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海が大好きな二人のボート&フィッシングトーク 永井花奈 × 小野瀬みらい

海とボートが大好きなプロゴルファー永井花奈さんと小野瀬みらいさんが海の上でフィッシングトークをしました。

世界でいちばん広い海という“コース”で過ごす、
プロゴルファー・永井花奈さんの休日。

海とボート、そして釣りが大好き、というプロゴルファーの永井花奈さん。1年のうち、3月から11月にかけてはツアーでほとんど休みのない日々を過ごす永井選手の、オフシーズンの何よりの楽しみが“海の上で過ごす休日”。
ボートフィッシングとゴルフの“二刀流”を目指し、一級ボート免許を取得したばかりの永井さんを、シースタイルのエバンジェリスト、女優/タレントの小野瀬みらいさんがボートにお迎えしました。

小野瀬

はじめまして。ようこそ海へ。きょうは、プロゴルファー・永井さんのボートへの憧れや、いま楽しんでいらっしゃる釣りのこと、ゴルフのお話しも織り交ぜて、いろいろとお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

永井

よろしくお願いします!

小野瀬

さっそくですけど、永井さんは昨年、ボート免許を取得したんですよね?免許を取ろうとしたきっかけは何だったんですか?

永井

家族ぐるみでお付き合いしている知り合いの方が、東京と神奈川の海にそれぞれボートを置いていて、ときどき釣りに連れて行ってもらっていたんです。そのうちの大きい方のボートに水上オートバイが載せてあって、最初はそれに乗ってみたくなって“水上オートバイ”の免許(特殊小型船舶操縦士)をとるつもりだったんです。

小野瀬

そうなんですか。でも結局、ボートの免許にしたんですよね? 何級ですか?

永井

一級です。周りのみんなから“どうせなら一級とっちゃえば?”と勧められたので、思い切って一級にしました。ちょうどコロナ禍で試合も減っていたこともあって、普段はできないこと、何かゴルフ以外のことにチャレンジしてみたくなって挑戦しました。

小野瀬

すごーい! わたしは二級です。一級にしようかなと迷ったんですけど、ほら、海図? チャートワークとか難しそうで、とりあえず二級に逃げました(笑)。

永井

あれですね。たしかに難しかったかも(笑)。私にとっては知らなかったこと、見たことも触ったことも無いものばかりの世界で、新しく覚えることがとても多くて、たいへんでしたけど、とても刺激になりました。その後で、水上オートバイの免許もしっかりとりましたよ(笑)。
ところで小野瀬さんのこと、なんて呼んだらいいでしょう?

小野瀬

あ、何でもいいです。みんなからはよく「おのせ〜っ!」って感じで呼ばれることが多いです。ほかには「みらい」とか「みらいちゃん」とか。

永井

「おのせ〜っ!」は無理です(笑)。うん「みらいちゃん」かな。みらいちゃん……。

小野瀬

釣りはどんな釣りをしてきたの?特に好きな釣りはある?

永井

そうですねえ。いままではマダイとかアマダイとか。カツオやワラサとか。いろいろ釣らせてもらいました。美味しい魚を釣るのが好きです。そうでなくても、みんなといっしょに海にいてなにか釣れれば、なんでも楽しいですよね。

小野瀬

そうそう。そんなときは食べられない小さいクサフグしか釣れなくても「なあんだ、フグかー」って感じでそれはそれで楽しかったりします。釣った魚のお料理はするの?

永井

料理は好きな方なんですけど、わたしは魚を三枚に下ろせないんですよ。たまに父や母がやろうとすると、たまにヒレで指を怪我して痛そうにしているので、イヤだなと。わたしは手を出さないようにしてます(笑)。

小野瀬

ゴルフに使う大切な手ですからね。

永井

それもあります。最近は自宅の一階に入っている居酒屋さんに釣った魚を持って行って、一部を差し上げる代わりにさばいてもらったりしてます。みらいちゃんは料理はするんですか?

小野瀬

自慢ですけど、わたしはちゃんと3枚に下ろせますよ。でも、その後はいたしませんっ!(笑)。いまも実家住まいで両親が一緒なので、料理は母にお願いしてます。
で、これまで釣った魚のなかで、大きい魚ってどんな魚、釣れました?

