機能・装備:TRACER9 GT+ Y-AMT
Y-AMT
(YAMAHA AUTOMATED MANUAL TRANSMISSION)


01指先一つで、操作可能な新次元のライディング
ヤマハの先進技術が生み出したY-AMTは、走行状況や好みに応じて自由に選択できる2つのトランスミッションモードで構成。指先一つで直感的にシフトを操作できるMTモード(手動操作)は、リニアでダイレクトなシフトチェンジを実現。バイク本来のスポーツ性をフルに引き出しているような感覚を味わえる。モード変更は、ハンドルスイッチボックスに備えた切替ボタンで設定が可能。また、MTモードでも停車前に低速になると自動的に1速までシフトダウンをして停車できる。ATモード(自動変速)は、クラッチレバーとシフトペダルによるシフト操作を気にせず、最適なシフトタイミングを自動で変速し、滑らかな走行体験を提供する。また、路面や交通状況の変化に対し、ATモード走行中でも、直接手元のシーソー式シフトレバーを押し引きすることで任意のギヤを選択することができ、走行状況に応じて自動的にATモードに再び切り替わる。これにより、市街地走行から長距離ツーリングまで、幅広いシーンで軽快かつ効率的な走行が可能となる。
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。仕様が国内とは異なります。
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
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- Yamaha Motor Europeの動画にリンクします。
ACC(アダプティブクルーズコントロール)
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- ムービー内の車両は現行モデルではありません。
02目的地までの快適な走行をもたらすACC
車両前方の「ミリ波レーダー」で先行車の有無と、その車間を検知するACC(アダプティブクルーズコントロール)を搭載。先行車に追いつくと、先行車と一定の車間を保ち、設定速度を変えることなく追従走行が可能となる。従来のクルーズコントロールは、先行車との車間が詰まるとライダー自身の判断で減速をする必要があり、ブレーキ操作を行うとクルーズコントロールの機能は解除される。ACCは、ミリ波レーダーが状況に応じて定速巡航・減速・加速の制御を自動的に行い、走行中でも車間設定を4段階の中から選択・変更することが可能となっている。ACCを作動させている場合、定速走行中のギア選択の他、車速の増減によっても「Y-AMT」が自動的に変速を行う。一般的な四輪のオートマチック車と同様、追従走行中にシフトアップとダウン、もしくはその維持をシステムに託すことができる二輪車世界初※の制御となっている。両手両足の操作負荷を軽減することができ、利便性が向上。また、定速走行時は変速頻度を下げた専用のシフトプログラムを用意する一方、急減速時は素早いシフトダウンで減速感の向上を図るなど、落ち着いた快適な移動を実現する。
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- ヤマハ発動機販売調べ2025年3月現在
マトリクスLEDヘッドランプ

03交通状況を自動で判断し照射エリアを調整するマトリクスLEDヘッドランプ
複数のLo/Hiビーム用LEDと上部のカメラが連携し、周囲の交通状況を自動で判断。対向車や先行車を眩惑することを抑制するため照射エリアを自動で調整。ライダーの夜間走行の負担軽減/安全運転支援に貢献する。さらに、コーナリング時には車体の傾きに応じて配光パターンを自動調整し、旋回時の良好な視認性に寄与する。
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- ヘッドランプは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
パワーユニット
04トルクフルかつ操る楽しさを追求したCP3エンジン
軽快でトルクフルな操る楽しさを追求した888cm3・水冷・DOHC・直列3気筒・4バルブ・ダウンドラフト吸気・フューエルインジェクション搭載エンジン。78.0mm×62.0mmのボア・ストローク、11.5:1の圧縮比から優れたトルク・出力特性を発揮する。放熱性に優れるダイレクトメッキシリンダー、ロス馬力を低減するオフセットシリンダーなどを装備。インジェクターはスロットルバルブ側に取付け、噴射はバルブ傘裏方向とし、燃料霧化促進と吸気ポートへの燃料粒子付着量を抑えることで優れた燃焼効率を達成している。

