ライディングの基礎テクニック
基礎的なテクニックをご紹介しています。
水深60cm以上の場所でエンジンを始動
浅瀬でエンジンを始動すると、吸水口から小石や砂を吸い込んで故障の原因となってしまいます。始動は水深60cm以上で海藻や小石のない場所を選びましょう。
またエンジンを始動する前には、艇体を上下左右に揺すって吸水口に入った砂や泥、小石を落とします。
またエンジンを始動する前には、艇体を上下左右に揺すって吸水口に入った砂や泥、小石を落とします。
水上での乗船は後から
水上バイク(水上オートバイ)に乗るときは、後方から乗船するのが最もバランスをとりやすく容易です。
桟橋では、横から乗り込めるモデルでも、水上では、同乗者も含めて後方から乗り込むようにしましょう。
エンジンの始動・停止
エンジン始動
- 手順1
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緊急エンジン停止コード(ランヤード)を手首に取り付けた後、緊急エンジン停止スイッチにロックプレートを取り付けます。
- ロックプレート
- 緊急エンジン停止スイッチ
- 緊急エンジン停止コード(ランヤード)
- 手順2
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スロットルレバーを放した状態で、エンジン始動スイッチ(緑色ボタン)を押して、エンジンを始動します。
エンジン停止
- 手順1
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スロットルレバーを放し、エンジン停止スイッチ(赤色ボタン)を押してエンジンを停止します。
- 手順2
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水上バイク(水上オートバイ)から離れるときは、不意のエンジン始動や子供等が操作することを防止するために、ロックプレートを緊急エンジン停止スイッチから取り外してください。
水上バイク(水上オートバイ)の旋回
旋回はスロットルとハンドル操作を併用して行ないます。
ジェットインテークから取り入れられた水がジェットポンプのインペラで加圧されます。加圧された水がジェットノズルから放出されることにより推進力を生み出し、水上バイク(水上オートバイ)を動かし、旋回させます。エンジン回転数が高いほど、より大きな推進力が生じます。
旋回半径は、ステアリングハンドルの切れ角度だけでなく、ジェット推進力の強弱によっても変化します。
転覆したときには
水上バイク(水上オートバイ)が転覆した場合は、すみやかに引き起こします。
- 水上バイク(水上オートバイ)を引き起こすときは:
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- 緊急エンジン停止スイッチからロックプレートを取り外します。
- 水上バイク(水上オートバイ)の後方まで泳ぎ、左手でライドプレートを掴み、右手または足をガンネルに掛けて押し下げながら時計回りに回転させます。転覆した水上バイク(水上オートバイ)の左舷が上に傾いている場合は、最初にガンネルに体重をかけて水上バイク(水上オートバイ)の左舷が下になるようにしてから時計回りに回転させてください。
- エンジンを始動してプレーニング速度で航走を開始し、エンジンルーム内のビルジを排水します。
- 【ご注意】
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誤った引き起こしをすると、負傷や故障の原因となるおそれがあります。
- エンジンを停止させる。
- ジェットインテーク(吸水口)には手を掛けない。
- 水上バイク(水上オートバイ)の下敷きにならないように注意して引き起こす。
- 水上バイク(水上オートバイ)を反時計回りで引き起さないでください。水がエンジン内に浸入し、故障の原因となります。※4st 2017年モデル以降は反時計回りでも可
- エンジン再始動後1分間は、エンジン回転数を最高回転数まで上げないでください。溜まっているビルジが飛び散ってエンジン内に浸入し、故障の原因となります。
転倒時、深い場所での乗船
- 水上バイク(水上オートバイ)の後方から、片手でリボーディングステップを降ろし、押さえます。
- 片足を乗せ、もう片方の手でリボーディンググリップを掴みます。
- ボーディングプラットフォームに身体を引き上げてハンドグリップを握り、シートに移動して跨ります。
- 緊急エンジン停止コード(ランヤード)を手首に取り付けた後、緊急エンジン停止スイッチにロックプレートを取り付けます。
- 両手でハンドルバーを握り、両足をフットウェルフロアに乗せます。