永井

いちどイシダイが釣れたことがあって、そのときはみんなに「いいサイズだね」って褒められました。海に出たけどぜんぜん釣れなくて、お昼になって上がろうということになって、“餌つけちゃったからこれだけやらせて”といって仕掛けを海に落としたら釣れたんです。

小野瀬

インスタで拝見しました。たしかにすごいイシダイです。あと、そういう釣れ方する人って、何か”持ってる”んですよ。美味しかったでしょ?

永井

はい。すごく美味しかった。いちどで食べ切れなくて何日かかけて食べました。自然に“寝かせた”状態になって(笑)、後からますます美味しくなっていくんです。

小野瀬

ほかには印象に残った魚あります?

永井

わたしが釣ったわけじゃないんですけど、カジキが釣れたのを目の当たりにして、そのときは感動しました。

小野瀬

それはすごい。カジキはチームで釣るスタイルだから、同じフネに乗っていれば「釣った」っていうことでいいんですよ。
やはり永井さん、“持って”ますねえ。釣りの神様に愛されてるんですよ(笑)。
釣りで何か目標って持ってますか?

永井

目標ですか。あまり考えたことないですね。いまは本当に何か釣れれば何でも楽しいです。そういうみらいちゃんはどうなんですか?

小野瀬

今年は念願だった30キロのキハダマグロを釣りました! 達成感ありました!なので、次は40キロのキハダを目指します!そうやってサイズにこだわっていくのも楽しいですよ。

永井

キハダマグロですか。すごい!

小野瀬

操船はどうですか?海の上でボートを走らせるのは楽しいですよね?

永井

まだ馴れないですけど、楽しいですよね。広い海に出ていると、行動範囲がとても広がったことを実感します。いつかは自分でフネを出して、好きなところに自由に行って、釣りをして、そんな風に海に出られたらいいなと思っています。釣りは好きだし、釣れたらとても楽しい気分ですけど、釣れなくても知った仲間たちとボートで海に出ているだけで楽しいです。

永井「海の上でカップ麺を食べてるとき、幸せ感じます」小野瀬「それ、わかる!なぜかとっても美味しいんです」

小野瀬

ところで永井さんはいつからゴルフを始めたんですか?

永井

小学校1年ときにはゴルフはじめてました。ゴルフが好きな父にすすめられて、家の前の道路を挟んだ向こう側がゴルフの練習場だったので、毎日そこに通って練習していました。父はわたしをプロゴルファーにしたかったみたいで、知らないうちに、気づいたらプロになってましたね。

小野瀬

お父さんはツアーにも同行されているんですよね。釣りの写真をみてもご一緒しているようで、とても仲が良さそうに見えます。喧嘩したりはしないんですか?

永井

よく喧嘩しますね。ゴルフのことより、日常の些細なことで喧嘩になります。なんていうか、いつも人の話を聞いてないんですよ(笑)。すぐに後から言った、言わない、って話になります。釣りは父も好きです。いまは免許を取ろうと考えているみたいです。

小野瀬

プロゴルファーとして忙しいと思うんですけど、ゴルフと釣りって何か結びつくことってあるんでしょうか?

永井

ゴルフのシーズンは3月から11月までで、その間、ほぼ全週が試合で埋まります。火曜日には会場に入り、木曜日から日曜日にかけて試合。月曜日は体を休めることに徹しないと、1シーズンがもちません。いまのところ趣味に充てられる時間は冬のオフシーズンにほぼ限られます。それでも釣り好きのゴルファーってけっこういて、たとえば琵琶湖の近くのコースで試合があるときなんかは、無理矢理時間作ってバス釣りに行ってる選手がいます。海では静岡なんかで試合があるときに釣りに行ったりしてるみたいです。

小野瀬

永井さんは行かないの?

永井

さっきお話しした方がときどきシーズン中の時間ができたときに誘ってくれますけど、余裕はあまりなかったです。プロになって5年が過ぎましたけど、2021年は一番成績が出せなかった年でした。振り返ってみると、この1年間はつらかった。だからこそ、気分転換、というかオンとオフの切り替えは大事だなとは思っています。

小野瀬

メンタルと大いに関係がある?