05CP3エンジンの滑らかなトルク特性を効果的に引き出す電子制御スロットル
スロットルバルブの駆動には、YCC-T(電子制御スロットル)を採用。ライダーのアクセル操作を検知し、ECUが最適なスロットルバルブ開度を瞬時に演算し、モーターでバルブを作動させ、吸入空気量制御を行う。これにより、トルクフルなCP3エンジンの性能を効果的に引き出し、全域で滑らかなトルク特性を達成する。
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。交通法規・仕様が国内とは異なります。
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- アクセサリー(サイドケース、サイドケースサポートステー、サイドケースパネルセット)を装着しています。
06車両挙動のきめ細かな制御を支える「IMU」
6軸の「IMU」(Inertial Measurement Unit)を搭載。IMUの情報を受け取り車両側にフィードバックするECUには「バンク角も反映したTCS(トラクションコントロールシステム)」「旋回性をサポートするSCS(スライドコントロールシステム)」「前輪の浮き上がり傾向時にライダーを支援するLIF (リフトコントロールシステム) 」を搭載。加えて、車体がバンクしている途中の制動時の横滑りを検知しブレーキ圧力を制御するBC(ブレーキコントロール)も装備。個々の制御は相互に連動して運転操作を支援し、マシンのポテンシャルを効率よく引き出す。また各システムとも、介入レベル調整、及びON・OFF設定が可能となっている。
車体

07軽量で高剛性を実現するCFアルミダイキャスト製フレーム
ヤマハ独自の製法によるCF(コントロールド・フィリング)アルミダイキャストフレームを採用。従来の製法と比較し、肉厚の最も薄い部分では半分以下の厚みを実現。大幅な軽量化と一体成形による高剛性化を両立している。メインフレームは2023年モデルを踏襲しつつ、ヘッドパイプ後部のステーとリアサスペンション上部のクロスチューブを最適化。ステー部分の変更は操縦性と安定性に、クロスチューブ部分の変更は操縦性とリアサスペンションの作動性にそれぞれ貢献している。リヤフレームも長さを50mm延長し、ライダーとタンデムライダーの居住性を向上。パイプ径と補強部材を最適化し、約150gの軽量化を実現しながらも良好な操縦安定性を実現している。
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。仕様が国内とは異なります。
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- アクセサリー(サイドケース、サイドケースサポートステー、サイドケースパネルセット)を装着しています。

08シーンに応じて減衰力を自動で最適化する電子制御サスペンション
スポーツ性と乗り心地の両立を図るため、KYB社と共同開発による電子制御サスペンション「KADS®」を装備。IMU が検知した車体姿勢とその時の加速度、サスペンションのストロークスピード、ブレーキの液圧といった変化に応じて、減衰力を自動的に調整する。ドライ路面のスポーティな走りを主体にウエット路面にも対応できるスポーツモード(A-1)と、アスファルトの継ぎ目や、石畳など、荒れた路面での快適な乗り心地を狙ったコンフォートモード(A-2)の他、つながる機能を介してユーザーの好みに設定可能な「C1」と「C2」を設定している。
10減速時の車体挙動を穏やかにする前後アシストUBS
フロントブレーキを単独操作した場合、リアブレーキもHU(ハイドロニックユニット)に加圧して作動する前後アシストUBS(ユニファイドブレーキアシストシステム)を採用。IMUから得られた加速度や車体姿勢の変化も制御に反映させることによって、制動力の前後配分を調整。電子制御サスペンションとも連動し、減速時の車体挙動を穏やかにする。リアブレーキを単独操作した場合は、基本的にリアブレーキのみ作動するよう設定。ただし、ブレーキ入力の強さや車体姿勢を演算し、必要に応じてフロントブレーキもHUから加圧・作動する設定になっている。
11ライダーのブレーキ入力量をアシストするレーダー連携UBS
ミリ波レーダーが検知した前走車の情報と連携するレーダー連携UBS(ユニファイドブレーキアシストシステム)を採用。前走車との車間が一定のレベルを超えて接近、もしくは接近しそうになった場合、ライダーのブレーキ入力量をアシストしながら、前後配分を調整。より高い減速度を発生させると同時に、電子制御サスペンションとの連携も図ることによって過度なピッチングを抑え、車体の安定性に寄与しています。
12軽快なハンドリングに貢献する スピンフォージドホイール
鋳造で成形したホイールに圧力を加えて引き延ばす、ヤマハ独自のスピンフォージドホイールを採用。“鋳造ホイールでありながら鍛造ホイールに匹敵する強度と靭性のバランス”を持ち、軽快なハンドリングに貢献する。リアホイールのリム厚を変更し、剛性を最適化している。

13防風効果を高めた大型電動スクリーン
可動域100mmの無段階調整が可能な大型電動スクリーンを搭載。複数の折り目と反りを組み合わせた局面形状に加え、スクリーン下部には整流ブレードを装備することで高いウインドプロテクションを実現し、快適な走行を可能にしている。デザイン性に優れるブラッシュガードは、コンパクトでありながら防風に寄与している。
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。仕様が国内とは異なります。
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- アクセサリー(サイドケース、サイドケースサポートステー、サイドケースパネルセット)を装着しています。

