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機能・装備:XSR900 GP

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パワーユニット

トルクフルかつ自分で操れる楽しさを追求したエンジン

01トルクフルかつ自分で操れる楽しさを追求したエンジン

トルクフルな888cm3・水冷・DOHC・直列3気筒・フューエルインジェクションを搭載したエンジン。大きな駆動力を自在に操るために、「軽量・スリム・コンパクト」にこだわり抜いた。ピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフト、クランクケースなど、主要パーツのほとんどを専用設計している。また、燃焼室はコンパクトにすることで、素早い燃焼で高いトルク性能を発揮している。この燃焼改善により、燃費改善も合わせて実現している。

画像はイメージです。実際の車両とは一部異なる可能性があります。
車体姿勢を推定しライダーの運転集中力をサポート

02車体姿勢を推定しライダーの運転集中力をサポート

高機能・6軸の「IMU」(Inertial Measurement Unit)を搭載。IMUの情報を受け取り車両側にフィードバックするECUには、3種の制御システム「バンク角も反映したTCS (トラクションコントロールシステム) 」「旋回性をサポートするSCS(スライドコントロールシステム)」「前輪の浮き上がり傾向時にライダーを支援するLIF(リフトコントロールシステム)」を搭載。加えて、車体がバンクしている途中の横滑りを検知しブレーキ圧力を制御するBC(ブレーキコントロール)も装備している。個々の制御は相互に連動し、ライダーが運転操作に集中できるよう支援、マシンのポテンシャルを効率よく引き出す。また各システムとも、介入レベル調整、及びON・OFF設定を一括して紐づける制御メニューのYRC(Yamaha Ride Control)モードを搭載している。

テールパイプ

03ライダーの高揚感を高める“サウンドデザイン”

テールパイプは左右シンメトリー排気で、左右から音圧を感じることにより、トルク感ある排気音を実現。エキゾーストパイプは、気筒別に曲がり具合や長さが異なるステンレス製で、優れた脈動効果を達成。これらの排気系はマス集中化に貢献するのみならず、低速での心地よい低周波音を奏でる。

画像はイメージです。実際の車両とは一部異なる可能性があります。
テールパイプ

04高トルクエンジンに対応した扱いやすいクラッチ

軽い力でクラッチ操作ができ、選択ギアと走行速度が合わないときでも、車体挙動を穏やかにしてくれるアシスト&スリッパー®(A&S®)クラッチを搭載。運転時の疲労を軽減し、快適な乗り心地に繋げる。

「A&S」「アシスト&スリッパー」は株式会社エフ・シー・シーの登録商標です。

車体

メインフレーム

05軽快なハンドリングと扱いやすさに貢献する車体

メインフレームは、最新のCF(コントロールド・フィリング)アルミダイキャスト技術を用いて、もっとも薄い部分の肉厚は1.7mmを実現。同時に直進安定性と操縦性を両立させるために、縦・横・捩り剛性のバランスを最適化した。適切なライディングポジションによるフロント荷重の増加に対応するため車体全体の剛性をチューニングした。2022年モデルXSR900のフレームの一部を設計変更。ヘッドパイプの左右を連結し、板金の板厚調整や連結部分の太さを変更。エンジンを吊るす板金も厚みを持たせ、フレームとスイングアームを結ぶピボットの締結剛性も最適化。リアフレームもパイプの一部の板厚を変更。これら板金と締結部分の調整を中心にねじり剛性を強化しコーナリング中の安定感向上を図っている。

画像は一部合成によるイメージです。
ホイール

06快適なコーナリングをサポート

ホイールには、ヤマハ独自の”SPINFORGED WHEEL“(スピンフォージドホイール)技術を採用し、軽量化と高次元な操縦性に大きく貢献。

画像はイメージです。実際の車両とは一部仕様が異なる可能性があります。
ステムシャフト

07ステムシャフトのアルミ化で、軽量化と剛性の最適化を実現

ステアリングステムの主な構造は2022年モデルXSR900と同一としながらもフロント荷重増大に対応するためハンドリングをリセッティング。ステムシャフトは、材質をアルミに変更しトップと下部のキャップも廃止した。アルミ化により軽快かつ操縦性の安定感をもたらし、剛性の最適化と軽量化も実現。また、ステムシャフトの下部キャップの着脱の手間なく、フロントレーシングスタンドの使用が可能となっている。

ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
快適性も考え抜いたライディングポジション

08快適性も考え抜いたライディングポジション

セパレートハンドルを採用しながらも過度の前傾姿勢にならぬよう垂れ角や絞り角を調整し、シート形状とヒップポジションを合わせて最適化。ステップの高さや前後位置のバランスも図った。これらのセッティングにより、レーシーな雰囲気でありながらも週末のツーリングや日常での街乗りなどで楽しめる快適性を確保。ステップ形状やシート形状の最適化により身体の一部分に負担をかけることなく高速道路を走り目的地のセカンダリーロードを気持ちよく走ることができる。

ブレーキレバー
クラッチレバー

09操作性にすぐれスポーティな走りを支えるブレーキレバーに加え
クラッチレバーにもアジャスター機構を装備

フロントブレーキのマスターシリンダーのピストンにはレバーと同方向に動くラジアルマスターシリンダーを搭載。ライダーの入力を直線的にブレーキ油圧に伝えることが可能となりリニアなコントロール性をもたらす。クラッチレバーには、ライダーの好みや手の大きさに対応するアジャスター機構を追加。形やタッチ、質感にもこだわっている。