永井

そうなんですね。プロの選手は上手くて当たり前のようなところがあって、ベストスコアを比べると、みんなほとんど同じなんです。それでも試合で差が出るのは技術以外の部分、つまりメンタルなんですよね。ゴルフという競技は1試合に4日間もかかり、他の競技に比べて時間がとても長いんです。集中力を保ち続けて、それをずっと続けていたらメンタルが持ちません。オフは大切なんだとつくづく思っています。ゴルファーの中には釣りが好きという選手はけっこういますけど、その反面、趣味がないという選手も多いんですよ。特にルーキーの時は本当に余裕がない。そして、その状態で、たとえば10年やり続けようとしたら無理だと感じています。私ももう少し、オンとオフのメリハリをつけて好きな釣りにもっとたくさん行きたいです。

小野瀬

やはり山より海がいい?

永井

わたし、何か事故に遭った経験があるとか、そういうわけではないんですけど、小さい頃は漠然と「海ってこわいな」と思っていたんです。学生時代も海より山にいることの方が多かったかもしれません。でも誘われて、実際に体験してみると海ってすごく楽しい。それに実は虫が苦手で(笑)。山はもういいです。

小野瀬

わたしも虫は苦手です。このまえ初めてキャンプでテントに寝たんですけど、テントに虫が当たる音がすると、もう寝られません。キャンプ場のコイン式のシャワールームにゲジゲジがいたりして。もうダメです。こちらは裸で無防備だというのに!釣り餌は大丈夫なんですよね。

永井

釣りで使う餌の虫は大丈夫。触れます。ゴルフのプレー中でもコースに出てきたミミズはよく手で払ってどけてますから。言われてみれば、羽根がある飛んでる虫がだめなようです(笑)。

小野瀬

では、定番の質問ですけど、永井さんにとって「海」とは、そして「釣り」をひと言で表すと?

永井

うーん。難しいですね。よくテレビなんかでしている質問ですね。あれ、答えられる人ってすごいです。なんだろう。

小野瀬

では質問を変えますね。海にいて、最も幸せを感じる瞬間ってどんなときですか?

永井

どうですかねえ。そうだなあ、サカナがかかった瞬間、ですかね。そうそう、海の上でカップ麺を食べるとき。あれって、なぜかいつもよりすごく美味しいんですよ。幸せ感じてます。

小野瀬

それ、わかるー。なぜかいつもより美味しいんですよね。では最後に永井さんの夢を教えて下さい。

永井

夢というか。いま、家族で水辺に家を建てる計画を立てているんです。その家の側に自分のボート置いて、時間があるときには自由に海に出て行けたらいいなあと思っています。

小野瀬

雨も上がって、海も少しないできたみたいだから、そろそろフネを出してみましょうか。

永井

永井 はーい。いきましょう!

Profile

永井 花奈(ながい かな)

正確な技術とバランスに優れ、ゲームづくりに評価が高いプロゴルファー。6歳からゴルフを始め、小学生時代から全国大会に出場。中学3年時には『ロレックスジュニアゴルフチャンピオンシップ』で優勝。2014年の高校2年時にはレギュラーツアー7試合に出場し、3回のトップ10入り。『日本女子オープン』では優勝争いに絡み、自己最高の3位でローアマ(アマチュアでのトップ)を獲得した。2016年に1位でプロテストを通過。2017年に『樋口久子 三菱電機レディス』でツアー初勝利を果たした。2019年よりヤマハ(ゴルフ)と用具契約。

小野瀬みらい(おのせ みらい)

釣りの情報番組の仕事をきっかけに、日々、プライベートでも釣りにハマり続けるタレント/女優。ヤマハのレンタルボートシステム「シースタイル」のレポーター&イメージガールとしても活躍中。学生時代はソフトボール部に所属し、心と体を鍛え抜いた。2021年は、目標であった30kgのキハダマグロをついに釣り上げた。目下、目標を40kgにサイズアップ。新たな年のキハダシーズンを待ち望む。

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