14自由なライディングポジションに貢献する新作シート
前後方向への移動のしやすさと範囲拡大のためシート形状を変更。さらに、高密度クッション材を使用し快適性を確保。シート前部を2023年モデル比でスリム化することで、またぎ長(ステップアーチレングス)を短縮。乗り降りのしやすさなどの快適性と足つき性にも配慮している。また、2023年モデルからリヤフレームを50mm延長し、タンデムライダーの居住エリアを拡充。また、リアタンデムフートにラバーを装着し快適性を向上。さらに、フロントサスペンションブラケットなどの調整でハンドル切れ角を32°から35°に拡大。最小回転半径が3.1mから2.9mへ短縮し、車体の取り回しや旋回性に貢献している。ヒップポイントやハンドルバーの垂れ角・絞り角も最適化を図り、長距離走行や高速道路走行時の快適なライディングポジションを実現し、スポーツツアラーとしての快適性を高めている。
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。交通法規・仕様が国内とは異なります。
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- アクセサリー(サイドケース、サイドケースサポートステー、サイドケースパネルセット)を装着しています。
15優れた操縦性と快適性を両立する軽量な専用スポーツラジアルタイヤ
ブリヂストン社との共同開発による専用チューニングを施したスポーツラジアルタイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T32」を採用。フロントで約200g、リアで約300gの軽量化を達成し、2025年モデルTRACER9 GT+ Y-AMTの特性に合わせて内部構造を最適化することで、優れた操縦性と快適な乗り心地を両立している。
ディスプレイ

16視認性に配慮した”つながる機能”搭載の7インチフルカラーTFTディスプレイ
2023年モデル比で筐体をスリム化した視認性に配慮した7インチの高輝度TFTディスプレイを搭載。画面レイアウトは、「情報集約」、「スポーツ性重視」、「回転数をビジュアルに表現」の3つの走行テーマから選択でき、ライダーの好みや走行シーンに応じて切替可能。さらに、専用アプリ「Y-Connect」、「Garmin Motorize」をインストールしたスマートフォンとペアリングすることで、ナビゲーション、オーディオ、メールや電話の着信通知などを表示することが可能となる。また、ガソリンインジケーターの目盛りが細分化され、ガソリン残量を細かく表示することができる。
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。仕様が国内とは異なります。
17YRCセッティングや様々な車両情報を集約する「Y-Connect」
専用アプリ「Y-Connect(Yamaha Motorcycle Connect)」をインストールしたスマートフォンと車両をペアリングし、Y-ConnectからYRCモードのセッティングを操作可能。ディスプレイには、電話着信やメール受信に加え、オーディオ、ボリューム操作、周辺天気予報などのスマートフォン情報※1を表示。Y-Connectをペアリングしたスマートフォン上には、オイル交換などメンテナンスのお知らせ、自車の最終駐車位置、車両エラー通知機能などを表示可能。スマートフォンの画面を「ダッシュボード」としても利用でき、メーター表示のほか、エンジン回転数/スロットル開度/加速度/エコ運転状況/瞬間燃費などの表示も可能となっている。さらに、バイクライフをより楽しいものにする「ライディングログ」も搭載。そのログがY-Connect内に自動生成され、移動した軌跡をマップ上に記録。その間の周辺情報※2も保存される。
- ※1
- 通知設定はOSによって異なります。
- ※2
- 周辺情報とは、日時/ 天候/気温/走行時間/平均速度/平均燃費/最高速度/燃料消費量/平均エンジン回転数/平均スロットル開度/エコポイント/走行距離/気圧などです

18快適な走行をもたらすナビゲーション機能
スマートフォンに「Garmin Motorize」アプリをインストールして車両と有線接続することで、ディスプレイ内でナビゲーション機能を利用可能。目的地設定はスマートフォンでフリーワード・住所・電話番号から検索でき、ルート選択(最短・最速・混雑回避など)後の地図の拡大/縮小操作はハンドルスイッチで行うことが可能。リアルタイム渋滞情報、迂回路表示、到着予測時刻、目的地周辺の天候・気温情報などを反映して快適なツーリングをサポートする。
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
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- 画像は海外モデルです。仕様が国内とは異なります。

