[製品例紹介]歩道橋用超軽量床版:FRPサンドイッチ床版
歩道橋の新設、修繕、歩道の拡幅を行う際に、既設の主桁や下部工の補強を最適化でき、腐食にも強い超軽量のFRP床版を開発しました。

軽くて! 強い! 工場生産で安定品質!
高耐久な〈FRPサンドイッチ床版〉
軽量で高耐久のFRPサンドイッチ床版は、さまざまな用途への対応検討ができます。



FRP製床版の実用例 海外では歩道橋や道路橋の床版として採用実績があります。


画像提供:3A Composites ※写真は弊社製品の施工事例ではありません。
FRPサンドイッチ床版の特徴



強度・性能
曲げ載荷試験の結果、開発したFRPサンドイッチ床版は歩道橋床版として必要な強度の15倍を超える強度をもつことが確認されています。

既存橋への重量負荷低減
FRPサンドイッチ床版は、ガラス繊維強化プラスチックでコア材を包み込んだ構造で、超軽量です。製品例として紹介している床版は、超軽量木材として有名なバルサ材をコア材として使用しています。
呼称 | 適用床版支間 | 床版厚 | 重量 |
---|---|---|---|
短支間タイプ | 〜1500mm | 59mm | 約27kg/m2 |
長支間タイプ | 1500〜2500mm | 92mm | 約37kg/m2 |
腐食に強く高耐久。ライフサイクルコスト削減
ヤマハ発動機は1974年にプール製造を開始して以来、FRPを使い続けているFRPプールのパイオニアです。サンドイッチ床版も耐久性の良いFRPで表層を覆っているため、コア材への浸水劣化がなく、高耐久です。
プール本体部にかかるライフサイクルコスト例
工期短縮、工場製造で安定品質
工場で品質管理がされた環境で製造しますので、品質も通年で安定します。約5x2(m)の床版は製品重量が小さく、現場への搬入性、施工性が良好です。
-
1.型準備・離形剤塗布 -
2.ゲルコート吹付け -
3.コア材セット -
4.樹脂の充填 -
5.脱型(離形) -
6.加工 -
7.仕上げ
各種実験と開発体制
カーボンニュートラルにも貢献
コア材として木材を利用することにより、炭素貯蔵、材料代替効果、化石燃料代替効果を合わせて、CO2削減効果が見込めます。また木材をFRPでカバーできているため、長寿命であり、ライフサイクルコストも低減できます。
その他
耐火GC仕様(UL94相当品)NETIS登録、特許出願中。
開発体制
橋梁建設会社として100年の歴史を誇る横河ブリッジと、FRPプールメーカーとして国内No.1のヤマハ発動機が共同で開発しました。
また今之浦公園歩道橋(静岡県磐田市)に使用するバルサコア材はスイスの3Aコンポジット社 の供給によるものです。
お問合せをお待ちしております
大きな物も、小さな物も。表立って活躍する物も、縁の下の力持ちも。FRPにまつわることなら、あらゆるご相談をお受けいたします。高品質な製品造りで幅広い業種のお客さまのニーズにお応えすることをモットーに、企画、設計、型製作、施工、品質保証、メンテナンスと、FRP製造の上流から下流に至るすべての段階に対応可能な一貫体制を確立しています。少量・多品種生産、試作品生産、短納期のご依頼など、どんなことでもお問い合わせください。長年にわたりFRP製造のノウハウを蓄積してきた私たちが、お客さまと一丸となって課題解決に取り組みます。
ヤマハ発動機株式会社
FRP事業推進部 事業開発グループ
受付時間9:00~12:00、13:00~17:00 月~金曜日
(祝日、弊社所定の休日等を除く)
FRP素材について、お気軽にお問合せください。
先頭へ