機能・装備:MT-07 Y-AMT
Y-AMT
(YAMAHA AUTOMATED MANUAL TRANSMISSION)


01指先一つで、操作可能な新次元のライディング
走行状況や好みに応じて自由に選択できる2つのトランスミッションモードを選択可能。指先一つで直感的にシフトを操作できるMTモード(手動操作)は、リニアでダイレクトなシフトチェンジを実現。手元のシーソー式シフトレバーを押し引きすることで、簡単にシフトチェンジが可能。バイク本来のスポーツ性をフルに引き出しているような感覚を味わえる。モード変更は、右ハンドルのスイッチボックスに備えた切替ボタンで設定が可能。また、MTモードでも停車前に低速になると自動的に1速までシフトダウンして停車できる。ATモード(自動変速)は、オールラウンドな走行やスポーティな走行に適したセッティングが施されており、最適なシフトタイミングで変速し、快適な走行体験を提供する。また、路面や交通状況の変化に対し、ATモード走行中でも、直接手元のシーソー式シフトレバーを押し引きすることで任意のギヤを選択することができ、走行状況に応じて自動的にATモードに再び切り替わる。これにより、市街地走行から長距離ツーリングまで、幅広いシーンで軽快かつ効率的な走行が可能となる。
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- 走行モード切替画像はCG合成によるイメージです。
パワーユニット


02リニアなレスポンス特性の扱いやすいエンジン
ライダーのスロットル操作に対しリニアなトルクを創りだす“クロスプレーン・コンセプト”に基づいた、688cm3・水冷・直列2気筒・270度クランク・フューエルインジェクション搭載エンジン。最高出力54kW(73PS)/8,750r/min、最大トルク68N・m/6,500 r/minを発揮。力強さを追求したパワーやトルク値はもちろん、低速域でのリニアなレスポンス、粘り強いトルク特性を獲得することで卓越した扱いやすさ、コントロール感を実現。ギヤチェンジの必要がなく、アクセルのオン・オフで爽快な走りを楽しめる。無鉛レギュラーガソリン指定。
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- 画像はCG合成によるイメージです。

03トルクを操る悦びが味わえるサウンド
アコースティック・アンプリファイア・テクノロジーを採用し、CP2エンジンが発する不等間隔爆発特有の高音と低音が混じり合ったハーモニーを奏でる。スロットル開度とエンジン回転数の上昇がもたらすそのサウンドを、よりトルクフルに感じられるように吸気系をチューニング。エアクリーナーBOX、吸気ダクト、吸気ファンネル、吸気口カバーなどの形状やレイアウトを最適化し、燃料タンクカバーに設けられた4箇所の開口部から奏でるサウンドは、スロットル開度に連動し、リニアに、そして心地よく上昇していくトルク感とともに、ライダーの気持ちを昂らせる。
車体

04幅広い速度域で楽しめる新バックボーンフレーム
車両の安定性向上にも貢献する新設計のバックボーン型高張力鋼管フレームを採用。ヘッドパイプを除くほぼすべての部位で、パイプワークの形状や径、肉厚、そして板金に至るまで最適化が行われフレームの質量は2021年モデルMT-07と同等の約14.8kgに抑えた。倒立式フロントサスペンションの採用と合わせ、スタビリティ向上と軽快なハンドリングを実現する剛性バランスを最適化。スポーツモデルにふさわしいハンドリングとブレーキング時の安定感に貢献している。
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- ポジションランプ及びテールランプは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。また、クローズドスペースで撮影したものです。

05接地感や安定した走行に貢献する新型リアアーム
初代MT-07から受け継がれてきたリアアームは新たに設計。左右の非対称形状は維持しつつ、上面を削った形状などデザインを一新。フロントサスペンションとメインフレームの変更に対応するため剛性を調整。車両の接地感が高まり安定した走行に貢献する。
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- テールランプは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。また、クローズドスペースで撮影したものです。