Garmin StreetCross・サポートセンター
ナビゲーションでお困りのお客様はこちら
メールアドレス:AOEM.Service@garmin.com

19好みや路面状況に合わせて快適な走行をもたらすYRCモード
ワインディングでのスポーツ走行ではエンジンレスポンスを高め、市街地や雨の日はエンジン出力を抑えるなど、さまざまな路面状況に合わせた走行が可能なYRC(Yamaha Ride Control)モード。ライダーの好みに合わせてエンジンの出力特性や各種電子デバイスの介入度をセレクトできる。MT(手動変速)モードはプリセットされた3パターンの他、カスタマイズ枠を2パターン設けている。AT(自動変速)モードはD/D+の2パターンから選択が可能となっている。
MT(手動変速)モード
・SPORT …エンジンレスポンスが高まりワインディングでのスポーツ走行に適したモード
・STREET …幅広い環境と路面をカバーし、市街地に適したモード
・RAIN …出力特性がマイルドになり、雨天など悪化した路面状況に適したモード
・CUSTOM1/2 …YRCセッティングによって、PWR/TCS/SCS/LIFの各種介入度などを好みで選択できる。
AM(自動変速)モード
・D/D+ …YRCセッティングによって、PWR/TCS/SCS/LIFの各種介入度などを好みで選択できる。
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- D/D+のPWRは2/3/4から設定可能。
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- ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
【YRCモードに紐づく各種制御で、カスタマイズ設定可能な項目】
・PWR(パワーデリバリーモード) 設定幅:1/2/3/4(スポーティ ↔ マイルド) スロットルレスポンスが変化。数字が小さくなると、よりスポーティに、大きくなるとマイルドな特性となっている。
・TCS(トラクションコントロールシステム) 設定幅:OFF/1/2/3(介入度小 ↔ 介入度大) 前後輪の車速差を検知し、リアタイヤの駆動力を効率よく引き出す。
・SCS(スライドコントロールシステム) 設定幅:OFF/1/2/3(介入度(補正)小 ↔ 介入度大) リアタイヤの横滑り情報を検知し、出力を補正する。
・LIF(リフトコントロールシステム) 設定幅:OFF/1/2/3(介入度小 ↔ 介入度大) 発進や加速時のフロントタイヤの浮き上がりを検知し、出力を補正する。
・EBM(エンジンブレーキマネージメント) 設定幅:1/2(エンジンブレーキ強 ↔ エンジンブレーキ弱) スロットルオフ時、もしくはシフトダウン時に生じるエンジンブレーキの強弱を調整する。
・BSR(バックスリップレギュレーター) 設定幅:ON/OFF 過剰なエンジンブレーキによって後輪のホイールロックが起こった際に、エンジントルクを制御し車両の挙動を穏やかにするシステムです。グリップの低い状況などスリッパ―クラッチが作動し難い場面でも効果を発揮する。
・SUS(電子制御サスペンション) 設定幅:A1/A2(C1/C2はアプリにてカスタムが可能) IMUが検知した車体姿勢とその時の加速度、サスペンションのストロークスピード、 ブレーキの油圧といった変化に応じて、減衰力を自動的に調整。
・A-1 スポーツ用オートマティックプリセットマップ。減衰力を強めに設定。
・A-2 コンフォート用オートマティックプリセットマップ。減衰力を弱めに設定。
20直感的に操作できる多機能ハンドルスイッチ
電子デバイスの多機能化にともない、操作のしやすさと情報のわかりやすさを優先した多機能ハンドルスイッチを採用。ボタン形状、動作感にこだわり直感的な切替と選択を可能にしている。
その他

21後方や死角の車両を検知しミラーに表示するBSD
ミリ波レーダーは車体前方だけでなく、後方へも搭載。後方から接近する車両や死角(ブラインドスポット)にある車両を検知し、ミラー内に表示するBSD(ブラインドスポットディテクション)機能※を新採用。後方レーダーは照射エリアを独自に最適化し、周囲の走行状況を可視化する。
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- あくまでも運転支援機能であり、ライダー自身が安全確認をすることを前提としています。
22先行車との衝突リスクを警告するFCW
車両前方のミリ波レーダーで先行車を検知し、衝突リスクが高まると2段階で警告する運転支援システムFCW(フォワードコリジョンワーニング)を採用。
Level.1:ディスプレイ表示
先行車と接近して衝突の可能性がある場合にディスプレイ表示で警告し、減速や回避を促す。
Level.2:ブレーキパルス
ディスプレイ表示だけではライダーの認知が遅れる可能性を考慮し、リアブレーキを瞬間的に加圧して危険を知らせる。
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- 衝突を回避するシステムではありません。

