険家の風間深志さんが主催する「サンライズ・サンセット・ツーリングラリー」(SSTR)は『太平洋岸で日の出を背にスタート。途中数カ所の道の駅かサービスエリア(SA)でスタンプをもらいながら、その日のうちに石川県の千里浜にゴール、水平線に沈む夕陽を参加者全員で拝む。使用するのはオートバイ、排気量制限なし、法令遵守』。そんな、壮大かつロマンチックな大人の冒険旅行だ。

5月30日土曜日。ヤマハMT-09のツーリングモデル、トレーサーに荷物を積んで早朝の東京湾へ。若洲海浜公園で日の出を迎え、仲間数人と高速道路主体でゴールを目指した。関越自動車道に入ると、他にもSSTRのゼッケンを貼ったバイクがちらほら、長野に入る頃には、同じ方角に向かうバイクのほとんどにゼッケンが!お互いに手を挙げたり、会釈したり、見知らぬ同士でも連帯感が生まれる。道中のほとんどが晴天、そしてトレーサーの長い足がもたらす良好な乗り心地と、小さいながら効果抜群のウインドシールドのおかげもあり、日の入り時刻の少し前に無事千里浜に到着した。数キロに及ぶ固くしまった砂浜は、ロードタイヤでも安全に走ることができた。ふとミラーを見ると浜沿いの無数のヘッドライトの列が美しい。風間さんから聞いていた「パリダカのゴールみたいな光景」とはこのことだったのだ。曇天で夕陽を見ることは叶わなかったが、地元の人たちに迎えられながらゴールゲートをくぐった瞬間の感動と達成感は、なかなかのものだった。

翌朝、青空が戻ってきた千里浜に行ってみた。気持ちいい風に吹かれながら、ここで別れる仲間たちと言葉を交わし、帰路に思いをはせる。今日もいいツーリングになりそうだ。

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GAO NISHIKAWA (ガオ・ニシカワ)

イラストレーター、オンザロードマガジン発行人・編集長。1963年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、メーカーでデザイナー、プランナーとして活躍。01年の独立後、バイクでのアメリカ大陸横断、ルート66走破などを経験。旅を通してアメリカをテーマにしたイラスト作品を数多く制作、各地で個展を開催。03年、乗り物好きのためのライフスタイル・フリーペーパー「オンザロードマガジン」を創刊。自ら企画・制作、表紙のイラストも毎号描きおろす。その他、雑誌やWEB、広告媒体をはじめ、アパレルなどのプロダクツにイラストやデザインを提供。現在もオンザロードマガジン発行の他、バイクやクルマなど、乗り物を得意とするイラストレーター、デザイナーとして東京目黒区を拠点に活動中。

主な活動・実績:
■ラジオ出演:J-wave「ハローワールド」/FMヨコハマ「ドライバーズミーティング」など
■個展・グループ展:六本木AXISギャラリー/銀座4丁目時コレクション/目黒区民ギャラリー/軽井沢ごんざ/アメリカラスベガ
スSEMA・AAPEX SHOWなど
■雑誌連載・掲載:Cal/ライトニング/MOTO NAVIなど
■イラスト・デザイン提供主な実績:稲妻フェスティバル・ポスター/PUFFY10周年記念Tシャツなど

Wheel Junkieに捧ぐライフスタイル誌
オンザロードマガジン

オンザロードマガジンは「車輪とともに生きる人のための元気の素」をテーマに、03年12月から季刊ペースで発行を続けているフリーペーパー。イラストレーター、デザイナーとして活躍、本誌表紙イラストも描きおろしているGAONISHIKAWAと仲間たちが、クルマ、モーターサイクル、自転車や食、ファッションなど、様々なカテゴリーの話題を取材、"Wheel Junkie"な読者に届けている。現在の発行部数は30,000部、全国1,000店舗以上の配布協力店で設置・配布中。
ウェブサイト www.orm-web.co.jp

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