のんびりYPJ 散歩(東京編)
東京タワーからスカイツリーへ、東京の新旧スポットを巡ってみた。
e-Bikeの魅力は寄り道にあり!?
東京の歴史を感じるサイクリングに出掛けてみた
東京タワーからスカイツリーへ、東京の新旧スポットを巡るルートをご紹介します。
歴史ある神社からスタート
スタートは目黒駅にほど近い大鳥神社から。社殿が造営されたのは大同元年(西暦806年)ですが、室町時代に記された最古の江戸図にも記載されていたという歴史ある神社なので、東京の歴史を巡る上ではぴったりの場所です。
急坂もe-Bikeならスイスイ
目黒川からJR目黒駅の方に登って行くルートには、都内屈指の勾配で有名な行人坂(ぎょうにんざか)という急坂が存在します。かなりの斜度が長く続きますが、e-Bikeなら汗だくで歩く人々を横目に、サドルに座ったままスイスイと上れてしまいます。
目黒駅を横目に通り過ぎてからは目黒通りを走ります。高いケイデンス(ペダルの回転数)に対応したe-Bikeは速度の維持もしやすく、幹線道路も走りやすいのですが、やはり交通量の少ない道のほうが快適で走りやすい。そういう道は幅が狭く、急坂が多かったりしますが、そういう道にこそ面白い出会いがあるものです。
そう考えて、幹線道路から外れて目の前に現れた坂を上ってみることに。こちらも普通の自転車なら、上ろうという気にならないでしょうが、e-Bikeだとこういう寄り道をどんどんしてみたいと思わせてくれます。
三田方面へ、趣のある商店街を進みます
三田方面に下って行くと国道1号線に出て、最初の目的地である東京タワーも見えますが、ここでも裏道を探します。直感を頼りに走っていたら、慶応仲通り商店街という細い路地が続く、趣のある商店街に出ました。
芝公園から増上寺、東京タワーへ
芝公園から増上寺の前を通り、東京タワーを目指します。東京タワーに向けては、どの方向からも結構な坂道を上る必要がありますが、脚への負担は最小限に抑えられます。1958年に建てられ、現在はTV放送などの電波塔としての役割は終えたとはいえ、東京のシンボルとしての存在感を放ち続けています。
日比谷公園へ寄り道
続いて目指すは新しい東京のシンボルであるスカイツリー。とはいえ、急ぐ旅ではないので細かいルートは特に決めず、気の向くままに走ります。すると、日比谷公園に差し掛かったので、少し休憩することにしました。
銀座を抜け月島へ
緑の中で少し休んだら、再び東京の街へ。銀座の辺りを抜けたら勝どき橋を渡り、歴史あるウォーターフロント月島に寄ってみます。勝どき橋はご存知の人も多いでしょうが、現存する数少ない可動橋(跳ね上げ式)。1940年に月島周辺で開催が予定されていた日本万国博覧会へのアクセス路として掛けられ、日本の技術力を誇示するために作られました。
もんじゃストリート周辺へ、昭和の時代にタイムスリップ
もんじゃ焼きでも有名な月島は、明治時代に元からあった佃島、石川島を拡張するかたちで埋め立てられた地区。「もんじゃストリート」と呼ばれる通りには、70軒以上のもんじゃ焼き屋が軒を連ねています。少し裏道に入ると、昭和の時代にタイムスリップしたような景色を見ることができます。
佃島で名物の佃煮をお土産に
佃島の名物となっている佃煮で有名な歴史を感じさせるたたずまいの天安(てんやす)本店に立ち寄りました。
天安本店
東京都中央区佃1-3-14
スカイツリー周辺で昼食
佃島から隅田川にかかる中央大橋を渡ると、第2の目的地であるスカイツリーがきれいに見えるように。ここまで、だいぶ寄り道してきたので、お腹も空いてきました。スカイツリーの辺りでお昼を食べることにします。
Builders
東京都港区虎ノ門二丁目6番3号 虎ノ門ヒルズステーションタワー地下2階
浅草方面、かっぱ橋道具街へ
お腹が膨れたところで、今度は浅草方面に向かってみることに。仲見世通り周辺の混雑を避けてかっぱ橋道具街の方に足を伸ばしてみました。ユニークな名前の由来には諸説あり、水はけの悪かったこの地の掘割工事を隅田川のかっぱたちが手伝ったという説も。
浅煎りコーヒーの専門店で休憩
そろそろ帰路につこうかと秋葉原方面に向かって南下して行くと、LUCENT COFFEEという素敵なコーヒースタンドを見つけたのでアイスコーヒーをいただきます。ゆったりとしたペースで景色を楽しめるe-Bikeだからこそ、こうした偶然の出会いを楽しむことができますね。
LUCENT COFFEE
東京都台東区寿1-17-12 レモンビル1F
5街道の起点、日本橋
最後に立ち寄っておきたかったのが日本橋。ここは江戸幕府が東海道だけでなく、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道の5街道の起点として定めた場所です。東京の歴史スポットを巡るうえでは、訪れておきたかったポイント。
このあと、目黒まで帰ってきて、総走行距離は約35km。気付けばけっこうな距離を走っていましたが、いい運動をしたなという心地よい疲労感でした。次の日も筋肉痛などはなく、e-Bikeの効果を実感しました。アシストがあって”ラク”というだけでなく、走っている間はずっと”楽しい”と感じられたのが一番のポイント。アシストのない自転車では、坂道のあるルートをこれだけの距離走るのは不安がある人も少なくないでしょうし、普通の電動アシスト自転車では”ラク”ではあっても、この距離を”楽しく”走ることはできなかったでしょう。
サイクリングの途中でも走ってみたい道や、寄ってみたい場所があったら躊躇なく寄り道できるのが、e-Bikeの大きなメリットの一つ。たとえ、行き止まりかもしれない道でも、積極的に入っていってみようという気持ちにさせてくれます。発進時のアシストがパワフルなので、止まることが嫌ではなくなるのもポイントで、気になるお店などに出会ったら、迷わず立ち寄ることができました。寄り道をしながら、多くの出会いをe-Bikeライドで体験してみてはいかがでしょうか。
相棒