23ブレーキ操作をアシストし楽な坂道発進を可能にするVHC
当社国内モデルとして初採用となる坂道での停止・発進時にブレーキ操作をアシストする機能VHC(ビークルホールドコントロール)を搭載。ブレーキ圧を保持して停車時の挙動安定を図る。ADVANCEDモードでは車体姿勢から坂道を自動判定し、停車維持に必要なブレーキ入力を保持。MANUALモードではライダーが意図的にブレーキレバーを強く操作することで作動し、停車状態を維持できる。
ADVANCED : 坂道で車両停止に必要なだけブレーキを入力すれば作動
MANUAL : ある閾値以上にブレーキ入力すると作動
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- 画像は海外のクローズドスペースで撮影したものです。交通法規・仕様が国内とは異なります。
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- アクセサリー(サイドケース、サイドケースサポートステー、サイドケースパネルセット)を装着しています。

24タイヤ空気圧モニタリングシステムを標準装備
タイヤ内の空気圧を計測するTPMS®(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)標準装備。空気圧の数値をディスプレイ内に表示し、走行中も確認することができる。著しく低下した場合はディスプレイ内に警告表示を行い日常的なメンテナンスを促す。
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- 走行や気温の変化によりタイヤ温度が変化した場合は数値が変化し、指定空気圧から外れる場合があります。
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- TPMS®は太平洋工業株式会社の登録商標です。
25USB Type-A端子対応ソケット内蔵ボックス
スマートフォンなどの小物※が収納できるボックスをフロント右側に装備。ボックス内にはUSB Type-A端子対応ソケットを設置し、充電やナビゲーションなどの接続機能を行うことができる。ボタン操作ひとつでボックスの開閉が可能で、デザインと操作性が両立している。また、ディスプレイ下側にUSB Type-C端子対応ソケットを装備している。
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- 全てのスマートフォン格納を保証するものではありません。形状によっては、収納できない場合があります。
26新たな機能を追加し利便性を高めたフラッシャー
フラッシャーには方向指示機能とハザード時の点滅機能に加え、新しく以下の機能を搭載。
二段階フラッシャー機能:一段目(短押):3回点滅,二段目(長押):連続点滅
エマージェンシーストップシグナル:急ブレーキを検知した場合、前後のハザードを点滅させることによって、通常時には行わない緊急の減速状態にあることを周囲に知らせる機能
消し忘れ防止機能:フラッシャー点滅開始から15秒以上かつ150m走行すると自動キャンセル
27きめ細かい温度調整が可能なグリップウォーマー
寒冷時の快適性を高めるグリップウォーマーを装備。設定はディスプレイ内に表示されハンドルスイッチで全10段階の細かい温度調整が可能。走行中は選択した3段階の範囲で設定可能となっている。電熱線パターンを刷新し、グリップラバーは手の平と親指部分を厚く、その他を薄くすることで、耐摩耗と素早い温度上昇を両立。さらに、ヒートシートもオプション設定し、同様の温度調整機能(全10段階・走行中3段階)を備えている。

28低摩擦で耐摩耗性に優れるローメンテナンスチェーン
耐摩耗性に優れ、低摩擦のDLCコーティングを施したローラー部を持つDID社製(大同工業)の「ローメンテナンスチェーン」を採用。優れた耐久性とデザイン性に加え、チェーンの伸びを抑制し、摺動部の抵抗を軽減することで押し歩きの軽さも実現。
29街中の扱いやすさをヤマハバリアブルスピードリミッター
ライダーが設定した任意の速度を超過しないよう、エンジン出力を制限。速度調整をアシストし、スロットル操作の負担を軽減。システムの作動・調整・解除は、クルーズコントロールの操作スイッチを介して行うことが可能。また、スロットルを全閉方向へ押し込むことによっても解除することができる。
30ロック解除やエンジン始動をスマートに行うスマートキーシステム
キーをポケットなどに入れたままで操作が可能なスマートキーシステムを搭載。メインスイッチを押し回すだけで、エンジン始動とハンドルロックの解除が可能。さらに、燃料タンクキャップをキーレスで操作可能になっている。
313バッグ搭載を可能にするダンパー内蔵サイドケース用ステー
独自の防振技術を応用し、サイドケースの振動を減衰するダンパー内蔵取付け用ステーを装備。サイドケース搭載時の高速走行において、優れた直進安定性に寄与している。またダンパーのセッティングにより、旋回性も高次元で両立している。