06優れた応答性を可能にした倒立式フロントサスペンション
新たに41mm径インナーチューブの倒立式フロントサスペンションを採用。車体各部のアップデートを考慮し剛性を最適なバランスに調整。コーナリングやブレーキングの際にフロントの接地感が向上し、優れた応答性を実現することでよりスポーティな走行が楽しめる。
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- ポジションランプは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。また、クローズドスペースで撮影したものです。
07たわみを抑えより制動力が安定したブレーキキャリパー

フロントブレーキキャリパーは、ラジアルマウント方式を採用。取り付け剛性に優れ、キャリパーのたわみが抑えられ、優れたコントロール性を発揮する。

08セッティングが可能なリンク式リアサスペンション
リアにはリンク式のモノクロスサスペンションを採用。倒立式フロントサスペンションや車体の剛性、ディメンションに調和させ、バネ定数(スプリングの硬さ)を最適化。プリロードと伸び側減衰力を調整できる機構も装備し、ライダーの好みや走行状況に応じたセッティングを楽しむことができる。
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。仕様が国内モデルとは一部異なります。

09軽量化を支えるヤマハ独自のスピンフォージドホイール
鍛造ホイールに匹敵する強度と粘り強さのバランスが整ったヤマハ独自の鋳造技術が生み出したスピンフォージドホイールをMT-07として初採用。2021年モデルMT-07と比較してフロントは410g、リアは70g軽量化に貢献、それに伴い慣性モーメントは、4%の低減を実現。MT-07特有の俊敏なハンドリングを支える。
10軽量化に貢献するアルミダイキャスト製ハンドルクラウン
ハンドルクラウンは、ヤマハのビッグバイクとしては初となるアルミダイキャスト製法を採用。2021年モデルMT-07では、分割されていたクラウン部分とホルダー部分を一体化させることで1,160gから670gに軽量化。スピンフォージドホイールとともに車両全体の軽量化に貢献し、軽快な旋回性を支える。

11余裕あるライディングポジション
フレーム変更や電装部品の新設、外装の刷新に伴い、ライディングポジションをリセッティング。車体との一体感をさらに高めるため、ハンドル位置を手前かつ下方へ見直し、グリップ幅を拡張。また、新作フットペグを採用し、2021年MT-07に比べフットポイントを10mm下げ、ライディングポジションに余裕を持たせた。大柄なライダーでも快適にバイクにまたがることができ、体格を選ばない居住性や乗り降りのしやすさが向上している。

12フィット感が向上した燃料タンクと自由度の高いシート
13Lの容量は同等のまま燃料タンクとカバーのスリム化を実現。また、シートと接続するサイドカバーやステップ周りのデザインを滑らかな形状に改良。シートの最大幅やクッションの厚さを変更し足が下ろしやすく動かしやすい形状とし、ライダーの自由度を高めニーグリップのフィット感と一体感を向上させている。
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- ポジションランプは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。また、クローズドスペースで撮影したものです。
ディスプレイ


13大型で視認性に配慮したディスプレイ
視認性に配慮した5インチTFTディスプレイ。表示項目が見やすくハンドルスイッチの直感的な操作で切り替えが可能。速度や燃料計、平均燃費、水温計、気温計、シフト位置などの表示機能を搭載。各機能の情報操作やセレクトはハンドルスイッチの操作で行う。ディスプレイの表示テーマは①シンプルでオーソドックス、②情報量重視、③MTシリーズの世界観を反映したテーマ、④スロットルの動きを視覚化したテーマから選択が可能。また、ETCインジケーターの表示機能※も備えている。
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- 二輪車用ETC車載器アンテナ分離型JRM-21を装着し、車両に装備されているETCコネクターに接続すると、メーター内のETCインジケーター表示機能を使用できます。
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- 二輪車用ETC車載器は別売りアクセサリーとなります。
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
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- 気温計は走行状態によって車両温度の影響を受けるため、外気温と一致していない場合があります。