サスペンション
サスペンション

10軽快な走行をサポートするサスペンション

フロント・リアのサスペンションは、XSR900 GPに専用開発したKYB製サスペンションを搭載。プリロード・圧縮・伸びが調整可能なフルアジャスタブルで、高荷重に対応するセッティングを施している。圧縮側減衰が高速・低速の2系統で独立したセッティングが可能となり、2022年モデルXSR900比で調整段階は低速側はフロントで11段から18段に。伸びも11段から26段と幅が広がった。リアはプリロードアジャスターをカム式7段からリモートコントローラー付きの油圧ダイアル式24段に変更。また、新たに圧縮の調整が可能となった。調整用のツールはすべてシート下に収納している。

サスペンション
ディスプレイ

11大型で見やすいディスプレイ

視認性に配慮した5インチTFTディスプレイ。表示項目が見やすくハンドルスイッチの直感的な操作で切り替えが可能。速度や燃料計、平均燃費、水温計、気温計、シフト位置などの表示機能を搭載。各機能の情報操作やセレクトはハンドルスイッチの操作で行う。またシンプルでオーソドックス、情報量重視、XSR900 GP専用のテーマやスロットルの動きを視覚化したテーマから選択が可能。また、ETCインジケーターの表示機能※1も備えている。

※1
二輪車用ETC車載器アンテナ分離型JRM-21を装着し、車両に装備されているETCコネクターに接続すると、メーター内のETCインジケーター表示機能を使用できます。
二輪車用ETC車載器は別売りアクセサリーとなります。
ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。

12幅広いシーンに対応する走行モード

ワインディングやサーキットではエンジンレスポンスを高め、市街地や雨の日はエンジン出力を押さえるなど、様々な路面状況に合わせた走行が可能なYRC (Yamaha Ride Control)モード。ライダーの好みに合わせてエンジンの出力特性や各種電子デバイスの介入度をセレクトできる。プリセットされた3パターンの他、カスタマイズ枠を2パターン設ける。

SPORT――エンジンレスポンスが高まりワインディングやサーキットに適したモード
STREET――幅広い環境と路面をカバーし、市街地走行に適したモード
RAIN――出力特性がマイルドになり、雨天など悪化した路面状況に適したモード
CUSTOM 1/2 YRCセッティングによって、各種デバイスの介入度を好みで選択できる。

ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。

13Y-ConnectからYRCセッティングを操作可能

非乗車時でもスマホでセッティングの作り込みができ、YRCモードごとに最大40パターンの保存ができる。例えば、サーキット走行の際に路面コンディション、タイヤなどの違いによってあらかじめ予測したセッティングデータを作成しておき、実際の走行時に変更・調整が素早くできる。スマホからの画像転送も可能で、その中のお気に入りの画像をTFTメーターに表示することが可能。またナビアプリ(Garmin StreetCross)をスマホにインストールしBluetoothで接続することでTFTメーター上でナビゲーション機能が利用できる。目的地設定とルート選択は、スマホで行い、設定後TFTメーターに表示されたマップの拡大・縮小はハンドルのスイッチ操作で行う。同ナビアプリは渋滞情報をリアルタイムで反映しており、迂回路表示や到着予想時刻、目的地周辺の天気や気温も表示。ツーリングをサポートする。

ディスプレイは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。
ハンドルスイッチ
ハンドルスイッチ

14直感的な操作にこだわったハンドルスイッチ

操作性向上のため、新設計の統合ハンドルスイッチを採用。ボタン形状、動作感は直感的な操作しやすさにこだわった。フレキシブルな基盤を組み込むことで多様な機能を集約。

その他装備類

15よりスムーズな走行を実現するクイックシフター

シフトアップ、シフトダウン時のシフトペダルの動きをシフトロッドにあるセンサーが検知すると、ECU演算により出力を補正。ギアにかかるトルクを瞬間的にキャンセルし、スムーズなシフト操作をサポートする。加速時のシフトダウン、減速時のシフトアップにも対応している。

16防振と密着性を高めるフットペグ専用ラバー

フットペグは専用の外側が上がったラバーを装着しホールドしやすさに配慮。ラバーには振動軽減の役割を持たせることで、長時間走行の快適性にも貢献している。

17新たな機能を追加し利便性を高めたフラッシャー

フラッシャーには従来からの方向指示機能とハザード時の点滅機能に加え、新しく以下の装備を搭載。

二段階フラッシャー機能:一段目(短押):3回点滅,二段目(長押):連続点滅

エマージェンシー機能:急ブレーキを検知した場合、フラッシャーを点滅させることによって、通常時には行わない緊急の減速状態にあることを知らせる機能

消し忘れ防止機能:フラッシャー点滅開始から15秒以上かつ150m走行すると自動キャンセルする機能

18長距離走行時の疲労を軽減するクルーズコントロールシステム

3速以上・約40km/h~での走行時にセットできる。設定後の速度昇降はスイッチのワンプッシュ操作で1km/h毎、押し続けることで連続昇降も可能。ブレーキ操作、クラッチ操作、スロットルグリップ操作でキャンセルでき、レジューム機能も装備している。

19ライダーの意に沿ったアクセル操作感を実現

スロットルケーブルを廃した APSG(Accelerator Position Sensor Grip)を装備したYCC-T(電子制御スロットル)を搭載。スッキリとした見た目とライダーの意に沿ったアクセル操作感を実現している。

20充電に利用できるUSBタイプCソケットを配置

Type-CのUSBソケットは、当時のGPマシンのコクピット周りのイメージを損なわないようにメーター右下のパネルコンソールの中に設置。

USBソケットはエンジンがかかっている状態でお使いください。また、接続する機器や充電用アダプターの仕様等によっては、充電・使用できない場合があります。

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