14幅広いシーンに対応する走行モード
ワインディングでのスポーツ走行ではエンジンレスポンスを高め、市街地や雨の日はエンジン出力を押さえるなど、様々な路面状況に合わせた走行が可能なYRC(Yamaha Ride Control)モード。ライダーの好みに合わせてエンジンの出力特性や各種電子デバイスの介入度をセレクトできる。Y-AMTのMT(手動変速)モードはプリセットされた2パターンの他、カスタマイズ枠を設ける。AT(自動変速)モードはD/D+の2パターンから選択が可能であり、MT-07のエンジンに合わせた専用セッティングが施されている。さらに迅速な加速を実現するためキックダウン機能を搭載している。
SPORT――エンジンレスポンスが高まりワインディングやサーキットに適したモード
STREET――幅広い環境と路面をカバーし、市街地に適したモード
CUSTOM――YRCセッティングによって、PWR/TCSの各種介入度などを好みで選択できる。
D ――市街地を含めたオールラウンドな走行に対応できるモード
D+――スポーティな走行が楽しめるモード
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。


15バイクライフが充実するY-Connect機能
スマートフォンにY-Connectをインストールし車両とペアリングすることでディスプレイに、電話着信やメール受信に加え、音楽、ボリューム操作、天気予報などのスマートフォン情報を表示。Y-Connectアプリをペアリングしたスマートフォン上では、オイル交換などメンテナンスのお知らせ、自車の最終駐車位置、車両エラー通知機能などを表示。スマートフォンの画面を「ダッシュボード」としても利用でき、メーター表示のほか、エンジン回転数/スロットル開度/加速度/エコ運転状況/瞬間燃費などの表示も可能となっている。バイクライフをより楽しいものにする「ライディングログ」も搭載。1ライディングサイクル毎に、そのログがY-Connect内に自動生成され、移動した軌跡をマップ上に記録。その間の周辺情報※も保存されます。
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- 周辺情報とは、日時/ 天候/気温/走行時間/平均速度/平均燃費/最高速度/燃料消費量/平均エンジン回転数/平均スロットル開度/エコポイント/走行距離/気圧などです。
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- イメージ画像はTMAX560です。

Garmin StreetCross・サポートセンター
ナビゲーションでお困りのお客様はこちら
メールアドレス:AOEM.Service@garmin.com
16快適な走行をサポートするナビゲーション機能
ナビゲーションアプリ(Garmin StreetCross)をスマートフォンにインストールしBluetoothで接続することでTFTディスプレイ上でナビゲーション機能が利用できる。目的地設定とルート選択は、スマートフォンで行い、設定後TFTディスプレイに表示されたマップの拡大・縮小はハンドルのスイッチ操作で行う。渋滞情報をリアルタイムで反映しており、迂回路表示や到着予想時刻、目的地周辺の天気や気温も表示。快適なツーリングをサポートする。
その他の装備

17直感的な操作にこだわった新設計のハンドルスイッチ
操作性向上のため、新設計の統合ハンドルスイッチを採用。ボタン形状、動作感にこだわり直感的な操作が可能。フレキシブルな基盤を組み込むことで多様な機能を集約。操作性、機能性を高めながら2021年モデルのハンドルスイッチと同程度の省スペースを実現。
18長距離走行時の疲労を軽減するクルーズコントロールシステム
3速以上・約40km/h~での走行時にセットできる。設定後の速度昇降はスイッチのワンプッシュ操作で1km/h毎、押し続けることで連続昇降も可能。ブレーキ、スロットルグリップ操作でキャンセルでき、レジューム機能も装備している。ATモード(自動変速)ではレジュームや速度調整時に最適なギアを自動で選択し、スムーズで快適なクルージングを実現する。
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
19新たな機能を追加し利便性を高めたフラッシャー
フラッシャーには従来からの方向指示機能とハザード時の点滅機能に加え、新しく以下の機能を搭載。
二段階フラッシャー機能:一段目(短押):3回点滅,二段目(長押):連続点滅
エマージェンシーストップシグナル:急ブレーキを検知した場合、前後のハザードを点滅させることによって、通常時には行わない緊急の減速状態にあることを周囲に知らせる機能
消し忘れ防止機能:フラッシャー点滅開始から15秒以上かつ150m走行すると自動キャンセル
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- フラッシャー及びポジションランプは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません